目の老化を予防する食事とは

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40代になると暗いところで小さな字を読むのが難しくなります。これはごくごく自然なことで、老眼または老人性遠視と呼ばれています。この目の老化は、実は20から25歳くらいではじまっているのですが、気づくのは40から45五歳になってからです。

老眼になるのは自然なことなので防ぎようがないのですが、それと視力の悪化は別の事柄ことがらだとして、カリフォルニア、キャンベルのピーター・ロス博士はこういっています。

「老眼になるのは防げませんが、視力の悪化は防げます。そのために必要なのは目の小さな血管に対する栄養の供給です。毛細血管の健康維持に必要な栄養素を最大限に摂取することですね。血行をよくするための運動です。運動は目をふくめて、末端の器官にまで酸素を送りこませることになります」だから、定期的に運動している人は視力がよいのです。しかし、運動をがめると視力が落ちると博士はいう。「栄養に気を配るのはいやだし、運動をするのもいやだという人がいますね。そういう人がわれわれのところにもよくやってきます。

運動にも栄養にも興味がないんだよ、眼鏡をかけてりやいいんじゃないですか、といった調子です」老眼の人にも白内障の人にも博士がすすめるのは同じ食事で、それは目のレンズの機能を最善に保つように組み立てられたものです。

本質的にはこれは食事からある種のものをとり除くというプログラムです。ある種のものとは、コーヒー、カフェインをふくんでいる食品、砂糖、精製された炭水化物、食品添加物、ジャンク・フードなどです。

すべてこれらは目のレンズのおかれた生化学的環境を悪くします。それがレンズの組織を悪くする原因となり、結果としてレンズが厚くなり老化に拍車がかかります。

特にすすめているのは、精製していない穀類と、生の野菜をもっと多く食べることです。加熱した料理は野菜のもつ栄養素をこわしてしまいますからね。

それから脂肪の摂取もひかえるようにすすめています。血液中の脂肪が少なくなれば、細い血管にまで血液がよく循環するようになって、栄養素が行きわたるようになります。

目の老化を予防するうえでとくに重要な栄養素は、ビタミンC とB2で、これを欠乏させるわけにはいきません。ビタミン秩B2はビタミンのなかでは比較的水に溶けにくく、熱や酸に強い性質があります。そのため通常の調理の過程ではこわれないのですが、野菜を多量の水で長時間ゆでたり、重曹を使ったりした場合には、失われてしまいます。群を抜いたB2源となるのはレバーで、それについで、ミルク、うなぎ、たらこ、卵、チーズなどが、とくに多くこのビタミンをふくんでいます。

目の負担を軽減してくれる、リフレのブルーベリー&ルティン(シジミブルーベリー&ルティンの使用感、口コミ)

目の毛細血管の血流を改善

高齢化社会の進行と、スマホやパソコンなどの普及によって、現代の日本人は、目の病気や不快な症状に悩まされる人がふえています。老眼、緑内障、白内障、飛蚊症、涙日、かすみ日、眼精疲労、視力低下などです。

そんな人たちに、私がお勧めしている目の特効飲料が「梅干し番茶」です。梅干し番茶は、ほぐした梅干しに、番茶を注いで飲むという、日本古来の健康法です。これを飲んでいる方から、さまざまな目の病気や症状に効いたという多数の報告をいただいています。

現代人特有の治りにくい症状には、東洋医学やマクロビオティックなどを積極的に取り入れると改善するケースが多数あります。

東洋医学から見ると、老眼をはじめとする老化に伴う目の病気は、「肝」の機能の低下が原因と考えられています。東洋医学における肝は、西洋医学の肝臓と全く同じではありません。肝は、肝臓の解毒作用に加え、一種の生命エネルギーです。気の流れを通じて、全身を調節する機能まで持つとされているのです。そのため、肝の障害は全身に影響します。

特に、肝は目と密接な関係があります。肝の機能が弱ったとき、いちばんに影響を受けるのが目なのです。

中高年のくたびれてしまった肝臓には豆腐の栄養成分が必要

肝の機能は、老化だけでなく、冷えや過労、ストレスなどによっても衰えます。

例えば、年を取ると目が疲れやすくなり、老眼が進行し、近くのものが見えにくくなります。若い人でも、スマホやパソコンで目にストレスを抱えると、視界がぼやけたり、目が乾いてきたりします。これは、肝がエネルギーを巡らせることができなくなった結果、目が栄養失調を起こしているのです。

つまり、肝の機能を補うものをとれば、目の症状の改善につながると考えられます。

梅干し番茶で使う梅干しは、す塩だけで漬けた酸っぱいものがお勧めです。酸味は、肝を補う代表的な成分だからです。番茶を使うことにも、意味があります。番茶は、緑茶などに比べ、体を温める作用が強いのです。西洋医学的にいうと、梅干しにはクエン酸が豊富に含まれています。

クエン酸はエネルギーの代謝を促し、目の疲労回復に役立ちます。そのう え、血液をキレイにし、目の毛細血管の血流をよくするのです。また、番茶に含まれるタンニンには、優れた抗菌・解毒作用があります。それが肝臓を保護し、休めることにつながります。

緑内障による目の失明から回避

私は、緑内障で眼圧が上がり困っていました。緑内障は、視神経に障害が起こり、視野が狭くなる病気で、悪化すると失明する危険性があります。発症には、ストレスによる自律神経の乱れが関係しているといわれています。

私は、仕事で強いストレスにさらされ続けたため、自律神経のバランスが乱れ、肝の機能が低下していました。寝る前にパソコンなどを使用しているため、寝る時間が遅くなり、睡眠時問も不足していました。そこで、生活習慣の改善を促すとともに、梅干し番茶などの日の養生法を勧めました。

すると、徐々に眼圧が下がってきたのです。一時は、失明するのではないかと心配されていましたが、その危険がなくなり、喜んでいます。なお、23時から2時は肝が疲労を回復する時問帯です。この間は、できるだけ睡眠に当てるようにすることが大切です。

入眠3時間後に成長ホルモンの分泌がピークになる

梅干し番茶の作り方

材料

  • 梅干し(中1個)
  • 番茶(150~200ml)
  • 生姜の絞り汁(2~3滴)
  • 醤油(小さじ1杯)

作り方

  1. 梅干しの種を取り除きはしで梅肉をつぶす。
  2. しょうゆを入れ、熱い番茶を注ぎ、生姜の絞り汁を加えよくかき混ぜて飲む。

継続的に飲む場合は、4~5日飲んだら1日休むというペースにします。毎日飲み続けると、体が慣れてしまい、効果が落ちてくるからです。梅干しや醤油の塩分については、遺伝的に血圧が高い人を除き、それほど気にする必要はないと思います。

気になるかたは、減塩の梅干しやしょうゆを使用してください。梅干し番茶は、目だけでなく、老化や冷えに伴う、全身の症状にもよく効きます。頭痛、肩こり、胃痛、耳鳴り、めまい、貧血、慢性疲労などの人は、飲んでみるといいでしょう。

普段からパソコンや運転などで目を酷使している方は、 眼筋の凝りをほぐす『番茶湿布』のやり方 も効果的です。

梅の効果はこちら。

黄斑変性症の予防、治療には赤ワイン

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黄斑変性症の滲出型は特に進行が早い

緑内障や白内障とともに、日本人に増えている目の大病のひとつに、黄斑変性症(加齢黄斑変性症) があります。

黄斑変性症とは、目の網膜(カメラのフィルムの役割をする組織) の中心にある「黄斑」と呼ばれる部分に異常が起こる病気です。詳しくはこちら。
黄斑変性症の具体的な症状としては、初期の場合、視野の中心部がぼやけたり黒ずんで見えたり、あるいはまつすぐな物がゆがんで見えたりします。たいていは、片眼だけに起こるので、ごく初期ならほとんどの人がこうした症状に気がつかないでしょう。

黄斑変性症が悪化していくと、視力が急速に低下していくぼかりか、全体的に物がぼやけるようになったり、視界の中心部がすっぽりと欠けてしまったりして、最悪の場合は失明にいたります。

こうした黄斑変性症には、大きく分けて2つのタイプがありいしゆくます。1つは「萎縮型」といい、黄斑に老廃物などが蓄積し、組織が徐々に萎縮していくタイプです。有効な治療法はありませんが、症状の進行はゆるやかで、急激な視力低下が起こらず、あまり問題視されていません。

怖いのは、もう1つの「滲出型」です。滲出型は、黄斑に血液などの液体がもれ出して起こるタイプです。滲出型は、網膜は、脈絡膜という膜に覆われていますが、その脈絡膜の中を通る血管から、老化などの影響で新しい血管(新生血管)が生まれ、それが網膜へと伸びていくことが、滲出型発症のきっかけになります。

この新生血管は、にわか作りの血管なので、血管壁が非常にもろく、すぐに破れて出血したり、血管内の水分がもれ出したりします。すると、もれ出した血液などの液体が、網膜と脈絡膜の間にたまり、ひいては網膜が眼球の内側に押し上げられて、ゆがんだ状態になってしまうのです。

この滲出型が問題視されるのは、萎縮型と比べて非常に進行が早いからです。視力低下に移行してしまうと、早い人なら数ヶ月、遅い人でも2年という短い間に症状が急速に進みます。ちなみに、萎縮型から滲出型に移行する場合もあります。

レスベラトロールで新生血管が消滅

さて、こうした黄斑変性症を撃退するには、一体どうすればいいでしょうか。一般的には、血管の老化を招く高脂肪・高たんばく食や喫煙を控えることが重要だとされます。もちろん、これらを守ることは必要ですが、それとともに赤ワインの摂取がおすすめです。

というのも、赤ワインに含まれるレスベラトロールに黄斑変性症の滲出型を撃退するすごい効果が発見されたからです。

レスベラトロールとは、赤ワインに多く含まれているポリフェノール(植物の色素成分) の一種で、ブドウ果皮から見つかりました。このレスベラトロールの研究が重ねられた結果、抗酸化力(老化を防ぐ力) が実に強いことがわかり、心臓病やガン、認知症(ボケ) を退けるのに効果があるとわかっています。

そうしたレスベラトロールが、黄斑変性症の滲出型に効くと米国病理学会誌で発表されました。実験用のネズミの網膜にレーザーを当て、新生血管を生じさせました。その後、ネズミにレスベラトロールを投与したところ、新生血管の消滅したことがわかったのです。

ネズミの実験とはい、え、新生血管を防ぐのにもすでにできしまった新生血管を消失させるのにも効果があり、しかもレスベラトロールは患者さんからいやがられる注射ではなく、ロから投与できるという点で、今後、黄斑変性症などの治療に役立つのではないか、と述べています。

確かに、動物実験なので人間の黄斑変性症に対して必ず効くとは断言できません。しかし、黄斑変性症の予防や治療のためにも、レスベラトロールを利用するのはいいことでしょう。

ポリフェノールの抗酸化力にも目のトラブルを防止したり、トラブル軽減効果が期待できますが、実は抗酸化力で最大の効果を発揮するのがアサイーベリーです。
様々な目の不調から抗酸化力の高い果物や野菜、そして健康食品を試しても効果がでない人は一度、アサイーベリーも試してみるといいかもしれません。

22歳のとき、視界に黒くて小さな糸クズのようなものがチラチラと見えるようになったことを不安に思い眼科に行きました。そこでは飛蚊症と診断されましたが、医師からは気にすることはないですよ、といわれたそうです。

視力が両眼ともに1.5り、特別な目の病気ではなく、単なる飛蚊症だとわかって安心しました。

ところが、普段、仕事でパソコンを多用するようになった26歳のころに、視力が両眼とも0.8まで低下するとともに、目が疲れて目の奥が痛むようにりました。

加えて、飛蚊症の黒くて小さな糸クズがたくさん見えるようになってきました。このままではまずいと思い、目にいいといわれるニンジンジュースやブルーベリーをとったりしました。

そのためか、それ以上の視力の低下や飛蚊症の悪化はありませんでしたが、正直なところよくもなりませんでした。

そうした状態がずいぶんと続き、春にたまたまアワビの粉末食品のことを知りました。「アワビは目にいいというので、アワビの粉末食品をすぐに買い求め、朝食後にとることにしむした。そうしたら、飲んだその日から目がほとんど疲れなくなったのです。

その後、アワビの粉末食品をとりつづけると、さらに、目に変化が起きました。電車の中で本を読んでいますが、視線を本から外に移すと、それまでは外の風景がぼやけて、はっきり見えるようになるまでに時間がかかっていました。

それが、アワビの粉末食品をとりだしてしばらくしたら、視線を本から外に移しても、すぐに風景がはっきりと見えることに気づいたのです。

飛蚊症に対しても、効果を実感しています。「アワビの粉末食品を5年以上とっているため、飛蚊症がどのくらいの期間でよくなったかを正確に答えることができません。しかし、現在、飛蚊症が本当によくなっています。

目に関連する漢方薬にはほとんど含まれる

飛蚊症や黄斑変性症・緑内障・白内障などの目のトラブルに効くと注目を集めている食品があります。 それが、アワビです。アワビは、はるか昔から目にいい食品と経験的に知られてきました。実際に、1300年以上も前に書かれた『食療本草』には、「アワビは肝(肝臓) の汚れを取って活性化し、目を明るくする食材」とあります。

また、今から400年以上も前に編集された『本草綱目』にはアワビの殻を粉末にした「石決明」は、上薬(副作用がない食物) の一種で、肝臓と目にいいと記されています。

石決明は、現在も自称障や緑内障、結膜炎といった目のトラブルをよくする漢方薬のほとんどに利用されています。
アワビが目に効く厳密な理由は、いまだにはっきりしていないものの、含有成分にその理由があるのではないか、と推測されています。

というのも、アワビにはカメラのフィルムの役割を果たす網膜を構成しているタウリンや亜鉛が豊富で、アワビの殻にも水晶体の白濁を抑えたり、眼球内にある眼房水(毛様体から分泌される液体) の新陳代謝(古いものと新しいものの入れ替わり)を高めたりするのに役立つ真珠たんばくが豊富だということがわかつているからです。

近年、こうしたアワビの効果について、よく調べられるようになってきました。2009年にも、食品成分(素材) の生理機能や生活習慣病予防に関しての最新研究が取り上げられる雑誌にも興味深い記事が記載されました。

まず、アワビの粉末食品をとった人に、1.どういう目的でアワビの粉末をとつたか2. 何かしらの改善効果があったか、というアンケート調査が行われました。

その結果、有効な回答が269人からあり、ました。これにより、多くの人が飛蚊症や緑内障、白内障といった目のトラブルを抱えていて、それらが改善しているとわかったのです。

そこで、再度、目のトラブルがあると答えた人を対象に、どんな目の症状が治ったかについて聞き取ることにしました。

その結果、目の疲れ・痛み・かすみ・赤み・乾き・チラつき・二重視、涙の多量分泌などの項目で「よくなった項目がある」と答えた人が、全体の81.3%に上ったと報告されたのです。
人によって差はあるものの、アワビの粉末食品をとったら多くの人が目のいい変化を体感しているようです。

目のトラブルで悩んでいる人は、栄養補助食品売り場などで市販されているアワビの粉末食品をとってみるといいでしょう。


眼瞼けいれんは十分な休息が必要

私たちは、無意識のうちにまばたきをくり返していますが、そんなまばたきでも筋肉がしっかりと使われています。具体的にいうと、まぶたを上げるときがんけんは眼瞼挙筋、まぶたを閉じるときは眼輪筋が使われます。

そのまばたきに関係する筋肉のうち、まぶたを閉じるときの眼輪筋が過剰に緊張し、目の周囲がピクピク動いたり、ちょっとした光でまぶしさを感じたりして根が聞きにくくなる目のトラブルを「眼瞼けいれん」といいます。

けいれんとはいっても、必ずしも目の周囲がピクピクするわけではありません。眼瞼けいれんが起こると、まばたきの間隔が短くなり、目をぎゅっとつぶるようになります。自分では気づかなくても、他人から見ると、明らかにおかしいまばたきをしていることがわかります。

眼瞼けいれんは基本的に、四六時中続くものではなく、緊張したときなどに起こります。早期発見・早期治療が絶対に必要であるとまではいえないものの、放置すると、思うように目が開かなくなって木や電柱、壁にぶつかったり、悪いときは車にぶつかったりすることもあります。

また、眼瞼けいれんが悪化すると、顔全体の筋肉が思うように動かなくなって、表情がなくなる恐れもあります。

眼瞼けいれんの治療としては、だいたいが十分な休息を取るようにいわれます。というのも、眼瞼けいれんの原因はストレスが多大に関係しているからです。病院などでも、眼瞼けいれんの人に抗不安薬が処方されています。また、それでも治らない場合は、ごく微量のボツリヌス菌を目の周囲に注射する治療法などが行われます。

バナナが眼瞼けいれに効果大

ところで、初期の眼険けいれんによく効く食材があります。それは、バナナです。バナナが眼瞼けいれんの撃退にいい理由は、2つあります。
まず1つは、バナナに多く含まれるトリプトファンやビタミンB6が、神経伝達物質のセロトニンの原料になることです。

セロトニンは、脳の神経を沈静化し、平常心をもたらせる神経伝達物質で、ストレス解消に著効を示します。ストレスは眼瞼けいれんの原因になるので、この点からバナナがいいといえます。

2つめは、バナナに豊富なマグネシウムが、神経の興奮を鎮めて、筋肉の収縮を促す働き、つまり眼瞼けいれんそのものを抑えてくれる働きがあることです。

眼瞼けいれんを撃退するためには、1日が始まる朝にバナナ一本を食べる、「朝バナナ」が最適です。これを習慣にしていれば、眼除けいれんがきっとよくなっていくことでしょう。

花粉症やコンタクトレンズの人に多い

特別な原因が見当たらないのに、夕方になって目の疲れが激しくなり、頭痛、肩こりなども起これば、眼険下垂が疑われます 。眼瞼下垂とは、厳密にいうと「正面を向いたとき、まぶたが黒目の上まで上がらず、垂れ下がった状態」と定義されます。

とはいえ、実際にはただ単に「まぶたが下がっている」「まぶたがしっかりと開かない」といった状態でも眼険下垂といいます。
眼険下垂は、生まれついて起こるものと生活習慣や老化などの後天的に起こるものがあります。
生まれついて起こる眼瞼下垂は、まぶたを開ける筋肉の眼瞼挙筋が形成不全であることが考えられます。
両眼ではなく、片眼だけで起こる場合が多々あるのが特徴です。後天的なものの代表が、目をこする習慣にあります。

例えば、花粉症やアレルギー性鼻炎の人、目のまわりの化粧を濃くする人、あるいは長期的にコンタクトレンズを使っている人などは、知らぬまに目のまわりをこするクセがついています。

目をこすると、まぶたを引き上げる眼瞼挙筋に異常が起こって、眼瞼下垂が起こってしまうのです。また、年を取れば、皮膚の弾力などが衰えて小ジワ・シワができると同様に、まぶたも垂れて眼瞼下垂に陥ります。

眼瞼下垂かをチェックするには

では、眼瞼下垂が起こると、いったいどのようなしくみで、疲れ目などが起こるのでしょうか?
まぶたが下がると、物を見るときにまぶたを上げようと、無意識に眼険挙筋やミューラー筋(まぶたが上がっているのを維持する筋肉)が緊張します。また、それに連動して目の周囲の筋肉も緊張しだして、目の疲れや痛みが生じてきます。
しかも、眼瞼下垂が起こると、私たちは無意識のうち、前を見るときにまゆを上げて額の筋肉を使ったり、あごを上げたり、歯を食いしばったりしてしまいます。すると、後頭部や肩の筋肉まで異常に収縮し、頭痛や肩こりが起こるのです。

ちなみに、こうした症状は、重力の影響でまぶたが下がってくる夕方から夜にかけて多発するようになります。

ところで、眼瞼下垂は本人には、なかなかわかりにくいものです。そこで、眼瞼下垂が簡単にわかるチェック法を試してください。

まず、目を軽く閉じます。そして、右のまゆ毛の上部あたりに右手の人さし指、左のまゆ毛の上あたりに左手の人さし指を、まゆ毛と平行になるように当てます。そして、そのまま目をふつうに開いてください。
額に力を入れずに目を開けることができましたか。
目が開けにくいことや、額に力がかかって人差し指を押し上げてしまう人は眼瞼下垂の可能性が非常に高いです。

疲れ目から起きるトラブルもあるようなのでこのあたりは軽く考えてしまうと大変なことになりそうです。

飛蚊症の主な原因は老化

白い壁を見たり、明るい場所に出たりしたとき、目の前には何も飛んでいないのに、黒い点や虫、ゴミのような浮遊物がチラついて見えることがある人も多いと思いますが、こうした症状を「飛蚊症」といいます。

この飛蚊症が起こるしくみをは次のとおりです。眼球はゼリー状の無色透明な物質である硝子体で占められています。
そして、私たちが物を見るとき、外部から目に入ってきた光は、角膜(黒目の部分)、水晶体(カメラのレンズの役割をする組織)、硝子体の順番に通過して、最後に網膜(カメラのフィルムの役割をする組織) に届きます。

しかし、水晶体と網膜の間にある硝子体に濁りが生じると、白い壁を見たり明るい場所に出たりしたときに、その濁りの影が網膜に映し出されます。
すると、その影は眼球の動きとともにゆれ動き、目の前に虫やゴミが飛んでいるように見える飛蚊症として自覚されるわけです。

こうした飛蚊症が起こる原因は、さまざまです。例えば、飛蚊症の症状がいきなりハッキリと現れたり、あるいはそれまで飛蚊症があっても突然に大きな浮遊物が現れたりするようになった場合は、網膜裂孔や網膜剥離などの目の病気が疑われます。

網膜裂孔も網膜剥離も目の網膜に異常が起こる病気で、放置していると失明を招く恐れもあります。
そのため、明らかにおかしいなと思えるような飛蚊症の場合は、眼科での早期治療が必要になります。

とはい、え、こうした目の病気が原因の飛蚊症は、飛蚊症全体の約1割程度にすぎません。残りは、白髪やシワなどと同様に、年を取るとともに起こる老化現象といえます。

ビタミンEは目の網膜の血流を促す

さて、老化現象で起こる飛蚊症の場合、防ぐことも改善させることも不可能ではありません。対処のしかたで白髪やシワが防げたり改善したりするのと同様に、飛蚊症もまた撃退できるのです。

では、飛蚊症を防ぎ治すためには、いつたいどのような方法を試せばいいのでしょうか。おすすめしたいのは、老化の原因である活性酸素(攻撃力の強い酸素) を消し去るビタミンACEのたっぷり補給です。それぞれの目に対する作用は次のとおりです。

  • ビタミンA
    緑黄色野菜に含まれるβカロテンが体内でビタミンAに変わります。このビタミンAは、網膜で光を受けたことを感知するために使われるロドプシンという色素を作るのに役立ちます。また、白日の粘膜や、黒目の表面の細胞の機能を正常に保絶つ眼球表面を保護する粘液の分泌を促す働きもあります。
  • ビタミンC
    ビタミンCは、水晶体の透明度を維持し、目の若さを保つ働きがあります。不足すると、水晶体の濁りが早く進んでしまうことは試験などでも明らかになつています。ちなみに、ビタミンCをたっぷり補えば、白内障の発生率が低く抑えられることもわかっています。
  • ビタミンE
    ビタミンEは、目の網膜の血流を促す働きがあり、特に目の疲れを癒すのに役立ちます。老化を防ぐ栄養はほかにもたくさんありますが、特に飛蚊症などの目のトラブル効果を示す身近な栄養の代表が、以上のビタミンA C E であるといってもいいすぎではありません。

パセリ、豆乳、リンゴ、水でつくるパセリ豆乳

ビタミンACEをしっかり補うためには、日常的に緑黄色野菜をたつぶりとる必要があります。とはいえ、日常的に緑黄色野菜をたつぶり食べることができるという人は、あまり多くないでしょう。そこで、おすすめしたいのが、パセリ豆乳を飲むことです。緑黄色野菜の中でも、パセリは栄養価が非常に高いという特徴があります。

ビタミンAが7200マイクログラム、ビタミンCは120ミリグラム、ビタミンEは4.2ミリグラムも含まれます。ただし、パセリを大量に食べることはできないのでパセリドリンクにして飲むというわけです。

なお、パセリのドリンクを作るさいには、ビタミンEを多く含む豆乳を利用するのが特におすすめです。ちなみに、豆乳は飲みやすい調整豆乳でもいいし、そうでない無調整豆乳でもかまいません。また、どうしても豆乳が苦手という人は、牛乳を代用してもいいでしょう。

網膜の動脈硬化が原因で起こり失明の危険性もある

高血圧や脂質異常症(高脂血症) の人で急な視力低下があったら、網膜(カメラのフィルムの役割をする組織) の難病「網膜中心静脈閉塞症」が疑われます。

これは、眼球の後ろ側にある視神経乳頭部で、静脈の本流(網膜中心静脈) がつまることで視覚障害を招く病気です。視神経乳頭部では、網膜中心静脈に交差する形で、網膜中心動脈が走っています。

この網膜中心動脈に、高血圧や脂質異常症が原因で硬化が起こると、硬くなった動脈が網膜中心静脈を圧迫して血流を阻害します。

すると、網膜の末梢血管から血液がもれて眼底出血を起こしたり、地顔が網膜内部にたまつて網膜むくみをを招いたりします。その結果、視野の欠けや急な視力の低下といった症状が現れ、最悪の場合、失明さえ招いてしまうのです。

網膜中心静脈閉塞症の治療には、通常、血管拡張薬や止血薬、ステロイド薬などが用いられます。ところが、そうした薬では必ずしも良好な結果が得られていないようです。

大学病院でも回復した例がある

そこで、網膜中心静脈閉塞症の人に、積極的に食べてもらいたいのが納豆です。みなさんもご存じのとおり、納豆独特のたんばく成分であるナットウキナーゼという酵素には、血栓(血液の塊)を溶かす強力な作用があります。

それを踏まえ、納豆を初期の網膜中心静脈閉塞症の治療に応用した、医師のさまざまな臨床報告があるのです。

例えば、鳥取大学医学部附属病院の眼科では、網膜中心静脈閉塞症で入院している患者さんに、納豆を1日100gずつ食べてもらいました。その結果、10〇日ほどで眼底出血が消え、19日後には退院。その後、自宅でも1週間に2回、納豆を食べるように指導したところ、2ヶ月後には完治したのです。

また、別の方の場合でも、納豆の常食で10日後に目のかすみが消えて、1ヶ月月後には視力が1.2まで回復。その後、再発もなかったことが報告されています。

ナットウキナーゼの効果は摂取後2~8時間後に高まり、8~12時間持続します。そのため、網膜中心静脈閉塞症の人は、血栓が生じやすい早朝から午前10時にその効果のピークがくるように夕食で納豆を食べる習慣をつけるといいでしよう。

ただし、ワーファリンンという血栓予防薬を服用している人は、納豆に含まれるビタミンKが薬の作用を弱めてしまうため、食べてはいけません。

高血糖が続くことで網膜にも悪影響

血糖値のコントロールが正常に行われなくなり、高血糖が続く病気を糖尿病といいます。糖尿病になったからといって、すぐさま何かしらの症状が現れるわけではありません。

長い年月をかけて、目や腎臓、神経を傷めていきます。このうち、目に起こる「糖尿病網膜症」は、日本人成人の中途失明原因の2位にあげられています。

では、この糖尿病網膜症がどのように起こるのかですが、高血糖、いわゆる血液中に糖が多く含まれた状態が続くと、血液が粘りけを帯びて血管がつまりやすくなります。すると、血管そのものが傷みやすくなるほか、ごく微小な血管が集まる組織が多大なダメージを受けることになります。

そのごく微小な血管が密集している網膜もその1つで、高血糖により悪影響が及びます。高血糖により網膜での血流が悪くなると、酸素や栄養をなんとか取り込もうと、新生血管という、細くてもろい血管が発生します。これが破れて、網膜の表面や眼球内に出血が広がると、視力が著しく低下したり、黄斑変性症・白内障・緑内障といった目の病気も発生しやすくなるのです。

糖尿病網膜症は、糖尿病と診断されて10年ほど経過してから症状の出てくることが多く、またかなり進行しても視力の低下などの自覚症状がほとんどないはくりため、眼底出血や網膜剥離を起こしたりして発見されることが少なくありません。

ルテインは水晶体や網膜を活性酸素から守る

こうした糖尿病網膜症を防ぐにはレスベラトロールの摂取もいいでしょう。とはい、え、根本的には糖尿病が原因になっているので、レスベラトロールの補給のために赤ワインを飲むのは好ましくありません。

糖尿病の食事対策としてはいろいろな方法がすすめられていますが、どんな食事対策でも緑黄色野菜はしっかりとるべきだとされています。

緑黄色野菜には高血糖を抑える栄養成分が非常に多いし、カロリーも少ないからです。そうした緑黄色野菜に多く含まれているある成分が、糖尿病網膜症そのものの撃退に有効であるということが最近の研究でわかってきました。

その成分とは、「ルティン」です。そもそも、日の水晶体(カメラのレンズの役割をする組織) や網膜は、活性酸素(攻撃力の強い酸素) の害を受けやすい部分ですが、その活性酸素から自身を守る成分が含まれています。それが、ルティンというカロテノイド(色素成分)の一種です。

ルティンは、活性酸素の害を防ぐだけでなく、活性酸素の発生原因となる紫外線や、可視光線(目に見える光線) のうちの青白色の光を吸収して眼球内の組織を保護するすごい働きがあります。そうしたルティンの最新研究が、2010年の日本眼科学会で発表されました。

ルテインを実際に使用した例はこちら。

それは、糖尿病を発症させた実験用のネズミに、ルテインを継続的に摂取させることで、糖尿病により本来は低下する視細胞の情報を伝達するたんばく質の量が正常値を保った、という発表です。

これは、ルティンが網膜の神経を強めて、糖尿病で起こる糖尿病網膜症などの目の障害を防ぐ可能性があることを示した試験であるといえます。こうしたことから、高血糖の人にはルティンの摂取をぜひともすすめたいと思います。

ほうれん草3分の1束が1日の所要量

ルティンは、水晶体や網膜に蓄積されていますが、人間の体内で作り出すことができません。そこで、日常の食生活でルティンを補う必要があります。ルティンは先にも述べたとおり、緑黄色野菜に多く、特にホウレンソウ・ブロッコリー・葉レタス・グリーンピースなどに豊富だということがわかっています。また、あまり身近な食品とはいえませんが、キャベツの原種で青汁の材料として用いられるケールにルティンがたっぷり含まれていることがわかっています