妊婦はインフルエンザの予防接種は避ける

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「妊娠中にインフルエンザに感染すると、心臓や肺の機能が悪化して、命にかかわる病気になる危険度が増す。流産や早産、胎児の発育遅延を引き起こす可能性も高くなる」と言われています。

このため、妊娠中にインフルエンザシーズンを迎える妊婦さんは、インフルエンザワクチンの接種を受けるべきか、やめるべきか...と、おおいに悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。

胎児への影響を考え、なかなか決断できないという気持ちも十分に理解できます。ただ、インフルエンザワクチンは病原性をなくした不活ワクチンなので、妊婦や胎児に対する影響がほとんどなく、安全性が高いと言われています。アメリカでは、妊娠期間がインフルエンザシーズンにかかるすべての妊婦に、ワクチン接種がすすめられ、毎年、約60万人に季節性ワクチンを接種しています。

それでも、母体や胎児に対する大きな問題はいままで報告されたことはありません。日本では「妊婦へのワクチン接種は避けたほうがいい」という慎重な意見もあり、接種する妊婦は、それほど多くはありませんでした。

しかし最近、妊婦はインフルエンザウィルスに感染すると重症になる危険性が高いことが指摘されるようになり、産婦人科系の医師や学会を中心に、妊婦に対してもインフルエンザワクチンを接種しようとする考え方が主流になっています。

ワクチン接種のメリットとデメリットを比較すれば、メリットのほうがはるかに大きいと思います。妊娠中でもワクチン接種を受けたほうがいいのです。ただし、頻度は低いものの、インフルエンザワクチンとギランバレー症候群との関連性が報告されているので、この病気を持つ人は接種を控えたほうがいいでしょう。

また、ワクチン製造過程で鶏卵が用いられることから、卵アレルギーのある人も注意が必要です。いずれにしても、妊婦さんは定期的な検診があるはずですから、主治医や助産師とよく相談して、接種を受けるかどうか判断されるといいでしょう。

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