リンがカルシウムと一緒に骨や歯を作っています。実際にはリンはカルシウムと結合することによってリン酸カルシウムとなり、骨や歯などを構成しています。したがって、カルシウムだけをとっていたとしても、リンが不足していればカルシウムは本来の役目を有効に果たすことはできないのです。
カルシウムとリンの割合は1:1が理想
その他にも、リンは核酸のDNAを構成する成分としてもなくてはならない存在です。また、リンの1日の摂取量の目標としては成人男子で600mgでカルシウムとほぼ同じで、ヵルシウムとリンの摂取量の割合については1 対1が理想だとされています。したがって、もしどちらか一方が過剰に摂取されるとカルシウムやリンの代謝に支障が生じてきます。
リンは多くの食品に豊富に含まれていますし、体内にも広く存在していますからリンそのものが不足するという状況はあまり考えられません。それよりもカルシウムとリンのバランスが問題なのです。
例えば、市販の清涼飲料水に含まれている甘味料には多くの場合、カルシウムがほとんど含まれていないのにリンが多量に含まれています。
こうしてカルシウムが不足しているのにリンを過剰にとりますと、「過ぎたるは及ばざるがごとし」の諺のように体内のカルシウムがリンと結合して体外に排泄されてしまい、結果としてますますカルシウム不足になってしまいます。
その意味で清涼飲料水を飲みすぎるのは、健康上あまり好ましくありません。繰り返しますが、カルシウムとリンは両者をバランスよくとることが大切なのです。その点ウコンの場合は、カルシウムとリンがバランスよく含まれているので安心して利用することができます。
ウコンでカルシウムは足りるか? | ウコンの効能・効果
https://turmeric-guide.net/archives/350
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