前立腺肥大の薬で・ハゲにも効く薬がある

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バイアグラ」という薬をご存知ですね。バイアグラは当初、抗狭心症薬として開発が進められました。残念ながら、臨床試験でその有用性は認められませんでしたが、思わぬ副作用が生じ、いまでは「ED治療薬」としてすっかり定着しています。

じつは、前立腺肥大症の治療薬にも、育毛やハゲ治療に効果的だと話題を集める薬があります。前立腺は、排尿や生殖にかかわる男性特有の臓器ですが、前立腺が肥大すると頻尿、尿漏れ、排尿困難、残尿、尿閉といった障害が現われます。

原因はいまだにはっきりしていませんが、50歳代以上に多発することから、「男性ホルモン」と「加齢現象」が発症に大きくかかわっていると考えられています。

おもな治療は、根治が期待できる外科手術と、薬で症状の改善を図る薬物療法です。前立腺肥大症の治療薬には、さまざまな種類がありますが、「育毛効果」が認められているのは、「デュタステリド」という男性ホルモンの働きを抑える薬です。

この薬は、男性ホルモン(テストステロン) をより活性の高いジヒドロテストステロンに変換する5 α還元酵素の働きを抑制し、肥大した前立腺の縮小と排尿障害を改善する薬です。男性ホルモンはアンドロゲンとも言われるため、「抗アンドロゲン薬」というジャンルに属しています。

ハゲや脱毛の原因にも、男性ホルモンが大きくかかわっています。このため、前立腺肥大症の治療薬である「デュタステリド」は、同時に頭髪のトラブル改善効果を持つ薬でもあるわけです。

ただし、健康保険上の適応症はあくまでも前立腺肥大症のみですのでご注意ください。なお、日本皮膚科学会がこのほど発表した「男性型脱毛症治療のガイドライン」でA評価を受けた「リアップ」は血管拡張剤であり、もともとは高血圧の経口薬として開発されました。

しかし、髪を育成し、脱毛症を回復させる効果が発見されたため、一九八〇年代に外用薬として再発売されたという経緯があります。このように、どのような薬にも主作用と副作用がありますが、副作用が注目を集める薬も珍しくありません。

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