日本政府は食べ物や栄養の重要性を国民には伝えないため、国民はほとんど栄養や健康に関する知識がありません。また、学生時代にもそうした知識を教えてくれません。
そのため、多くの人はお腹をいっぱいにすれば栄養をとったと思い込み、偏った栄養摂取で、現代型の栄養失調になつているのです。
この分野ではとくに世界から取り残されて、方針も政策もない政府が、きちんと国民を教育もできず、正しい最新の知識も与えられず、適切に制度や規制も管理もできず、国民をますます不健康にしているのです。
多くの人はカロリーと栄養を混同していますが、これらはまったく違うものなのです。簡単に言えば、栄養は体を作り、心も体も精神も、人間の機能のすべてが正常に機能するのに必要なものです。
一方、カロリーはガソリンのようにエネルギー源のみになるものです。これを混同するから、「なんで?。しっかり食べているのに?」と、自分達の栄養失調を理解していないのです。
今のままでは食べ物を食べていてもアンバランスで栄養失調になります。そのために、本来えられている自然治癒力が正常な機能を果たせず、体内の毒も排泄できず、さまざまな心身の間題を起こしてしまうのです。原因は次の通りです。
食べ物を食べていても栄養失調になる原因
- 岡じ畑を何十年何百年と使い、土壌がやせ、ほとんど栄養が入っていない。いくら化学肥料を使っても、自然の中にある数々のまだ研究されていない、微量だが重要な不足している栄養は補強できない。農作物自体に栄養分が入っていない。
- 農薬が土の中にある大切な微生物や栄養分を破壊する。
- 昔のように、すぐそこで出来た畑のものを、早く味わうのではなく、今や世界中から輸入しているので、長い距離を輸送している問に栄養分が失われる。
- 冷凍したり、加工したり、添加物を加えている間に栄養分が元の4分の1まで破壊される。
- 空気、土地、水の汚染で栄養素が破壊されるだけでなく、食物の添加物がいっしょに体内に蓄積され、せっかくの栄養の吸収を妨げる。
- ほとんどの食物が不自然に作られ、栄養価が低く、化学物質が多い。そのような食物から毒素が体に溜まり、栄養素の働きを妨げる。
- 音のようにゆとりを持って食事の準備をしたり、味わう習慣がなくなり、新鮮な栄養をゆっくり消化吸収できない。
- せっかく体に入ってきた栄養のある食物も、現代人のストレスで、うまく消化吸収されない。
アメリカでは最近のホウレン草の栄養価について、私達の祖母の頃の10分の1だと発表されている。最近の野菜や果物は、見かけはきれいであっても、おいしくなく、栄養も少なくなつている。
遺伝子組み換えの農作物(組み換えがなされた植物の花粉が風や虫で運ばれることによって、組み換えされていない植物までが組み換えと同じ結果になつている。その悪影響のデータはまだ分からない)。
早く育てるための成長促進剤、また品質維持のための化学物質などが卵、鶏、豚、肉、
魚、牛乳に及ぼす影響など。
あなたが今日、朝から口にした物を考えてみて下さい。どれだけ色のついた野菜や果物を食べましたか。どのくらい海草や魚、豆製品や良質のタンパク質を食べましたか。
毎日口にしている食べ物の内容を考えるだけでも、私達はすぐに、どんなに栄養のバランスが悪いか分かります。分かりやすく言えば、私達は添加物と毒物がいっぱいのお腹の膨らむ何かを食べているようなもので、栄養がバランス良く体に入っておらず、吸収もままならず、正常に体が機能できなくなっているのです。
西欧の格言に「あなたは、あなたの食生活の結果です」というのがあります。日本人の心身の健康問題は栄養の偏りと添加物など化学物質の体への蓄積からきているのです。しかし、この現代型栄養失調も、ハーブ(植物・食物)で補強も解毒もできるのです。
あやしいカロリー思想
http://w1.avis.ne.jp/~s-toyota/contents/cal/index.html
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