熱中症 サイン を紹介します。しょっぱい汗もサインのひとつなので要注意です。熱中症になりやすい人は しょっぱい汗をかく というのは本当でしょうか?ここ数年の夏の暑さは異常です。これから暑い夏に向かいまが、熱中症のサインは、しっかり覚えておくべきでしょう。
熱中症で倒れて救急車で何人運ばれました。というニュースにも驚かなくなってしまいました。「観測史上初」や「50年に一度の」といった言い回しが散見される昨今の異常気象ですが、熱中症は死亡する可能性もあります。非常に危険ですから熱中症のサインを見逃さないようにしなければいけません。
熱中症 しょっぱい汗 がサイン
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことです。
高温多湿の環境下で長時間動いたり作業をした際に、大量の汗をかき、体内の塩分や水分が著しく不足すると体温をコントロールする脳の体温調節機能に支障をきたし、重度の意識障害が発症した状態を熱射病といいます。 熱射病は、意識障害と同時に体温が40℃以上まで異常上昇します。
人間の体温調節機能は、脳の視床下部にある「体温中枢」が担っています。体温中枢は体表面の血行をうながし、皮膚から熱を放出したり、汗の気化熱を利用したりして体温を調節するのですが、この汗のなかには熱中症を防ぐために「よい汗」と「悪い汗」があることがわかってきました。
よい汗とは、風呂に入ってすぐに出るようなサラツとした汗で、塩分濃度は低く、すばやく気化して体温を低下させます。悪い汗は、汗をかくのが苦手な人のかく汗です。
発汗までに時間がかかる塩分濃度が高いベタベタ汗で、気化するまでの時間も、よい汗に比べて大幅に長くなります。したがって、悪い汗は、体温低下にうまく貢献することができませんし、気持ち悪くストレスでもあります
汗をうまくかけない人は、皮膚からの熱の放出によって、なんとか体温を下げようとします。
体温が上がってくると、まずい!皮膚に近い体表の血管が拡張して体外へ熱を放出しようとします。それでも体温調節できない時、ようやく、体温中枢が発汗指令を出し、発汗するようになるのです。
皮膚からの熟放出の際に、血液が皮膚の近くに集まり過ぎると、逆に脳への血流が減少してしまいます。すると、めまいや立ちくらみなどの症状が現われやすくなります。
さらに、時間をかけて流れ出てくる悪い汗には、多量の塩分が含まれています。水は塩分とともに体内にとどまる性質があるので、悪い汗をかき続ければ、塩分不足となり、いくら水を飲んでも脱水になってしまいます。
つまり、しょっぱい汗をかく人は、熱中症にかかりやすく重症化しやすいと言うことができます。
ただ、よい汗をうまくかけない人でも、ウォーキングやジョギングなどの運動を毎日の生活のなかに取り入れると、汗腺が鍛えられ、汗をかけるようになります。汗をかきにくい体質の方はトレーニングが必要です。
汗が出にくいというのはあまり聞くことのない症状かもしれませんが、実際に起こると体温が下がらなくなり、熱中症などの危険が増すこともあります。
生まれつき汗をあまりかかず、体温調節がうまくいかない人がいますがそれを異常だと自覚していない人がほとんどです。
熱中症は、暑くなり始める6月下旬から急激に増加するので、遅くても5月頃から汗腺トレーニングを始めてください。毎日汗をかけば、熱中症に対するリスクはかなり低くなるはずです。
汗腺のトレーニング方法としては、「入浴」「有酸素運動」「腹式呼吸」の3つがベストです。
手足高温浴と半身微温浴が効果的 手足を重点的に温める「手足高温浴」と、「半身微温浴」の2つを組み合わせる方法が効果的です。
ウォーキングやストレッチなどの適度な有酸素運動 腹式呼吸をするのがいでしょう。
脱水症状に経口補水液 オーエスワン ( OS-1 )
脱水症状が現れたときにおすすめなのが、大塚製薬の経口補水液 オーエスワン ( OS-1 ) 。夏の熱中症対策にも適している。ドリンクのほかゼリータイプも販売されている。
対処法
経口補水液(以下バナーから購入可能)で、下痢で失った量以上に水分を与える。余った水や塩分は尿から自然に排出される。日々、下痢、尿の回数と飲んだ経口補水液の量をメモしておく。
経口補水液は、一度にたくさん飲ませると吐くことがあるため、はじめは一口ずつかスプーン、スポイトなどで少量ずつ頻繁に飲ませる。ある程度飲ませても吐かなければ自由に飲ませてもよい。
症状がひどくなるようであれば、早めに医師に相談する。
医療現場におけるオーエスワン
https://www.os-1.jp/products/doctorseye/
経口補水療法の導入以前は、脱水症の患者さんが来院されると、ほとんどの場合輸液(点滴)を行っていました。
一方、現在では、軽度から中等度までの脱水症であれば、経口補水療法で対応が可能です。特に小さいお子さんの場合、点滴を入れるまでに、労力・時間がかかります。
医療機関は人手が必要になりますし、患者さんの側も時間を取られます。また、点滴が終われば針を抜くまで医療従事者のケアが必要です。経口補水液オーエスワンの場合、来院の際に飲用方法の指導を行い、親御さんの理解が得られれば自宅での飲用も可能です。
特に夜間など、脱水症で救急外来に来る患児のほとんどが、軽度から中等度までですから、経口補水液オーエスワンでの対応が可能です。
経口補水療法が広く普及することによって、人員を含めた医療資源を有効に活用することができれば、良い意味での医療の効率化を図ることができ、医療従事者と患者さんとのよりよい関係作りができるのではないかと思います。
い
熱中症サイン
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軽度の熱中症(熱痙攣):
- 筋肉のけいれん(特に脚や腹部)
- 大量の発汗
- 疲労感や虚弱感
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中等度の熱中症(熱疲労):
- 重度の発汗
- 冷たくて湿った肌
- 顔面蒼白
- めまい
- 頭痛
- 吐き気や嘔吐
- 倦怠感
- 筋肉のけいれん
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重度の熱中症(熱射病):
- 高体温(40℃以上)
- 発汗の減少(皮膚が熱くて乾燥していることもある)
- 混乱、興奮、錯乱
- 失神
- 発作
- 意識喪失
- 速くて強い脈拍
対処方法
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軽度の熱中症:
- 涼しい場所に移動
- 水分補給(スポーツドリンクなどの電解質を含む飲料が望ましい)
- 体を冷やす(冷たいタオルや氷を使う)
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中等度の熱中症:
- 涼しい場所に移動し、足を高くして休む
- ゆっくりと水分補給
- 衣服を緩め、体を冷やす(冷たいシャワーや湿布など)
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重度の熱中症:
- 緊急医療を呼ぶ(救急車を呼ぶ)
- 体を冷やす(冷たい水をかける、氷袋を使用するなど)
- 涼しい場所で安静に保つ
- 水分を無理に飲ませない(意識がない場合や嘔吐している場合は特に注意)
予防策
- 十分な水分補給: 喉が渇く前に定期的に水分を摂る
- 適切な服装: 軽くて通気性の良い服を着る
- 日陰や涼しい場所で休む: 高温多湿の環境を避ける
- 運動や活動の調整: 高温時は激しい運動を避ける
まとめ
熱中症の兆候は早期に気づき、適切な対策を取ることが大切です。特に重度の症状が現れた場合は、迅速に医療機関の助けを求めることが必要です。予防策を実践することで、熱中症のリスクを大幅に減らすことができます。
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