風邪 汗をかく 間違い

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風邪 汗をかく 間違い です。風邪を引いたら、大量に汗をかくようにして熱を下げればいい という話をよく耳にします。なかには「たくさん着込んで布団を被って温かくして寝れば、風邪など一発で治る」と信じ、実際に行なっている方もいます。実際にそうして熱を強引に下げてしまう人もいるでしょう。しかし、風邪 汗をかく 間違い ですので注意します。

風邪 汗をかく 間違い 

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たしかに、漢方薬のなかには発汗をうながして解熱させる効能を持つものもあり、いまでも、風邪の初期段階で発汗していない時に処方されることはあります。

葛根湯 ( かっこんとう ) 風邪の初期症状に

しかし、体を熱くするような行為で、患者さんに無理矢理、汗をかくよう指導する医師は、いまや皆無でしょう。

何より熱が上がっている時に、着膨れするほど厚着をさせれば、患者さんがつらいだけでしょう。それでなくても、青息吐息の状態なのに、大量に汗をかけば、著しく体力を消耗させてしまいます。

解熱剤を使った場合や熱が下がるときに汗をかきますが、無理に汗をかかせても熱が下がるわけではないので注意してください。 熱を放散するためには薄着である方が効果的です。 また汗をかいたら、十分な水分補給、こまめな着替えを行うことは必要です。

たまに、熱を下げるために汗をかかせようと、熱が高い子供に厚着をさせている方がいます。解熱剤を使った後など、熱が下がるときに汗をかくことは事実ですが、無理に汗をかかせても熱が下がるわけではありません。つらいだけでなく、熱がこもってますます熱が上がったり、あせもの原因になったりします。

一方、熱がでるとき寒がってぶるぶると震えることがありますが、この時には、毛布でくるんであげたり、湯たんぽを使ったりして温めてあげましょう。

とくに、体温調節が未熟な子どもや、体力のない高齢者にはひじょうに危険です。突然、体調が悪化することもあるので、厚着をさせるのは極力避けるようにしてください。おかんもちろん、適度な室温を保つことは必要です。また、熱の上がりはじめに悪寒を感じる時は、布団や毛布などで体を温めなければなりません。

無理な発汗は、体内の水分を急速に失わせ、脱水状態に陥る可能性を高めます。ここに体の疲労が重なると、風邪を長引かせるばかりか、症状をこじらせて肺炎などの危険な病気につながることもあるのです。

水枕で熱を下げる行為については、実際、水まくらを使ってもそれほど熱は下がりません。頭の後ろやおでこを冷やしたくらいでは、全身の熱はなかなか下がってくれないものです。もし、冷やすことで熱を下げるのであれば、脇の下や股のあたりなど数ヶ所を同時に冷やさなければ効果は期待できないでしょう。

風邪の治療に特効薬はありません。一定経過をたどりながら自然に治っていくものですから、水分と栄養を補給しながら、ゆっくり静養するのが一番です。

インフルエンザにせよ新型コロナにせよ、感染症が体液を通して体から出ていくことはありません。余計に汗をかいても発熱は改善しないのです。

汗で"毒素"を外に出すことができる(また、出すべき)という考え方を根強いものです。ウエルネスのサークルなどではよく繰り返されていますがそれも間違っています。

「汗は、体から何かを除外する時に用いるメカニズムのひとつ」だが、主要なものではありません。不要な化学物質や薬物をろ過する役目を主に担っているのは腎臓や肝臓だ。それに、ウイルスや微生物は毒素ではない。だから、「汗をかくのは、体が感染を撃退する手段ではないのです。

風邪薬

風邪薬をいくら飲んでも、風邪を根本から治すことはできません」これは本当の話です。病院で処方される薬も市販薬も、咳、鼻水、鼻づまり、発熱などの風邪の症状を緩和して、体を楽にするだけの対症療法薬に過ぎません。

総合感い胃薬と呼ばれる薬も、解熱鎮痛剤、鎮咳去疾剤、抗ヒスタミン剤などをバランスよく複合した医薬品であり、風邪を治すことはできません。

風邪の90 %以上は、ウィルス感染により発症します。したがって、風邪を根本的に治すためには、ウィルスを退治する薬が必要です。

「タミフル」や「リレンザ」といった薬は、インフルエンザウィルスを退治する抗ウィルス薬ですが、あくまで抗インフルエンザウイルス薬であって、通常の風邪には効果はありません。

それでも高熱が続いて苦しい時や、どうしても熱を下げたいという時は、太い血管の集まる脇の下や、首の周囲を冷たいタオルで冷やし、物理的に体温を下げるほうが発汗療法より確実ですし、脱水予防のためにもよいのです。

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体の末梢で痛みや炎症を引き起こすもとになるプロスタグランジンという物質を合成する酵素の働きを阻害することで、鎮痛と抗炎症作用を発揮します。プロスタグランジンは胃粘膜の血行を良くする作用もあるため、合成が阻害されると、胃粘膜が減り、胃の調子が悪くなることがあります。ただ、ロキソプロフエンは体内に吸収され、肝臓で代謝されてから効くため、比較的胃の症状が出にくい特徴があります。

主に中枢神経に作用して解熱鎮痛効果を発揮するアセトアミノフエンも、末梢でのプロスタグランジン合成阻害作用、非常に弱いため胃症状が出にくいので胃腸が弱い人はこうした薬を服用したほうがいいでしょう。

鎮痛を目的に使う場合はどれも、痛み出したらすぐにのむのがベストな対策です。長時間我慢してから使用すると、プロスタグランジンがすでに大量につくられているせいで、効き目が出にくくなります。不快な痛みでイライラする場合は、心身をリラックスさせるアリルイソプロピルアセチル尿素やプロムワレリル尿素などの催眠鎮静成分を配合した薬を使うとよい作用をもたらします。ただし、慢性頭痛などで鎮痛薬を長期連用したり、のみすぎたりすると、薬物乱用頭痛を生じさせる恐れがあります。毎月10日以上も鎮痛薬をのまずにはいられないような人は受診が必要です。

風邪

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