単身赴任がきっかけでうつ病になった私の体験談

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私(現在、34歳) は入社12年目です。営業係長となり、社内でもベテランのうちに数えられています。その腕が見込まれ、本社から支社に異動することになりました。しかし、支社がある街は、自宅から通うにはちょっと遺すぎます。かといって、社命ですから、そう簡単には拒否できず、悩みました。

奥さんと相談して、まだ幼い子ども2人をおいて、単身で赴任することを決意しました。はじめのうちは、自分が認められているのだと思い、張り切っていました。しかし、支社の上司や同僚は、当然のことながら見知らぬ人ばかりです。外回りをしても、顧客も初めての人ばかり。何もかも新しいことばかりで、ときどき不安な気持ちにとらわれました。

以前は、帰宅すればあたたかい家族がいて、奥さんの手料理に舌鼓を打ったものですが、今は社宅に帰り、部屋で寂しく夕食の支度をして、1人で食べています。別に何をするでもなく、ぽつんとしていることが多くなりました。

休日には自宅に帰るようにつとめていましたが、それが面倒になり、帰らないこともしばしばという状態になりました。

私の様子が以前と違うことに気づいたのは妻さんでした。休暇に帰ってくるたびに、やせてきているし、あれほど快活だった夫がほとんど口をきかなくなっているのです。休みの日にも帰ってこないようになってきたので、心配した奥さんは二人の子どもを連れて、私が暮らす社宅に来てくれました。部屋の中はふとんが敷きっばなしで、掃除もしていないひどい状態でした。

台所にはいつ食べたものか、食器が乱雑にほうり込んだままでした。

満足に食事もしていないことはすぐにわかったと思います。奥さんは、言いました。「いったいどうしたの。以前だったら、まめに私の料理を手伝ってくれたり、休みには掃除をきちんとやってくれていたじゃないの。あんなにきちょうめんな人だったのに」

主人は、子どもに久しぶりに会ったのに、ぼんやりとしています。仕事には行っていると言いますが、どうやらミスも重なっているようです。妻が上司に相談して、私を会社のカウンセラーに会わせました。軽いうつ病の疑いがあるということでいまは病院の精神科に通っています。

単身赴任となると、仕事の人間関係をはじめ、環境が大きく変わります。よほどしっかりしていないと、生活も乱れがちになります。しかも、孤独感にとらわれることもありますので、心の不調を招きかねません。

単身赴任によるうつ症状にはヌーススピリッツ