ごぼう独特の香りとほのかな甘味が私の便秘体質を改善してくれた

私は、高校生のころから便秘に悩んでいました。高校生の時の無理なダイエットがきっかけだったと記憶しています。ひどいときは1週間以上も便が出ず、ようやく便が出たあとにはひどい腹痛と下痢に襲われるため、外出するのが怖くなっていました。

一緒に住んでいた妹は全く便秘がなかったので、食事が原因とは考えられませんでした。おそらく、私の体質なんだと思います。

あまりに便秘がひどいため、20歳過ぎまで下剤を服用していました。しかし、下剤の副作用を心配した母から使用を止められ、今ではいっさい、下剤は服用していません。その後、便秘改善に役立つとされるセンナ茶を飲んだり、食物繊維を多く含んだ野菜などを積極的に食べたりしました。でも、私の場合は、全く効きません。

私の便秘は、30代になっても相変わらず改善しないままで、便秘に伴う腹痛で、外出することも怖くなっていました。

そんな中、私がごぼう茶を知ったのは、今から2年前、テレビで紹介されていたのを見たのがきっかけでした。

早速、市販のごぼう茶を取り寄せて飲んでみたところ、ごぼうのほのかな甘みとこうばしさがあり、とてもおいしく感じられたのが最初の印象です。1日に1パックのごぼう茶を500ccのお湯で煮出して、室温まで冷ましてから飲みました。すると、私の場合は、早くも翌日の朝に、軟らかい便がスルッと出たのです。これはいい!と思いました。便秘薬なしでお通じがしっかり出たのはとても久しぶりでした。

それ以来、2日に1回は便通があるようになりました。便秘が解消したため、腹痛の症状も消えています。何より、外出するさいの恐怖がなくなっただけでとても嬉しかったです。趣味のカフェ巡りや食べ歩きにも気がねなく行けるようになったばかりか、便秘の悪化を気にせずに、何でも食べられるようにもなりました。

ごぼう茶による変化は、便秘の解消だけにとどまりませんでした。便秘に悩まされているときは、顔や体のむくみや冷えもひどかったものです。ところが、ごぼう茶を飲んで便秘が治ったら、不思議なことに、むくみも冷えも次第に解消したのです。本当に、ごぼう茶には感謝しています。

ごぼう茶のおかげで、ドライブや食べ歩きといった趣味を安心して楽しめるようになったと心から感謝しています。ただし、ごぼう茶は便秘を治す薬ではありません。バランスの取れた食事や適度な運動と併せることで効果を発揮してくれることもわかりました。

https://benpi-guide.net/contents/archives/2667

医者いらず はやっぱり ポジティブ 思考と 笑い が重要です。病院のお世話にならずに元気で過ごす人はプラス思考でいつも笑顔ということです。

医者いらずの基本は 笑顔とポジティブ思考

woman-g4f066c68b_640.jpg

ストレスは免疫細胞や腸内細菌の大敵ですが、ポジティブ思考は免疫力を高めます。とくに笑ったり楽しいことをしたり、ポジティブに毎日を過ごしていると「医者いらず」の体になることは、多くの研究により明らかにされています。「医者いらず」の体になるには、1日1回は大いに笑うことです。泣くこともストレス発散になります。

「笑う」「泣く」は心の解毒を行う

米国のある病院では患者さんに「精神健康」という冊子を配っています。そこには、「笑いは体内のジョギングである」と善かれてありました。「笑いはNK細胞の生成と活性化を促し、感染症の予防ばかりではなく、ガンの治療にも効果がある」とも述べられています。

また、笑いが感性のプログラムを活性化し、治癒力を高めることについて述べてる著書も数多くあります。笑いは自律神経を介して、心と体の機能を活性化させるというのです。

たとえば、愛情を注がれずに育った子どもは、発育が遅れ、身長や体重が伸びません。「優しさ」という感性の情報が欠如すると、心のプログラムが円滑に働かなくなり、成長ホルモンの分泌だけでなく、食物の消化・吸収までうまくいかなくなるからです。

反対に、優しくされると、子どもの消化・吸収力が進み、成長ホルモンの分泌だけでなく、免疫プログラムまでも活性化されます。そしてこれと同じように、笑うという行為は、神経・内分泌系から、免疫系へと続く心と体のプログラムを活性化し、免疫系の働きを高めると、ノーマン・カズンズは『笑いと治癒力』の中で述べているのです。

[PR] [PR]

笑うことで、免疫細胞が活性化するというデータはいくつかあります。健康な医学生 52 人を対象に1時間のコメディビデオを観賞させ、その前後の免疫因子の活性を測定しています。

この調査では、いくつかの免疫因子が測定されています。たとえばNK細胞の場合、その活性は観賞前は24%でしたが、観賞後は38%に増えていました。その他の免疫因子も、それぞれ活性を高めています。

また、ガン患者など8人と正常の人1人に吉本興業の公演を見てもらい、NK細胞の活性を調べています。その結果、活性値は3〜4倍も上昇していました。

ただし、免疫力を向上させるには笑いの質も大事です。防御や攻撃の笑いは交感神経が優位になり、免疫力を低下させます。免疫力が向上するのは副交感神経が優位になったときです。副交感神経が優位になると、免疫細胞をつくるリンパ球が増えるからです。副交感神経が優位になる笑いとは、まず「楽しく笑う」ことが出発点になります。そして「大声で笑う」とより効果的です。

「大声で笑う」と、横隔膜の上下運動と腹庄の増減によって内臓が刺激されます。とくに、小腸や大腸の嬬動運動が活発になります。すると、血流が促進され、脳の前頭野という部分に興奮が起こります。それが間脳に伝わり、間脳が活発に働きだします。結果、神経伝達物質であるプロオピオメラノコルチン(POMC )というタンパク質をつくり、それが無数の神経ペプチドに分解されます。

この神経ペプチドは、まるで感情を持っているかのように情報の善し悪しを判断し、その判断によって自分の性質を変える力を持っています。「楽しく笑う」と、その情報はドーパミンやβ ・エンドルフィンなどの「善玉ペプチド」を生み、血液やリンパ液を通じて全身に流れます。それがNK細胞の表面に付着し、NK細胞の働きを活性化するのです。これを「ペプチドシャワー」といいます。

反対に、悲しさやストレスなどの情報が入ってくると、間脳から分泌された神経ペプチドは「悪玉ペプチド」となり、NK細胞の活性を低下させます。では、笑えば笑うほどいいのかといえば、実は長時間笑い続けるのも問題です。1時間笑う実験では免疫力が大いに高まったのに対し、3時間笑い続けるという実験をすると、逆に免疫力が低下した例が見られました。これは、休息の神経である副交感神経が優位になり過ぎて体の緊張状態がなくなり、免疫反応が異常になってしまったと考えられます。

つまり、免疫力を高める笑いとは、「楽しく笑う」「大声で笑う」「はどはどに笑う」という3 条件ということになります。

現代社会は、ストレスで満ちています。そのため、現代人は総じて免疫力が低下しています。「何ごとも良い方向に考えましょう」「ポジティブな思考をしましょう」と繰り返し提案しています。心のあり方しだいで、医者いらずの体になれるからです。

病気を避け、元気に長生きするためには、人生を楽しむ心を忘れずに、何ごともポジティブに考える思考が大事なのです。

日本人はイワシの群れの意味 ありのままに生きることで免疫力がアップする

仕事が忙しく毎日せわしく過ごしている人ほど、入浴せずにシャワーですませることが多いようです。こういった人たちのライフワークをのぞいてみると、寝る時間を確保するために省略できることはできるだけ省いてしまう傾向が強いくあらわれています。現代人はとにかく「時間がない」を口ぐせように発しています

体を清潔に保つことに目的があるとすれば、シャワーだけでも問題はないのでしょう。しかし、健康を主眼に置くと、良い習慣とはいえません。

なぜなら、脹の機能を活性化し、ガンを予防するには体を温めることが必要だからです。そのためには入浴が大事です。

2012年3 月名古屋で開催された「ミラクルワールド予防医学フォーラム2012」にて、『免疫革命』の著者として知られる安保徹新潟大学教授と講演が印象に残りました

そのとき、安保教授は「ガン細胞は先祖返りした細胞」であり、体内を低体温・低酸素の環境にしたために、古細胞に戻ったのがガン細胞だと話されていました。

地球上に生命体が誕生したとき、私たちの祖先となる生物は、無酸素と低温の環境にて解糖エンジンを働かせて生きている単細胞生物でした。

強力な放射線に地球がさらされていたため、生物は深海でしか生きられないという、過酷な環境下で生みだされたのが解糖エンジンです。そうした環境の中で、血管を伸ばし、栄養を吸収する細胞がいたのですが、ガン細胞はその生命力旺盛な細胞と性質が似ているというのが、安保教授のお話です。実際、ガン細胞は高糖質・低酸素・低体温という体内環境を好みます。

その環境とは、古単細胞生物が生きていた環境に酷似しています。一方、ミトコンドリアエンジンは、地球上が酸素に覆われ、表面温度が高くなるなかで築かれたエネルギー系です。そのため、酸素が豊富で体温が高い状態でよく動きます。ミトコンドリアエンジンが活性化するのは、低糖質・高酸素・高体温の環境です。ガン細胞の増殖を許さないためにも、中高年になったらミトコンドリアエンジンを活性化し、解糖エンジンの動きはゆるやかにとどめることが必要です。

中高年の体は、ミトコンドリアエンジンがメインに動いているため、解糖エンジンがフル稼働してしまうと、活性酸素が発生しやすくなっています。これを防ぐには、高糖質の食生活を改めること。そして、高酸素・高体温の環境を努めてでもつくりだすことです。

その12、体を清潔に | ガン予防のための習慣

1日1回、温かいお湯につかり、体温を上げることは、ミトコンドリアエンジンを活性化するとともに、ガン細胞の成長を許さないことにつながります。

また、腸の働きを高め、免疫力を高める効果もあります。腸は絶えず食物を消化し、病気から体を守るために免疫細胞を育てています。

常に持続的なエネルギーを使って、消化や免疫機能の活性化を保持しょうと努めています。それには、持久力に優れたミトコンドリアエンジンがスムーズに動き続けていることが必要です。

小腸は糖の吸収を積極的に行いますが、自分でエネルギーとして使わず、アミノ酸の一種であるグルタミン酸を使います。むしろ腸は、糖がたくさん入ってくるのを嫌がります。ミトコンドリアエンジンにエネルギー産生を頼っているため、解糖エンジンにフル稼働されると因ってしまうのです。

安保教授は「体温を1度上げると免疫機能が30パーセント上昇する」とも話されています。体温が上がれば、ミトコンドリアエンジンが活性化して腸の働きが活発になり、免疫機能が増強されるのです。また、ミトコンドリアエンジンを活性化するには、高酸素も重要です。1日数回深呼吸して、体に酸素を満たしてください。その習慣も、ガン予防には非常に効果的です。

私は週に1回、時間を見つけては近所の温泉に出かけます。温泉では、まず屋内の湯船によくつかって体を十分に温めます。次に、露天風呂に入り、深呼吸をして新鮮な空気を体に取り入れます。こうすると、高酸素・高体温の体内環境を一緒につくることができ、体がリフレシュしてパワーがこんこんと湧いてくるのを実感します。

ついでに、私は軽い運動も行います。温泉の端で、浴槽に足を引っかけ、腹筋運動をするのです。この週1 回の筋肉トレーニングは私の大事な健康法です。

最近は温泉施設が各地にできています。都会にも温泉はあります。こうした施設をご自身の健康増進のために上手に利用してください。もちろん、忙しくて温泉に出かけるゆとりを持てないという人も多いでしょう。そうした人こそ、1 日1 回、自宅の浴槽にゆっくりつかり、体をしっかり温める習慣を大事にしてほしいと思います。

半身浴の効果は絶大で毎日続けることで大きな効果をご自身の体で体験できます。

入浴で芯からじっくり温める方法(半身浴)

私たち現代人に特に おすすめ サプリ 活性酸素除去 に役立つのは プロポリス です。

活性酸素の害を消すには 1 野菜 2 果物、3、4がなくて5 プロポリス

hive-1710959_640.jpg

人間は、誰もが体内でビタミンを合成することができません。動物はもともとビタミンを食物から摂らなくても自分の体内でつくりだすことができました。

しかし、人間は進化の過程にて、果物や野菜を豊富に食べられる環境にあったため、ビタミンを合成する必要がなくなったのでしょう。

体内でビタミンを合成できないのは、人間とサルとモルモットだけです。人体内で、ビタミンを合成してくれているのは、腸内細菌です。

野菜や果物をいくら食べても、腸内バランスが乱れていては、ビタミンをうまく合成できません。

最近はサプリメントを多用する人が多くなっています。野菜や果物を摂らなくても、サプリメントでビタミン類を摂れば大丈夫だと思っている人もいます。

しかし、いくらサプリメントを摂ったところで、腸内細菌が十分に育っていなければ、それを体が活性酸素の害を減らすには、サプリメントを上手に活用することは大事です。

しかし、サプリメントとはいえ服用方法を誤ると副作用が現れることもあります。サプリメントは成分の性質をよく理解したうえで、服用しましょう。

抗酸化カ No1 プロポリス

活性酸素を抑えるサプリメントの中で、最も礁力な抗酸化力があるとわかっているのは、プロポリス です。

プロポリス は、ミツバチがさまざまな植物樹脂と自分の分泌物を合わせてつくった物質で、強力な抗菌作用があります。ミツバチはこの プロポリス を使って、巣内で病原菌が発生しないよう衛生状態を保っています。

プロポリスは古代より人間に愛用されてきました。健康を守る強力な作用が知られていたからです。

その健康効果は、プロポリスの中に含まれる20〜30種類ものフラボノイドにあります。フラボノイドもフィトケミカルの一種で、プロポリスのフラボノイドは、他の植物のフラボノイドに比べて、非常に強い抗酸化力のあることがわかっています。

世界各国の研究者たちは、プロポリスの研究を行い、多くの健康作用を報告しています。なかでも注目されているのは、抗ガン作用を持つさまざまな物質をプロポリスが持っていることです。

ただし、一言でプロポリスとはいっても、品質はさまざまです。これは多くのサプリメントに共通することです。よく吟味したうえで購入するようにしましょう。ちなみに、プロポリスでいうと、ブラジル産が最高級品といわれています。環境の厳しいアマゾンに生息するミツバチは、病気から身を守るために強力なプロポリスを生成するからです。

プロポリスの効能、効果はこちら。

便利生活 デメリット 老化がすすむ

水道水を熱しただけの白湯はNG

  • 投稿日:
  • by

アルカリ性で非加熱、ミネラル豊富な生水が長寿の水

白湯健康法」が最近はとても注目を集めています。これにも2 つの問題点があります。1つは、水道水をそのまま沸騰させた水を飲んではいけないことです。水道水には、塩素が含まれます。塩素が体内に入ってくると活性酸素が発生します。では、煮沸消毒すれば良い水になるかといえば、もっと悪い水になります。水道水を煮沸させれば塩素は飛びますし、殺菌効果もあります。しかし、トリハロメタンの量は多くなります。

トリハロメタンとは、発ガン物質の1一つとして知られる有害物質です。体内に入ると中枢神経や肝臓、腎臓などの臓器に負担をかけるうえ、アトピー性皮膚炎やぜんそくを悪化させます。摂取量が多くなれば、集中力の低下や疲労感、イライラなどの精神的な不調も現れます。流産の危険性が高まるという報告もあります。

この有害物質は、塩素と有機物が化合してつくられます。水道水を熟にかけると塩素12と有機物の化合がみるみる進み、発生量が増えてしまうのです。トリハロメタンの含有量が最も多くなるのは煮沸直後で、煮沸前の2〜3倍にも増えることがわかっています。トリハロメタンを完全に取り除くには、15〜30分間は沸騰させ続ける必要があります。

では、ミネラルウオーターなど塩素のない水を沸騰させるとよいのでしょうか。2つめの問題は、ここです。ミネラルウォーターは加熱すると、水が持つ健康作用を失います。白湯をミネラルウオーターでつくることほど、もったいないことはありません。

体を健康に導くには、水の力が非常に重要です。なぜなら、人間の体は、成人男性の約60 パーセント、成人女性の約5 パーセントが水でできているからです。その水は、血液やリンパ液となって体のすみずみに栄養を運び、病原菌などの異物や老廃物の排出を行い、約60兆個の細胞を潤して体内の環境を整えるなど、ありとあらゆる働きをつかさどっています。ですから、どんな良質な水を体に与えてあげるかで、体内環境は違ってきてしまうのです。長寿の水とは、体内環境を整える作用を持つ水です。

それはどんな水かといえば、1万年前の人たちも飲んでいたような、人の手を加えていない生の水です。今でいうミネラルウオーターです。その生水を加熱して人の手を加えたりすれば、水の健康作用は失われてしまいます。

では、純水で白湯をつくればよいかといえば、これも怖いのです。最近は、水道水から不純物をきれいに取り除いた純水を無料で配るスーパーが多くなりました。純水は料理やお茶に使うならばよいでしょう。しかし、そのまま飲むのはよくありません。不純物ゼロの水は溶解度が高く、人体に取り込むと体内のさまざまな酵素やカルシウムなどのミネラルまで薄かし込みます。また、腸内フローラにも悪影響を与えかねません。

水の最も良い飲み方は、加熱殺菌など人の手を加えていないミネラルウォーターを、そのまま飲むことです。白湯健康法では、白湯にデトツクス(毒出し)効果があるというようですが、水そのものに老廃物を抱えて外に持ち出す作用があります。わざわざ沸騰させて、水の健康作用を奪う必要はありません。

ただし、ミネラルウォーターといっても、産地によって健康効果は異なります。ミネラルウォーターを買うときには、必ずラベルを確認しましょう。

選び方の主なポイントは3 つです。1 つは、アルカリ性の水であること。健康な人の体液は、弱アルカリ性です。それが疲れてくると酸性に傾き、体に不都合なことを起こします。ふだんからアルカリ性の水を飲んでいれば、体が疲れてきても、体内環境を素早く戻せます。

2つめは、原材料の欄に「鉱泉水」「鉱水」「温泉水」と記載があることです。これらの水は、数十年間かけ、磁鉄鉱や石灰岩の厚い岩盤を通り抜けて地底に湧き出た天然水です。こうした水にはミネラルが含まれます。一方、「伏流水」「井戸水」などはミネラルをほとんど含みません。世界各地には、人々の長寿を支えてきた水があります。長寿の水はみな「鉱泉水」「鉱水」「温泉水」です。日本にも長寿の水があります。私は日本各地のミネラルウォーターを研究し、「活性酸素を消す力のある水」をいくつか見つけました。日頃からこうした生の水で、活性酸素を消すような良質の水を飲んでおくことです。逆に、体に悪い水は、原材料の欄に水の採取場所は書いてあっても、水の種類について詳しく記載していないような水です。また、ラベルに「非加熱」と表示のない水は、加熱殺菌した水の可能性が高いと考えられます。飲んでもよいですが、健康作用はないので、長寿の水にはなりません。

3つめは、「おいしい」と感じる水を飲むこと。ミネラルウォーターは、ミネラルの含有量から硬水と軟水に分けられます。「日本は軟水の国だから、日本人の体には軟水が適している」と言う人がいますが、これも間違いです。カルシウムやマグネシウムの多い水は、脳梗塞や心筋梗塞の予防効果もあります。自分にとっておいしい水は、体調が教えてくれます。硬水がおいしいと感じるならば、体がミネラルを欲している証です。ただし、硬水を飲み慣れない人は、舌にもったりと感じ、最初は飲みにくく感じるでしょう。最初は硬度の低い水から試し、硬度をだんだんと上げていって、「おいしい」と感じるようになれば、それが体調に合っている水なのです。良質な水は、長寿の水です。健康増進に水の力をぜひ役立ててほしいものです。

活泉水でもっと元気に!http://kassensui.sblo.jp/

長生きのためには肉食

  • 投稿日:
  • by

細胞の若返りにはコレステロールが必須

長寿や健康が話題になるとき、「肉は体に悪い」と強く主張する方が増えました。しかし、これは間違いです。長生きしたければ、肉は食べなければいけません。

人間の体は60兆個もの細胞からつくられています。細胞が正常に働けるのは、それぞれの細胞が膜に包まれているからです。ミトコンドリアもテロメアも、すべては細胞膜の内側にあります。細胞膜がなければ、秩序がなくなり、人間は人体の機能を保てなくなります。この大事な細胞膜の原料が、コレステロールです。

コレステロールとは?

コレステロールは「善玉」と「悪玉」があるといわれますが、そもそもこの愛称がコレステロールの誤解を生むもとです。コレステロールに善も悪もありません。善玉コレステロールとは、正しくはHDLコレステロールといい、体内に蓄積したコレステロールを排出し、動脈硬化を予防する働きがあります。悪玉コレステロールは、LDL コレステロールが正式名称で、コレステロールを体内に供給する役割があります。

が、増え過ぎると血管に溜まります。これが動脈硬化の原因と一般にいわれます。動脈硬化とは、コレステロールや中性脂肪などの脂質が動脈に溜まり、動脈を硬くしたり血管を狭めたりする症状です。この症状が進めば血管はもろくなり、詰まりやすくなって、心筋梗塞や脳卒中の直接的な原因となります。そのため、コレステロールは心筋梗塞や脳卒中を起こさせる悪玉とされ、その摂り過ぎが問題視されるのです。

しかし、ここには大事なことが見落とされています。LDLコレステロールが悪玉と化すのは、活性酸素と結びついたときです。活性酸素と結びつくと、LDL コレステロールや中性脂肪は過酸化脂質に変性します。この過酸化脂質こそが本当の悪玉なのであり、血管を傷つけ、ボロボロにするのです。

こうした成り立ちを無視して、「肉を食べると心筋梗塞や脳卒中になる」と述べるのが、「肉=健康悪」説を述べる人たちの言い分です。しかし、LDL コレステロールがなければ、丈夫な細胞膜を維持できず、体にかえって悪いのです。

近年、「コレステロール値が高いほど死亡率が低い」という大規模な研究や、「コレステロールを下げる薬を服用しても、心臓病予防効果は見られない」とする海外報告が相次いでいます。日本脂質栄養学会も「コレステロール値は高いはうが長生きする」との指針をまとめています。

世の中を見回しても、90歳を過ぎて元気な人は、肉をよく食べます。100歳を超えの現役の医師を続けている日野原重明先生も、週に2回はステーキを食べます。百寿者の方々は、そうやって丈夫な細胞を日々つくっているのです。

週に3 回はステーキを食べます。そのときには、たっぷりの野菜サラダもよく噛んでいただきます。活性酸素の害を消すため、お肉と一緒にフィトケミカルをたくさん摂るようにしているのです。

また、「肉を食べると腸内で腐敗し、有害物質を発生させるからよくない」という人もいます。たしかに、肉を食べ過ぎると腸内バランスが崩れて大腸菌が増えてしまいますし、結果、免疫力も低下します。しかし、腸内バランスを崩すほど食べ過ぎなければ大丈夫です。週3回確度ならば問題ありませんし、そのときには色とりどりの野菜を一緒に食べれば、活性酸素を増やす心配もなくなります。

コレステロールは、男性ホルモンの原料にもなります。男性もコレステロール値が減ると更年期障害になります。50歳を過ぎた男性はとくに肉を適度に食べ、男性力を高めておくことが大事なのです。

お肉を食べるときは、青汁がおすすめです。

若返りホルモン を増やす には 納豆 と イワシ を たっぷり食べよう という情報です。

DHEA は食事と適度の運動が増える イワシ 納豆

sardines-g376d73d0a_640.jpg

アディポネクチン が発見される以前から、注目されていた長寿ホルモンがあります。それは、DHEA です。

DHEA ( デヒロドエピアンドロステロン ) は、副腎や性腺で産生されるホルモンの一種で、体内ではコレステロールを原料にして合成されます。男性ホルモンのテストステロン、エストラジオールの前駆体であり、筋肉強化のほかホルモン分泌を盛んにできる若返りホルモンとしても知られています。山芋などを原材料としたサプリメントも市販されています。

DHEA は男女とも 6 ~ 7 歳頃から分泌が増加し、20 歳前後でピークに達します。その後、加齢とともに直線的に下降していきます。そのため、以前から、人の老化の代表的な指標として注目されてきたのです。

若返りホルモン DHEA が健康にも影響する

日本の研究では、2006 年に久留米大学医学部の心臓・血管部門のグループが、DHEA 濃度の高い人は長寿の傾向が強いことを米国の心臓病学会にて発表しています。

DHEA は、副腎や性腺から血中に分泌されるホルモンで、ガンや動脈硬化、糖尿病、アルツハイマー型認知症など生活習慣病の抑制に幅広く関与していると見られています。ただし、作用メカニズムについては、すべてが明らかにされているわけではなくまだまだ未知の分野とも言えます。

比較的はっきりわかっているのは、DHEAの脂肪細胞に対する作用です。DHEAが脂肪細胞に作用すると、インスリンの感受性が高まり、細胞へのブドウ糖の取り込みが向上すると確認されています。

また、DHEA はタンパク質と同化して、筋肉を増強させることが知られています。脂肪細胞に働きかけ、筋肉を増強させるので、内戚脂肪の減少につながり、メタポリック症候群の予防につながるとも期待されています。DHEA が皮膚に働けば皮膚が若返り、脳にいけば脳が活性化するとも見られています。

米国では、かなり以前からDHEA の若返り作用には注目されていました。たとえば、米国国立加齢研究所が、ボルティモア市で716人を25年間追跡した疫学調査を行っています。結果、DHEA 値の高い人は低い人より長寿だったことがわかりました。

また、65 歳以上の男性を 25 年間追跡調査すると、DHEA 値が低い人は 25 年後に 45 %が死亡していたのに対し、DHEA 値が高い人の死亡率は 25 %でした。65 歳以上の人の25 年後といえば、90歳を超えています。

このような多くの研究結果により、米国では1994年に DHEA をサプリメントとして販売することが認可されました。そのため、日常的に服用する人がたくさんいました。しかし、日本では今も認可されていません。それには理由があります。

DHEA は副腎や性腺で生産される男性ホルモンの一種だからです。サプリメントとして素人が手軽に服用するには、不都合な成分なのです。事実、DHEAのサプリメントを長期間飲んでいた人は、前立腺や卵巣などのガンになりやすく、また症状を増悪しやすいことが認められています。妊娠中・授乳中に服用すると、重大な影響を母体に与えることも知られています。自己判断での服用は、危険です。

しかし、体内で自然な形で分泌量を増やすぶんには、問題ありません。むしろ、長寿ホルモンとしての働きを発揮し、若返りに役立ちます。それには、日常生活のなかでのちょっとした工夫が必要です。

まず、食事です。納豆を食べるとDHEAが増えます。納豆に含まれるイソフラボンがDHEAの材料になるからです。イソフラボンも、抗酸化力の高いフィトケミカルの一種です。イソフラボンは大豆製品に多く含まれ、豆腐や豆乳などにも豊富です。

もう1つは、イワシを食べることです。イワシに含まれるセレンが副腎を活性化することがわかっています。DHEA は副腎から主として分泌されますから、副腎を活性化すると、DHEA の分泌量が増えるのです。私は、「ちょっと疲れているな」と感じると、納豆とイワシのつみれがたっぷり入った納豆イワシつみれ汁をいただきます。

食事以外では、適度の運動が大事です。高齢者に30分間ほど軽めの運動をしてもらい、運動前後のDHEA量を観測したところ、運動前は550だったDHEAが658 に増加していました。運動は、ウォーキングでも簡単な体操でも、心地良いと感じる程度に好きなことを行う方法が最良です。

さらに、過剰なストレスが心身にかからないようにすることも必要です。副腎はストレスにとても弱い臓器です。ストレスにより副腎が弱ると、DHEA を分泌できなくなります。

ストレスを除くには、リラックスできる状況を意図的につくることです。私はお酒と音楽が大好きですから、ときどきお酒を飲みながら音楽鑑賞をします。また、副腎は寒さに弱い臓器です。若さを保つには、体を冷やさないこともとても重要です。

体温アップ についてはこちら。

コーヒーは長生きホルモンがたっぷり

  • 投稿日:
  • by

長生きには、生活習慣病に分類される「ガン・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病」の4大疾病を避けることが重要です。これらの生活習慣病のリスクの指標として、新たに注目されているホルモンが、長寿ホルモンとの異名を持つ「アディポネクチン」です。アディポネクチンの分泌量が体内で増えると、生活習慣病が予防され、長生きへと導かれることがわかってきました。

ちなみにコーヒーが大腸ガンを予防するという記事はこちらです。

アディポネクチンは、平成7年、大阪大学名誉教授が人体から発見しました。これは日本発の発見として、国際的にも注目されました。アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌され、一般的なホルモンに比べて血中濃度が桁違いに多いのも特徴です。脂肪細胞からアディポネクチンが正常に分泌されていると、血管保護作用が働き、動脈硬化を抑える効果を期待できます。動脈硬化を抑えられれば、1。心筋梗塞や脳卒中の危険性は格段に減り、長寿につながるのです。

また、アディポネクチンは、祐尿病の予防効果もあります。糖尿病は、体の細胞にブドウ糖をうまく供給できなくなり、血液中のブドウ糖の量(血糖値)が一定量を超えてしまう病気です。原因は、ブドウ糖をコントロールするインスリンというホルモンの不足で、ブドウ糖が細胞に供給されにくい状態なります。ところが、アデイポネクチンには、インスリンを介さずに、細胞内に取り込まれるブドウ糖の量を増やす作用のあることがわかりました。アディポネクチンが正常に分泌されていれば、糖尿病の発症や悪化を予防できるというわけです。

アディポネクチンは、分子構造が複雑で人工的につくるのが難しいホルモンで、注射や薬剤などによって直接体に補充できません。しかし、ある食品を摂ることで増やせることがわかっています。その1つがコーヒーです。名古屋大学大学院の山下先生らのチームが、日本人労働者を対象とした研究で「コーヒーの摂取土が多い人は、アディポネクチンの分泌lも多い」ことを明らかにしています。また、杜仲茶もアディポネクチンを増やすことが、三重大学と小林製薬との共同研究でわかっています。

さらに、マウス実験にて、大豆を食べていたマウスは、アディポネクチンの血中濃度が上昇したという報告もあります。EPA( エイコサペンタエン酸) を含む魚にも、アディポネクチンを増やす作用があります。EPA は、サバやマグロ、マイワシ、ハマチ、ブリ、サンマなどの脂にたくさん含まれます。EPAを無駄なく摂取するには、生魚を新鮮なうちに刺身で食べるのが理想です。

一方、アディポネクチンを減らしてしまう生活習慣もあります。一番の問題は、肥満です。内臓脂肪量が増えると、アディポネクチンの分泌量が減るのです。内臓脂肪が体に溜め込まれてしまう原因は、食べ過ぎや運動不足です。食べ過ぎ飲み過ぎをしないこと、運動を適度にして筋肉量を維持することは、長寿ホルモンを増やすためにも重要なことだったのです。

さて、「アディポネクチンを増やすにはコーヒー」と聞いて、コーヒーの健康害が気になった人もいるでしょう。コーヒーは、健康にマイナスのイメージがついて回りますが、現在のところ、健康を害するという明らかなデータは見つかっていないようです。

ただ、コーヒーには鉄分の吸収を阻害する働きがあるので、貧血気味の人は、食事中や食事直後は控えたほうがよいでしょう。「コーヒーは胃に悪い」というのは、胃酸の分泌を促進する作用にあります。胃酸が増えれば消化力が上がるのでよいのですが、胃が荒れている場合には症状が悪化するので、良くないということなのです。「コーヒーを飲むと眠れなくなる」のは、カフェインの持つ覚醒作用によるものです。その人のカフェインの感受性によるので、そうした人は、就寝前は避けるとよいと思います。コーヒーは、ポリフェノールを豊富に含む抗酸化飲料でもあります。厚生労働省の研究班は、毎日コーヒーを飲む人は、飲む習作のない人より子宮体ガンや肝臓ガンの発症率が低くなっていると発表しています。

赤ワインとエキストラバージンオイルはポリフェノールがたっぷり

「フレンチパラドックス」という言葉を知っているでしょうか。健康情報に詳しい人、赤ワインが好きな人にはおなじみです。20年ほど前、日本に空前の赤ワインブームを拳き起こしたのが、フレンチパラドックスでした。

世界には、食習慣によって長寿を築いてきた事例が数多くあります。日本の発酵食品やカフカス地方のヨーグルトもそうですし、フレンチパラドックスもその一例です。

フレンチパラドックスとは、フランス人は欧米諸国に比べて喫煙率が高く、肉類を頻繁に食べるのに、動脈硬化や心疾患の雁息率が際立って低いことを表す造語です。紫煙に含まれるニコチンには血管を老化させる作用がありますし、肉類は飽和脂肪酸を多く含み、一般には動脈硬化の原因になるので健康に良くないと見なされがちです。この「健康2大悪」といわれるタバコと飽和脂肪酸を他の欧米諸国の人たちより多く摂っているのに、動脈硬化や心臓病が少ないのは、赤ワインに理由があるのではないかと専門家の注目を浴び、それが世界に一気に広がったのです。「フランス人は水がわりにワインを飲む」と言われるほど、赤ワインを非常によく飲むことで知られています。

このフレンチパラドックスが世界に広がったとき、ワインの消費量が44パーセントも増加したそうです。日本でも、多くの研究者が赤ワインの健康効果に興味を持ち、研究を行いました。国立健康・栄養研究所とサントリーは、動脈硬化と赤ワインの関係性を共同研究しています。動脈硬化は、血液中の悪玉コレステロールが活性酸素に酸化して過酸化脂質に変性し、血管を傷つけることによって起こります。この研究では、赤ワインのポリフェノールが、悪玉コレステロールの酸化を防ぐことを解明しました。

金沢大学大学院の山田正仁教授の研究では、「赤ワイン約500Cのポリフェノールが、アルツハイマー病の原因となるタンパク質を分解する」と、認知症の改善に効果があることが示されました。

認知症予防はこちらです。

ポリフェノールも、フィトケミカルの代表的な一種です。ブドウの皮や種に豊富に含まれています。大量のブドウを丸ごと使い、酵母によるアルコール発酵をして醸造される赤ワインは、ポリフェノールを多く摂取できる発酵飲料なのです。ただし、赤ワインは健康に良いとはいえ、アルコールが含まれる以上、飲み過ぎれば健康を害します。量としては、1日2杯程度が適量です。このくらいならば、健康を増進する効果があるといえるでしょう。

また、最近はオリーブオイルにも注目が集まっています。オリーブオイルもポリフェノールの含有量が多く、ビタミンE も豊富です。ビタミンE は、細胞膜の酸化を防ぎ、老化防止に働くフィトケミカルです。また、オリーブオイルの長所は、オレイン酸が多く含まれることにもあります。他の植物油は酸化しやすい性質があるのですが、オリーブオイルはオレイン酸を含むため、酸化しにくいのです。

腸ストレスから自分の腸を守るために効果的な オリーブオイル

オリーブオイルは紀元前4000 ~3500年前から使われていたようで、オリーブの実から抽を摂っていた形跡がギリシャ地方に残されています。古くからオリーブオイルを愛用してきた地中海沿岸地方の人たちも、脂肪を多く摂取しますが、動脈硬化や心疾患が少ないことで注目されています。

今では世界各国でオリーブを栽培していますが、世界一の生産地はスペインのアンダルシア地方で、ここで生産されるオリーブオイルは良質だと知られています。

また、オリーブオイルにもいくつか種類があります。選ぶならばエキストラバージンオイルをおすすめします。蒸気や溶剤などを利用して精製されたオリーブオイルは、抗酸化成分や有効成分が取り除かれてしまっているからです。エキストラバージンオイルは、オリーブの実だけを原料とし、低温圧搾でつくられた酸度0.8パーセント以下のオイルのため、ポリフェノールが豊富で、高い抗酸化力があります。

なお、エキストラバージンオイルは、腸の働きをスムーズにし、腸内細菌の働きを整える作用があることもわかっています。ブロッコリーやトマト、ワカメなどをオリーブオイルであえ、レモン汁と塩コショウで味つけするだけでも、腸内細菌が喜ぶ抗酸化力の高いサラダができあがります。

ガン細胞の成長を抑える 食材 にんにくきゃべつ きのこ などです。積極的に食べたい食材です。

ガン細胞の成長を抑える 食材 ガン予防にはたっぷりの薬味ときのこが効く

mushrooms-548360_640.jpg

現在、日本人の 2 人に 1 人もの人がガンで命を落としているのです。ガンは誰にとっても怖い病気です。だからこそ、多くの人が「ガンを防ぐ食品」に過敏になり、テレビや雑誌などでも特集が組まれるほどです。

ガン患者に評判の健康食品

ガンを防ぐ食品」とは、抗酸化作用のある食品か、腸内細菌を活性化する食品です。腸内フローラが整っていれば免疫細胞が活性化し、ガン細胞を撃退してくれます。

活性酸素に傷つけられると、細胞は大半が死にますが、なかには異常な状態に変異するものが現れます。この中から、ガン細胞は生まれます。私たちの体の中では毎日 3 000 〜 5000 個ものガン細胞が発生しています。

ただし、ガン細胞がすぐに病気としてのガンになるのではありません。発ガンまでには、何回かの変異が起こり、細胞は形も性質も異常な状態になります。この前の段階にて、免疫システムが正常に働き、ガン細胞を殺してくれればその成長を止められます。そのとき、多くの免疫細胞が働きますが、大活躍するのが前述のNK細胞です。NK細胞の活性を高めるのは腸内細菌であり、活性を弱めるのは活性酸素とストレスです。

また、ガン細胞が成長するスピードは、生活しだいで大きく違ってきます。たとえば、胃ガンはガン細胞の発生からガンと診断されるまで20〜30年問かかります。活性酸素をできるだけ出させなくし、腸内細菌を増やし、免疫を高める生活を続けると、ガン細胞の増殖は抑えられます。そうすると、50歳でガン細胞が成長を始めても、発ガンは90歳にまで延ばせます。ガンの発症と進行は自分次第なのです。

米国の国立ガン研究所では、ガンを抑える作用に優れた植物性食品について学術調査を行っています。そして、ガン予防効果の最も高い食品をまとめて「デザイナーズフード・ピラミッド」をつくりました。その頂点に立つのはニンニクです。ニンニクはガンを抑制する最高の食品だと、米国国立ガン研究所は発表しています。

日本では、2004年に51人を対象とした大腸ガン予防の臨床試験が行われています。ガンに進行しやすい大腸腺腫にかかっている人たちを、2グループに分け、大腸ガン発生リスクを比較しました。熟成ニンニク抽出液を1ヶ月間2.4 ミリリットル摂るグループと、その15分の1を摂るグループです。結果、多く摂ったほうのグループは、ガンになるリスクが30パーセントも低下していました。

にんにくでガンを予防する

ガン細胞に影響を与える成分は、イオウ化合物のS・アリルシステインや脂溶性のスルフィド類などです。イオウ化合物はフィトケミカルの一部であり、長ネギ、玉ネギ、ニラ、大根、ワサビ、キャベツなどにも豊富です。キャベツは、デザイナーズフード・ピラミッドにて、ニンニクの次にガン予防の効果の高い食品と掲げられています。

イオウ化合物には、「ガン細胞を増殖させる新生血管の形成を抑制する」「ガン細胞をアポトーシス(自殺) に導く」「活性酸素による遺伝子の損傷を防ぐ」「ガンと闘うリンパ球や細胞などの免疫細胞の働きを活性化する」などの作用があることが明らかになっているのです。

イオウ化合物を含む野菜は、薬味として使われているものばかりです。昼食にざるそばを食べるときには、ネギやワサビ、大根おろしなどの薬味をたっぷり入れて食べ、キャベツサラダを添えると、それだけでガン予防メニューになるというわけです。

ただし、イオウ化合物は水溶性であるため、水に溶け出しやすいという性質があります。生食するときには、サッと水にさらす程度にすると、効率良く摂取できます。なお、イオウ化合物は、調理法によって成分にかなりの変化があって、生食と加熱食では異なる効果効能を期待できます。とくにニンニクはその特徴が顕著で、生のまますりおろすとガン予防や抗菌作用が、加熱すると血液サラサラ効果や高血圧予防などが期待できます。ただし、ニンニクは刺激が強いので、食べ過ぎると胃を荒らすという難点もあります。1日4グラム程度を摂るように心がけるとよいということです。中程度のニンニク1 かけが、およそ4グラムです。

きのこ β・グルカン もガン抑制効果が高い

ガン予防にはキノコもおすすめです。キノコは食物繊維が豊富であることに加え、-グルカンという免疫力を高める成分が多く含まれます。β-グルカンもフィトケミカルの一種であり、強力な抗酸化作用を持ちます。β-グルカンも水溶性なので、煮汁などは一緒に食べるとよいでしょう。

ガンを撃退する「ハナビラタケ増強食」の使用感、口コミ、効能、効果

体重1 キログラム当たり1000ミリグラムのエノキダケエキスを20 日間飲ませるマウスのグループと、飲ませないグループに分け、それぞれの背中に非常に転移する力の強いルイス肺ガンを移植し、90 日間観察した研究結果が掲載されています。

結果は、エノキダケエキスを飲ませなかったグループは生存率が約20 パーセントだったのに対し、エノキダケエキスを飲ませたグループは生存率が50 パーセントもありました。しかも、生存したマウスのうち、半数は肺ガンが治っていたのです。免疫力を活性化する作用と強力な抗酸化作用を持つキノコを、ガン予防として食生活にぜひ取り入れてほしいと思います。

エノキタケ栽培家庭の胃ガンの死亡率は一般家庭の50%以下

きのこを日常的に食べる人はがんを発症するリスクが低いことが、米国で行われた研究で明らかになりました。きのこ18 g(中くらいの大きさのシイタケの傘の部分1個程度)を毎日食べている人のリスクは、きのこ を食べない人に比べて45 % ほど低くなる可能性が示されました。

がんの予防において、食生活が重要な役割を果たすことは広く知られています。キノコは、低カロリーで低糖質、かつ、塩分、脂肪も少なく、コレステロールを含まないといった好ましい特徴をもっています。さらにキノコには、生理活性化合物、例えば、フィトケミカル(フェノール酸、フラボノイド、カロテノイドなど)、食物繊維、ポリサッカライド、セレニウム、ビタミン、抗酸化物質(エルゴチオネインやグルタチオンなど)が豊富に含まれているため、積極的に食べれば健康全体に好ましい影響が現れると期待されています。これまで、がんの予防にキノコの摂取が役立つかどうかを調べる研究は少なからず行われていますが、効果があることを示した報告と、効果はないとする報告が入り交じっていました。