子供の独立がきっかけでうつ病になった私の体験談

私は、は52歳の専業主婦です。このところ、ホットフラッシュなど更年期障害に悩まされています。突然、首から上があつくなって汗まみれになりますが、すぐにまたひいて今度は寒くなります。

2人の子どものうち、先ごろ長女が結婚して、地方都市で新婚生活を始めています。長男はまだ学生で、離れた街で1人暮らしをしています。

私は、これまで長女とは仲が良く、いっしょに買い物に出かけたり、料理をしたりしていました。

しかし、いまでは娘に会いたいと思っても、住んでいるところがかなり遠いため、簡単に訪ねていくこともできません。しかたなく、結婚式の写真を眺めたり、娘が子どものころのアルバムを引っばり出してきて、昔を懐かしんだりしては、ため息をつくようになりました。

寂しさに耐えられず、電話をしてしまうことも再三です。長男のほうは、年に数えるほどしか家に帰ってきません。

2人の子育てが終わり、肩の荷をおろした感じでほっとしていたのですが、いざ子どもたちがいないとなると、寂しさばかりか、何か生きがいすら失ったような気分にとらわれるようにもなりました。そうかといって、夫がうまく慰めてくれるかと思うと、夫はまさに働き盛りで、仕事、仕事で家のことなどは、まったく顧みてくれません。

結局、私はほとんど1日中、1人っきりでいることになります。そのうち、何をするのもおっくうになり、食事の支度はもとより、洗濯などの家事をほとんどやらなくなってしまいました。あまり外出もしないので、化粧はおろか、着るものにもほとんどむとんちゃくになって、1日中パジャマでいることも珍しくなくなりました。

さすがに夫も、私の様子があまりにもおかしいことに気づきました。休日に妻の様子をみていると、ほとんど横になっています。夫は少し前までは「更年期障害だろう」と、あまり気にしなかったのですが、その様子にあわてて病院に連れていきました。更年期障害のひとつかもしれないが、うつ病の疑いもあるということで、しばらく通院することになりました。

主婦が更年期を迎えるころは、ちょうど子どもたちが成人して独立していく時期と重なります。私のように、1人で家にとり残されたような気分になり、それがきっかけとなって、、心の不調を訴えるようなケースがあります。これを「空の巣症候群」と呼ぶことがあります。

空の巣症候群にはヌーススピリッツ