糖度で選ぶ! 赤い さつまいも の人気品種ランキング【焼き芋におすすめ】

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糖度で選ぶ! 赤い さつまいも の人気品種ランキング【焼き芋におすすめ】を紹介します。これから寒い日が増え、焼き芋におすすめの赤い さつまいも について紹介します。

一般的に「赤いさつまいも」と呼ばれる品種には、皮が赤紫色をしているものが多く、焼き芋におすすめで糖度が高い人気品種がいくつか挙げられます。

赤い さつまいも の人気品種ランキング

赤い さつまいも の人気品種ランキング
赤い さつまいも の人気品種ランキング

まいも の人気品種ランキング

秋の味覚として欠かせないさつまいも。特に皮が鮮やかな赤色(または赤紫色)の品種には、加熱することで驚くほど甘さが増し、とろけるような食感になるものが多く、焼き芋に最適です。 ねっとり系で蜜があふれる品種から、昔ながらのホクホク系まで、人気の高い品種を糖度の高さに注目してランキング形式でご紹介します。自宅で最高の焼き芋を楽しむために、あなた好みの「赤い宝石」を見つけてみましょう!

1位:紅はるか(べにはるか)

  • 糖度・甘さ:加熱後の糖度が約50度以上にもなる、現在最も甘い品種の一つ。生の状態でも約30度という高い糖度を持ち、「他の品種よりもはるかに優れている」という意味が名前に込められている。
  • 食感:非常にねっとりとしており、焼き芋にするとまるでスイーツのような濃厚な甘さと滑らかな舌触りが楽しめる。冷めても美味しい品種として人気が高い。

2位:安納芋(あんのういも)

  • 糖度・甘さ:加熱すると糖度が約40度に達し、コクのある強い甘みが特徴。切っただけで蜜が滲み出るほどの濃厚さを誇る。
  • 食感:ねっとりとしており、水分が多くクリーミーな口あたり。加熱すると果肉が鮮やかなオレンジ色になり、見た目にも食欲をそそる。

3位:紅あずま(べにあずま)

  • 糖度・甘さ:糖度は約14度で、ねっとり系に比べると控えめだが、しっかりとした甘さがある。昔ながらの素朴で上品な風味が魅力。
  • 食感:ホクホクとした食感の代表格で、栗のような風味も楽しめる。ねっとり系が苦手な人や、昔ながらの焼き芋を好む人におすすめ。

その他のおすすめ品種

  • 鳴門金時(なるときんとき):皮が美しい赤色で、ホクホクとした食感と上品な甘みが特徴。甘すぎないため、料理にも使いやすい万能品種。
  • 紅まさり(べにまさり):紅はるかよりもさらに甘くなるとも言われる品種で、しっとりとした食感と、焼き芋にした時にあふれ出るほどの強い甘さが魅力。

焼き芋をより美味しく作る方法

焼き芋をより美味しく作るための重要なポイントは、デンプンを糖に変えることと、水分を適度に保つことです。 ご家庭でできる主な調理法と、それぞれの美味しくするコツを紹介します。

1. 低温で長時間じっくり加熱する(オーブン・鍋・魚焼きグリル)

さつまいものデンプンが糖に変わるには、中心温度が約70℃前後の温度帯を時間をかけて通過することが重要です。

  • 推奨温度と時間:一般的に、160℃~170℃程度の低温に設定し、1時間半から2時間ほどかけてじっくり焼くのが理想的(品種や大きさによって調整)。
  • 包み方(水分保持のコツ):
    • さつまいもをよく洗い、水気をつけたままアルミホイルでしっかり包む。
    • さらに、濡らした厚手のキッチンペーパーで包んでからアルミホイルで巻くと、水分が保たれ、ねっとりとした食感に仕上がりやすくなる。
  • 鍋を使う場合:厚手の鍋にアルミホイルに包んだ芋を入れ、蓋をして弱火にかけ、2時間程度放置する方法もおすすめ。

2. 事前処理で甘さを引き出す裏技

  • 塩水に浸ける:焼く前にさつまいもを薄い塩水(舐めてほんのりしょっぱい程度)に30分ほど浸けることで、焼き上がりの甘みが増す。

3. 電子レンジを活用する時短テクニック

電子レンジだけでも甘い焼き芋に近づけることができる。

  • 低温加熱を再現:600Wなどの高出力で一気に加熱せず、200W程度の低い出力で10分以上かけてゆっくり加熱することで、デンプンが糖に変わる温度帯を通過させ、甘みを引き出す。

4. 美味しさを閉じ込める「追い焼き(蒸らし)」

  • 加熱後の放置:焼き上がり直前で火を止めず、オーブンなら電源を切って庫内でそのまま数十分放置し、余熱でさらに甘みを凝縮させる。これにより、ホクホクまたはねっとりとした食感がより豊かになる。

5. 冷やして楽しむ

  • 冷やし焼き芋:焼き上がったさつまいもを冷蔵庫で冷やすと、ねっとりとした食感が際立ち、まるで和菓子のような味わいになる。

最も重要なのは、焦らず、低い温度でじっくりと時間をかけること。品種によって最適な焼き加減が異なるため、数回試して自宅のオーブンや調理器具に合ったベストな方法を見つけてみよう。

おいしいさつまいの選び方

美味しいさつまいもを選ぶための主なポイントは、形、重さ、皮の状態、そして甘さのサインの4つです。

1. 形と重さ

  • ふっくらとした形:細長すぎるものやいびつな形よりも、レモン型や紡錘形(真ん中が太く両端が細い)で、ふっくらと丸みを帯びたものが理想。栄養がしっかり詰まっており、筋が少ない傾向がある。
  • ずっしりとした重み:同じ大きさなら、持ったときにずっしりと重みを感じるものを選ぶ。水分量が多く、身がしっかり詰まっている証拠。

2. 皮の状態(見た目)

  • 色とツヤ:皮の色が均一でムラがなく、鮮やかでツヤがあるものが良質。しっかり育ち、適切に貯蔵されていた証拠。
  • 表面の凹凸:ヒゲ根の跡(くぼみ)が浅く、表面がなめらかなものが理想。くぼみが深いものや太く硬いヒゲ根が多いものは、筋っぽかったり味が落ちていることがある。
  • 傷や変色:皮が黒く変色していたり傷があるものは、中が傷んでいる可能性があるため避ける。

3. 甘さを見極めるサイン(蜜の跡)

特に甘い品種(紅はるかや安納芋など)では、甘さを判断できるサインがある。

  • 切り口の黒い跡:さつまいもの両端の切り口に黒っぽい蜜が染み出て固まった跡があるものは、糖度が高い証拠。この黒い跡は、さつまいも特有の成分「ヤラピン」が酸化したものであり、病気ではないので心配はいらない。

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