よく血液浄化という言葉を耳にしますが、それには血液中の脂質が下がる、コレステロール値が下がる、血小板凝集を抑制する、カルシウム括抗作用などにより血液の流れがよくなる、などという意味が含まれています。
このように考えると、血液浄化のうまくいかない状態こそ動脈硬化だともいえそうです。確かにその初期の段階においては血管内における血小板凝集が深く関係しているといわれています。
また、血液中には過酸化脂質が増加しやすく、血管の内皮細胞が傷ついて動脈硬化を進展させてしまうともいわれています。
それから多くの臨床データを通して、動脈硬化症と血圧の間には一定の関係があって、高血圧状態が持続すると動脈硬化も進展することがわかっています。したがって、うまく血圧を調節できれば動脈硬化の進展を防ぐことができると考えられています。
ウコンは老化防止の強い味方
このような点からウコンの働きを考えてみると、ウコンには脂肪代謝をよくし、コレステロール値を下げ、血小板凝集を抑制し、カルシウム括抗作用によって血圧を抑える作用もあります。
驚くことにこれらの働きはどれをとっても動脈硬化の予防に必要なものばかりです。もし、これらが総合的に作用すれば、動脈硬化の予防のためにウコンはとても効果的な働きをすることになります。
「人は血管とともに老いる」といわれるほど、血管の老化は健康維持のために放っておけない問題です。そこで血管の老化を防止しょうと思ったら、まず動脈硬化に注意しなければなりません。その意味で、ウコンは老化防止にも、とても強い味方になってくれそうです。このことは、現代の中国医学において、ウコンが狭心症や脳血栓など心臓や血管系の病気、つまり循環器系の病気に効果があるとされている事実とも一致します。
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