「体の中の海」 の大切さについて、もう少し違った側面から考えておきます。さて、受精後3日目には90%以上が水分でした。それが「オギャー」と生まれ出た新生児では80%となっています。さらに小学生くらいの子どもでは70% 、成人では50数%~60 % 、老人でほ50%と減少します。
この変化が意味していることにお気づきですか?そうです、人間が年をとるということは、つまるところ体の水分を失うということだったのです。赤ちゃん時代にはプクプクと柔らかかった体が、次第に弾力はあるものの硬くなるのも、水分量が減るからです。
いつしか弾力を失い、シワだらけの体になってしまうのも、さらに水分量が減るからです。年をとることと健康度が低下することは必ずしも直結しませんが、水を失うということが身体のあらゆる機能の低下を招くのは事実だというしかありません。
よい例が肥満成人です。肥満がひどい人では、水分量の比率が40% はどに低下してしまいます。水分を追いやるようにして脂肪分の比率が増えてしまっているのです。
そんな体、相対的に水分を失い脂まみれになってしまった体とは、体の中の海が脂でドロドロになってしまった体と思えばよいでしょう。したがってあらゆる身体機能が低下しがちです。その結果招かれるのが動脈硬化や高血圧や糖尿病などの成人病であり、これらは心臓疾患や脳血管性疾患( 脳梗塞など) の温床となってしまうのです。どうでしょうか。
ここまでの話だけでも、水に対する認識が変わったのでほないでしょうか。今までは何の気なしに飲んでいた水が、実ほあなたの生命と健康の土台を支えていることに気づかれたと思います。
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