うつ病になった私のきっかけ

うつ病になったときには、今思えばきっかけがあったと言う人がほとんどです。うつ病を診断された人によく話しを聞いてみると、調子が悪くなったときに何か心の負担になるような出来事が重なっています。そのきっかけは人それぞれです。仕事に関することから家族との関係など、生活のありとあらゆる場面にみられます。

どのようなことがきっかけとなってうつ病を発症したのかは人それぞれですが、さまざまなケースをみていきます。

このようなケース以外にもおめでたいことでうつ病になってしまう場合もあります。特に女性に多いのですが、マリッジブルーなども結婚を目前にして新しい生活への不安や結婚相手が本当に自分にふさわしいかわからなくなってしまうのです。

うつ病発症のきっかけは、枚挙にいとまがありません。日常生活の中にもいくらでもあります。本人がおかれた環境や人間関係などで急激な変化が起こつたとき、その変化への対応の仕方や、受けるストレスの受け止め方が、うつ病の発症に大きく影響していくわけです。

これまで、うつ病では「原因がわからない」ことと、「きっかけはある」ということを説明してきました。まとめの意味で、この2つの区別はどのようなものかについてふれておきます。「原因」というのは、原因となった問題が解決すれば治るのにくらべ、「きっかけ」は、きっかけとなった問題が解決しても治らない、ということで区別ができます。

たとえば仕事が重なり、過労がきっかけでうつ病になつた場合、ゆっくり休んで疲れをとったとしても、うつ病の精神状態そのものは改善しません。やはりきちんとしたうつ病の治療が必要なのです。

私は、今が働き盛りの50歳で商社の部長として働いています。毎日、仕事に追われ、帰宅するのはいつも午前様という状態が、ここ数年続いていました。休みもほとんどとらずに仕事に出かけます。

体を動かすというと、せいぜい接待ゴルフくらい。好きだったプラモデルづくりも、最近はさっばり手がつかず、だいぶ前に買ったキットはほこりをかぶったままになっています。

夜中に帰ってきて、翌朝は6時半ごろには会社に出かけていきます。出社すれば、仕事が山積している状態でした。その様子に奥さんが「たまには休みをとったら」と言うと、「何いってるんだ。いま、会社はかなり厳しい状態なんだ。おれが休んだら、たいへんなことになる」と怒りまくっていました。

そんなある日、大きなプロジェクトも同時にかかえることになってしまいました。立場上、ほかにかわる人もなく、結局それも引き受けざるをえなくなったのです。そのために、仕事で徹夜が続く日もありました。そのころから1人悩むようになってきました。

眠れない日が続きました。自分で自分をがんばれと叱咤激励するのですが、気持ちがついていかなくなりました。いつの間にか、沈み込むことが多くなりました。

とりあえず病院に行きましたが、そのときは「神経症でしょう」と言われました。しかし、その後も調子はよくならず、何をするのも億劫になりました。

朝、妻が起こしても、ぐずぐずしていて、ふとんからなかなか出ることができません。会社も休みがちになりました。休めば休んだで、1日中、そのことを悔やんでいるようでした。

ついには「もう、死にたい」とつぶやくようになったので、妻がびっくりして医者に行くように言いましたが、私はいやがって行きません。無理やりという感じで妻が病院の精神科に連れていきました。医師の診断はうつ病でした。

働きすぎで体をこわしたり、心の病気になる人が最近、目立ちます。少しでも体を休ませることができればいいのですが、まじめな方はそれができず、休も心も自分で追いつめてしまうパターンです。こうしたケースでは過労自殺の例もあるので、注意が必要です。

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昇進がきっかけでうつ病になった私の体験談

私は、来年40歳のサラリーマンです。家電量販店で働いています。まじめに仕事をしてきたことが認められて、チェーン店のひとつの店長に抜擢されました。妻をはじめ、周囲の人は大喜びして、私の昇進を祝ってくれました。

私自身も、異動直後は自分の力量が会社に認められたことで、たいへん喜んでいました。しかし、その喜びと同時に、ひとつの店をまかされるという責任の重さがずっしりと肩にのしかかっていることが実感されました。月々の売り上げ目標が達成できるだろうか。そんな不安もあります。また、部下とうまくやっていけるだろうか、ということも不安のひとつです。部下の中には、自分よりも年が上の人も何人かいます。

人一倍、他人への気配りを意識する性格のせいか、そのようなことも気が重くなるひとつの要因でした。

目標が達成できない月が長く続くと、降格させられることもあるので、それも大きな心配の種でした。店長になった月は、売り上げ目標には達したものの、満足はできませんでした。私、自身今後のことを考えると、どうしても悲観的になってしまいます。そのうちに、なかなか寝つけなくなりました。しかも、朝の目覚めが悪く、いつまでもぐずぐずしていて、出かける時間ぎりぎりまでふとんの中にいて、結局、朝食もとらずに、力なく出かけていくようになりました。

夜遅く帰宅しても、夕食にはほとんど手をつけなくなりました。妻も心配でいつもうかない顔をしていました。あまりにも以前の夫とは様子が違います。自分の母親に相談すると、「それはうつ病かもしれない」と言われたそうです。

「病院に行ってみたら」言われました。でも、私は「なんで、おれが痛院に行かなければいけないんだ。いま、休んでなんかいられないのは、おまえもわかっているだろ」と聞く耳をもちませんでした。しかし、自分自身でも調子が悪いことは自覚していましたので、その後、しぶしぶ病院に行きました。診断は、軽いうつ病でした。

昇進は、サラリーマンにとっては喜ばしいことなのですが、人によっては昇進による責任を重く感じて、憂うつになつてしまい、ぞのためうつ病になるケースがみられます。これを「昇進うつ病」と呼ぶことがあります。

昇進うつ病ならヌーススピリッツ

私(27歳)は、仕事は銀行に勤めています。仕事は事務が中心でした。これまでは、仕事や職場にはそれほどの不満は感じていませんでした。やさしい上司にも恵まれ、仕事もきっちりとこなしていました。

ところが人事異動で上司が変わってしまったのです。この上司は前の人とは違って、かなりこまかいことまで口を出すタイプの人でした。私の小さなミスでもねちねちと文句を言います。

はじめのうちは「そういう人なんだ」というふうに割り切っていたのですが、それが毎日のように続くうちに、私はその上司が本当に嫌いになってしまったのです。

いざ会社に行こうとすると、その上司の顔が浮かんできて、憂うつになってしまいます。職場にいても、その上司とは日を合わせないようにしていました。

ある日、私が作成した文書に1つだけ誤字があったのを見つけ、その上司は同僚が見ている前で、私をどなりつけました。

ただでさえ、この上司とは口もききたくない気持ちになっていたところですから、私はすっかり落ち込んでしまいました。

同僚が私を慰めようと、酒を飲みに誘ってくれました。しかし、店でもうつむいたままで、酒や食べ物には全然手をつけないような状態だったようです。そのときの記憶がほとんどありません。その同僚は、以前と様子が違う私に驚き、翌日、いやがる私をメンタルクリニックに連れてってくれました。同僚の予想は的中で診断はうつ病でした。

人間関係がうまくいかずに、心の変調をきたすことはよくあります。うまくいかない相手が職場の上司だと、仕事がからむだけに、逃げるわけにもいかず、うつ状態になるケースが多いと言われました。

上司とうまくいかずにうつになってしまったらヌーススピリッツ

私(現在、34歳) は入社12年目です。営業係長となり、社内でもベテランのうちに数えられています。その腕が見込まれ、本社から支社に異動することになりました。しかし、支社がある街は、自宅から通うにはちょっと遺すぎます。かといって、社命ですから、そう簡単には拒否できず、悩みました。

奥さんと相談して、まだ幼い子ども2人をおいて、単身で赴任することを決意しました。はじめのうちは、自分が認められているのだと思い、張り切っていました。しかし、支社の上司や同僚は、当然のことながら見知らぬ人ばかりです。外回りをしても、顧客も初めての人ばかり。何もかも新しいことばかりで、ときどき不安な気持ちにとらわれました。

以前は、帰宅すればあたたかい家族がいて、奥さんの手料理に舌鼓を打ったものですが、今は社宅に帰り、部屋で寂しく夕食の支度をして、1人で食べています。別に何をするでもなく、ぽつんとしていることが多くなりました。

休日には自宅に帰るようにつとめていましたが、それが面倒になり、帰らないこともしばしばという状態になりました。

私の様子が以前と違うことに気づいたのは妻さんでした。休暇に帰ってくるたびに、やせてきているし、あれほど快活だった夫がほとんど口をきかなくなっているのです。休みの日にも帰ってこないようになってきたので、心配した奥さんは二人の子どもを連れて、私が暮らす社宅に来てくれました。部屋の中はふとんが敷きっばなしで、掃除もしていないひどい状態でした。

台所にはいつ食べたものか、食器が乱雑にほうり込んだままでした。

満足に食事もしていないことはすぐにわかったと思います。奥さんは、言いました。「いったいどうしたの。以前だったら、まめに私の料理を手伝ってくれたり、休みには掃除をきちんとやってくれていたじゃないの。あんなにきちょうめんな人だったのに」

主人は、子どもに久しぶりに会ったのに、ぼんやりとしています。仕事には行っていると言いますが、どうやらミスも重なっているようです。妻が上司に相談して、私を会社のカウンセラーに会わせました。軽いうつ病の疑いがあるということでいまは病院の精神科に通っています。

単身赴任となると、仕事の人間関係をはじめ、環境が大きく変わります。よほどしっかりしていないと、生活も乱れがちになります。しかも、孤独感にとらわれることもありますので、心の不調を招きかねません。

単身赴任によるうつ症状にはヌーススピリッツ

私は工作機械関係の会社に勤めています。人事異動があって、営業部門に配属になりました。もともと技術職で現場で働いていたので驚きました。これまでとはまったく畑違いの仕事なのです。

当初は自分が何か技術上の失敗をしたのか、それが気になってならず、落ち込んでしまいました。上司に相談したところ、「この会社ではさまざまな仕事を経験してもらって、なんでもこなせる人材が必要なんだ。また、それが昇格するためのステップなので、ぜひがんばってほしい」と言われました。

それを聞いて、なんとかがんばってみようという気になり、しばらくはなんとか続けてみましたが、営業の仕事にはどうしてもなじめません。だれかに相談をするにしても、新しい部署に変わったばかりということもあって、親しい人もいません。

1人で悩む日々が続き、いつか沈み込んでいくようになりました。何をするのもおっくうになり、出社できないようになってしまいました。家族のすすめもあって、精神科の医師にみてもらったところ、軽いうつ病であると診断されました。

職場が変わり、仕事内容も変わるとなると、それが強いストレスとなって、心の変調をきたすことがあるそうです。営業職というまったく経験のない仕事に変わったことと、何事にも完璧主義の私は、不安がどんどんつのり、重荷となって、それがきっかけとなってうつ病になったようです。

人事異動によるうつ病にはヌーススピリッツ

私は、現在45歳でいわゆる中堅の建設会社に勤めています。役職は名ばかりの課長で残業をしたり、日曜出勤しても手当はつきません。建設業界は現在、人手不足でそれこそネコの手も借りたい状態が5年以上続いています。

いつ異動になるか、最悪の場合は退職勧告をされるのではないかと、いつも気が気ではない日々が続いています。心配がこうじて眠れない日もまれではありません。ところが、本来であれば、安息の場であるはずの家庭が、実は私にとっては苦痛の場にすぎないことも気分を重くしているのでした。

二人の息子は今、大学受験と高枚受験が重なっています。「家でのんびりと」と思っていても、息子たちに気がねして、それもできません。顔を合わすことがあっても、はれものにさわるような感じで、ほとんど会話らしい会話もなく、かえって緊張するくらいです。

しかも、息子たちの表情からは、父親として尊敬している様子はなく、むしろばかにしているようにも思えます。そして、なによりも気が重くなるのは、妻が私の顔を見れば二言目には、「ちゃんと働いているの? そろそろ課長になってもいいんじゃない」と、愚痴を言います。

私が今、おかれている会社の実情を知ろうともせず、無能呼ばわりをする始末です。それがもとで、口げんかになることもしばしばです。こうなると、もはや家庭に私の居場所はまったくなくなります。私のやすらぎの場はどこにもないのです。

私は、とうとう精神的に追いつめられていきました。外泊もたびたびするようになります。もちろん、それほど自由になるお金を持っているわけでもなく、たまたま陽気がよい季節だつたので、公園のベンチで寝ていたのです。精神的にも不安定になり、うつ状態に陥ってしまいました。事情を知った親友が心配して、「ナイトホスピタル」を教えてくれ、今は治療を受けながら、そこから出勤しています。

帰宅拒否症にはヌーススピリッツ

ナイトホスピタル

私は、は52歳の専業主婦です。このところ、ホットフラッシュなど更年期障害に悩まされています。突然、首から上があつくなって汗まみれになりますが、すぐにまたひいて今度は寒くなります。

2人の子どものうち、先ごろ長女が結婚して、地方都市で新婚生活を始めています。長男はまだ学生で、離れた街で1人暮らしをしています。

私は、これまで長女とは仲が良く、いっしょに買い物に出かけたり、料理をしたりしていました。

しかし、いまでは娘に会いたいと思っても、住んでいるところがかなり遠いため、簡単に訪ねていくこともできません。しかたなく、結婚式の写真を眺めたり、娘が子どものころのアルバムを引っばり出してきて、昔を懐かしんだりしては、ため息をつくようになりました。

寂しさに耐えられず、電話をしてしまうことも再三です。長男のほうは、年に数えるほどしか家に帰ってきません。

2人の子育てが終わり、肩の荷をおろした感じでほっとしていたのですが、いざ子どもたちがいないとなると、寂しさばかりか、何か生きがいすら失ったような気分にとらわれるようにもなりました。そうかといって、夫がうまく慰めてくれるかと思うと、夫はまさに働き盛りで、仕事、仕事で家のことなどは、まったく顧みてくれません。

結局、私はほとんど1日中、1人っきりでいることになります。そのうち、何をするのもおっくうになり、食事の支度はもとより、洗濯などの家事をほとんどやらなくなってしまいました。あまり外出もしないので、化粧はおろか、着るものにもほとんどむとんちゃくになって、1日中パジャマでいることも珍しくなくなりました。

さすがに夫も、私の様子があまりにもおかしいことに気づきました。休日に妻の様子をみていると、ほとんど横になっています。夫は少し前までは「更年期障害だろう」と、あまり気にしなかったのですが、その様子にあわてて病院に連れていきました。更年期障害のひとつかもしれないが、うつ病の疑いもあるということで、しばらく通院することになりました。

主婦が更年期を迎えるころは、ちょうど子どもたちが成人して独立していく時期と重なります。私のように、1人で家にとり残されたような気分になり、それがきっかけとなって、、心の不調を訴えるようなケースがあります。これを「空の巣症候群」と呼ぶことがあります。

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私は、あこがれのマイホームを38歳の時に手に入れることができました。ローンの支払いがありますから夫を助けようとパートに出て、ようやく夢を実現するに至りました。

もと住んでいたアパートの隣の街によい物件を見つけ、すぐに契約しました。子どもがいないため、引っ越しが完了したところで、きょうだいや親戚を、そのあとには自分の友人を招待するなど、しばらくは大忙しの状態でしした。

そうした忙しい毎日が過ぎ、やっとひと息つけるようになりました。それまでは親しい人々がやってきては、にぎやかで楽しいひとときがありましたが、それがなくなると、ふっと寂しくなりました。

街の様子もまったく違い、近所は見知らぬ人ばかりです。知らない街で買い物に出かけるのも、ひと仕事です。環境がまるで変わってしまったことも、寂しさに拍車をかけたように思います。

通勤時間が以前に比べて長くなったために主人の帰宅も遅くなりました。パートの仕事は、相性が悪かったので引っ越してから割と早い段階でやめましたからほとんどは家にいるようになりました。

不安を感じるようになり、前に住んでいた場所が妙に懐かしく思えたり、次第に外出が億劫になりました。

ある日、夫が帰ってくると私は、横になって家中の電気を消して横になっていました。こんな時間に夫が帰ってくるとは思って見も見ませんでした。

夫は私に「どうしたんだ!」と心配しますが、私はうつむいたまま返事をしなかったそうです。後日、夫が私を病院に連れて行き、「軽いうつ病です」と診断されました。

夫は医師に「引っ越しうつ病」と言われたそうです。引っ越しそのものが発症に結びつくものではないのですが、引っ越しによってそれまで生活してきた地域の環境や生活環境、そして人間関係などが大きく変わったため、それらの変化がストレスとなり、うつ病の発症のきっかけにることがあるのだそうです。

引っ越しうつ病ならヌーススピリッツがおすすめです。