マグネシウムといわれてもあまりピンとこない人が多いかもしれませんが、ミネラルのなかでいちばん多く体のなかに存在するといわれるカルシウムは、マグネシウムとのバランスがよくないと、さまざまな成人病の原因を生み出してしまいます。
というのは、マグネシウムがカルシウムの働きを円滑にするのに欠かせない働きをしているからです。したがって、カルシウムをとるときには、マグネシウムをたくさん含んでいる食品とうまく組み合わせてとることがとても重要なのです。
そこで、マグネシウムをたくさん含んでいて割合と手軽に手に入るものとしては、小えびとか、いわし、干しだら、グレープフルーツ、きゅうり、バナナなどがあります。
カルシウムをとるときには、これらを利用して、例えばバナナとグレープフルーツを利用したサラダやきゅうりのごまあえなどを工夫してみるとよいでしょう。
ところで、マグネシウムは体のなかのミネラルとしては7番目に多い成分で、成人では約25g存在しています。
そのうちの約60%は骨に含まれていて、カルシウムやリンと同じく骨がマグネシウムの主な貯蔵庫になっています。
ただし、カルシウムが骨の成分として欠かせないのに対して、マグネシウムは骨と骨をつないで円滑に動かす軟骨組織の成分として大切です。
カルシウムが筋肉の収縮に関与していることは前述したとおりですが、マグネシウムも同じような働きをしていると考えられています。その他にも、神経の情報伝達やさまざまな酵素の働きを助ける仕事もしているようです。では、どれだけとればいいかというと、マグネシウムとカルシウムを、2対1ぐらいの比率でとるのが効果的です。
もしカルシウムとマグネシウムをバランスよく含んでいる食品があれば、これほど都合のよいことはありません。その点、成分表を見れば一目瞭然ですが、ウコンにはカルシウムと同時にマグネシウムがたっぷり含まれています。
ですから、ウコンを利用すれば、クルクミンや精油成分による健康増進効果作用があるだけでなく、カルシウムとマグネシウムをバランスよく補ってくれます。この点でもクコンはとても貴重な薬草なのです。
ミネラル成分について | ウコンの効能・効果
https://turmeric-guide.net/archives/354
食べる=生きる(カルシウムとマグネシウムのバランス)
https://rumor-info.com/food-12.html
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