3人に1人がアレルギーだという話をしました。アレルギーの皮膚症状は、体内に蓄積されてしまった毒物や汚物が、もう溜めこめる限界を超えてあふれ出てしまった結果だと受け取ってはうがよいでしょう。日本人に多発しているアレルギー疾患の原因として、もっとも強調されているのは食品添加物( 日本人の場合1年間に1人当たり3.4kgもの添加物を摂取している計算になります) や環境汚染の影響でしょう。
あるいは食生活の変化も、何らかの影響を与えているに違いありません。
しかし、大きな原因があります。それは水です。むろん食生活や環境の問題も軽くみるわけにはゆきませんが、生命活動の舞台である水の状態が悪ければ、その後にどんなに手立てをつくしたところで、あまりよい結果にならないと考えるのが自然ではないでしょうか。
特に赤ちゃんのアレルギー疾患に関していぅなら、「水の質こそが最大の原因」として対応しないかぎり、解決の道は見いだせないでしょう。もう一度、生まれるまでの赤ちゃんの環境を想像してみてください。温かい子宮の中で成長を続ける赤ちゃんは、まさに母なる海そのものである羊水に包まれています。もしもその羊水の主要成分である水が、よい水( = 生命体に調和する水) でなかったとしたら、いったいどうなるでしょう。
赤ちゃんは、この世に生まれる前から劣悪な環境にさらされることになりかねません。したがって、赤ちゃんが10ヶ月もの長い月日を過ごし、生命として初期のきわめて重要な成長を重ねる舞台である羊水をよりよい状態にしたいと願うなら、「生命体に調和する水を飲むべきだ」と考えるのはごく自然な話なのです。
生まれてから2~3ヶ月のうちにアトピー性皮膚炎が現れるとしたら、生まれてからの環境よりも生まれる前の環境、つまりは羊水と母体の状態に原因を求めるはうがほるかに説得力があります。羊水と母体の状態を決定する最大の要因が、お母さん自身の「水生活」 と「食生活」であることも、私たちの持つデータから推して考えれば十分にあり得ることです。
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