黄斑変性症の予防、治療には赤ワイン

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黄斑変性症の滲出型は特に進行が早い

緑内障や白内障とともに、日本人に増えている目の大病のひとつに、黄斑変性症(加齢黄斑変性症) があります。

黄斑変性症とは、目の網膜(カメラのフィルムの役割をする組織) の中心にある「黄斑」と呼ばれる部分に異常が起こる病気です。詳しくはこちら。
黄斑変性症の具体的な症状としては、初期の場合、視野の中心部がぼやけたり黒ずんで見えたり、あるいはまつすぐな物がゆがんで見えたりします。たいていは、片眼だけに起こるので、ごく初期ならほとんどの人がこうした症状に気がつかないでしょう。

黄斑変性症が悪化していくと、視力が急速に低下していくぼかりか、全体的に物がぼやけるようになったり、視界の中心部がすっぽりと欠けてしまったりして、最悪の場合は失明にいたります。

こうした黄斑変性症には、大きく分けて2つのタイプがありいしゆくます。1つは「萎縮型」といい、黄斑に老廃物などが蓄積し、組織が徐々に萎縮していくタイプです。有効な治療法はありませんが、症状の進行はゆるやかで、急激な視力低下が起こらず、あまり問題視されていません。

怖いのは、もう1つの「滲出型」です。滲出型は、黄斑に血液などの液体がもれ出して起こるタイプです。滲出型は、網膜は、脈絡膜という膜に覆われていますが、その脈絡膜の中を通る血管から、老化などの影響で新しい血管(新生血管)が生まれ、それが網膜へと伸びていくことが、滲出型発症のきっかけになります。

この新生血管は、にわか作りの血管なので、血管壁が非常にもろく、すぐに破れて出血したり、血管内の水分がもれ出したりします。すると、もれ出した血液などの液体が、網膜と脈絡膜の間にたまり、ひいては網膜が眼球の内側に押し上げられて、ゆがんだ状態になってしまうのです。

この滲出型が問題視されるのは、萎縮型と比べて非常に進行が早いからです。視力低下に移行してしまうと、早い人なら数ヶ月、遅い人でも2年という短い間に症状が急速に進みます。ちなみに、萎縮型から滲出型に移行する場合もあります。

レスベラトロールで新生血管が消滅

さて、こうした黄斑変性症を撃退するには、一体どうすればいいでしょうか。一般的には、血管の老化を招く高脂肪・高たんばく食や喫煙を控えることが重要だとされます。もちろん、これらを守ることは必要ですが、それとともに赤ワインの摂取がおすすめです。

というのも、赤ワインに含まれるレスベラトロールに黄斑変性症の滲出型を撃退するすごい効果が発見されたからです。

レスベラトロールとは、赤ワインに多く含まれているポリフェノール(植物の色素成分) の一種で、ブドウ果皮から見つかりました。このレスベラトロールの研究が重ねられた結果、抗酸化力(老化を防ぐ力) が実に強いことがわかり、心臓病やガン、認知症(ボケ) を退けるのに効果があるとわかっています。

そうしたレスベラトロールが、黄斑変性症の滲出型に効くと米国病理学会誌で発表されました。実験用のネズミの網膜にレーザーを当て、新生血管を生じさせました。その後、ネズミにレスベラトロールを投与したところ、新生血管の消滅したことがわかったのです。

ネズミの実験とはい、え、新生血管を防ぐのにもすでにできしまった新生血管を消失させるのにも効果があり、しかもレスベラトロールは患者さんからいやがられる注射ではなく、ロから投与できるという点で、今後、黄斑変性症などの治療に役立つのではないか、と述べています。

確かに、動物実験なので人間の黄斑変性症に対して必ず効くとは断言できません。しかし、黄斑変性症の予防や治療のためにも、レスベラトロールを利用するのはいいことでしょう。

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