「糖質制限食」と一致するもの

糖質制限食 簡単 糖尿病、ダイエットに最適な食事療法で主食の炭水化物を減らすだけです。これだけで、血糖値の情報を抑えることができ、ダイエット中の方は、リバウンドを気にしないで痩せることができるのです。

糖質制限食 簡単 糖尿病やダイエットの食事制限があってもお肉やお魚はお腹いっぱい食べられる!炭水化物を減らすことで調整する食事療法

糖質制限食を行うと、第一に、血糖値の急激な上昇が抑えられ、食後高血糖がほぼ100% 、リアルタイムに改善します。血糖値を上げるそもそもの原因である糖質の摂取を控えるわけなので、当然といえば当然です。血糖コントロールに手を焼いている人は充実感があるのも事実です。

糖質制限食を正しく続けた人のほぼ全員に糖尿病の顕著な改善が認められています。開始後1~2日で効果が現れ、尿糖の量が6分の1に減りました、空腹時血糖値が 100 mg/dlも下がるケースも珍しくはありません。

血糖コントロールは毎日のことですからストレスがあると続きません。また、食事を用意する方の苦労も当然に負担になってしまいます。主食のご飯で不足する分をおかずで補う方法ですので空腹によるストレスもありません。まずは、はじめてみましょう。

糖質制限食は、主食の炭水化物を制限しますが、たんぱく質、脂質は制限がないので、お肉や魚などは気にせずに食べることができます。血糖値を下げたいけれど、なかなか思い通りに下がらずに苦労している、ダイエットをしているのになかなか体重が減らない人にはおすすめです。

糖質制限食 おすすめする人

糖質制限食は、糖尿病の治療やダイエット中の人におすすめされることがあります。その理由を以下に紹介します。

血糖値を下げたい人:

  • 食後の血糖値の上昇を抑える: 糖質制限食は、炭水化物の摂取量を減らすことで、食後の血糖値の急激な上昇を抑えることができます。炭水化物は体内で糖に変換され、血糖値に影響を与えるため、炭水化物の摂取量を減らすことは血糖値を安定させるのに役立ちます。
  • インスリン感受性の改善: 糖質制限食を続けることで、体がインスリンにより反応しやすくなる(インスリン感受性が向上する)可能性があります。これにより、血糖値のコントロールが向上します。

2. ダイエットしたい人:

  • カロリー摂取量の減少: 炭水化物(糖質)を制限することで、全体のカロリー摂取量が減少します。特に、高カロリーな炭水化物を減らすことで、ダイエットに有利な状態を作ることができます。
  • 脂肪燃焼の促進: 糖質を制限することで、体はエネルギー源として脂肪を利用するようになります。これにより、脂肪燃焼が促進され、体重の減少につながる可能性があります。
  • 食欲抑制: 糖質を制限した食事は、たんぱく質や脂肪を多く摂取することが一般的です。これらの栄養素は満腹感を持続させるため、食欲を抑制し、食事量のコントロールに役立ちます。

これらの理由から、血糖値を下げたい人やダイエットをしたい人にとって、糖質制限食は有用な選択肢となります。

こんな食習慣でも糖質制限食はできる?

糖質制限食を実際にはじめるにあたって自分の生活習慣、食習慣でも実施可能かどうかのよくあるQ&Aを集めています。基本的には糖質をとらない、または減らすだけですので簡単にはじめることができます。

糖質制限食、糖質オフ関連サイト

糖質制限食中に炭水化物を食べてしまったら

糖質制限食中に炭水化物を食べてしまった場合、以下の点を考慮しながら対応することが大切です。

  • 心配しすぎない: 炭水化物を一度摂取してしまっても、そのことに過度に心配する必要はありません。重要なのは長期的な食生活の改善であり、たまに炭水化物を摂取しても、それ自体が重大な問題になるわけではありません。

  • 食事内容を見直す: 炭水化物を摂取してしまった場合、その後の食事で炭水化物を減らすなど、全体的な摂取量を調整しましょう。

  • 運動をする: 炭水化物を摂取した場合、運動をすることでエネルギーを消費し、血糖値の上昇を抑えることができます。ただし、無理のない範囲で行いましょう。

  • 水分を十分に摂る: 炭水化物を摂取した際、十分な水分補給を行うことで血糖値の上昇を緩和できることがあります。

  • 次の食事でバランスを取る: 次の食事でたんぱく質や野菜を多く摂取し、全体的なバランスを取りましょう。

  • 今後の食事計画を見直す: 炭水化物を摂取した原因を考え、今後の食事計画を見直すことで、再発を防ぎやすくなります。

  • 医師や栄養士に相談する: 糖質制限食を行っている

糖質制限食 おすすめできない人もいる

糖質制限食は、多くの人にとって有用な食事療法ですが、特定の人々には不向きであったり、慎重に実施する必要があったりします。不向きな人や注意が必要な人の例を以下に説明します。

  1. 腎臓病のある人: 糖質制限食はタンパク質の摂取量が多くなる場合があり、腎臓に負担をかけることがあります。腎臓病の患者は、食事療法に関して医師の指導を受けることが重要です。

  2. 妊娠中または授乳中の女性: 妊娠中や授乳中は、特別な栄養摂取が必要です。糖質制限食を行うと、必要なエネルギーや栄養素が不足する可能性があるため、医師の指導のもとで慎重に実施する必要があります。

  3. 子どもや青年期の人: 成長期には栄養バランスの取れた食事が特に重要です。糖質制限食は成長に必要なエネルギーや栄養素を十分に摂取できなくなる可能性があるため、慎重に行う必要があります。

  4. 重度の食事制限による低血糖のリスクがある人: 糖質制限食は血糖値を下げる効果がありますが、低血糖のリスクがある人(特に糖尿病治療薬を使用している人)は、慎重に行う必要があります。

  5. 摂食障害の既往歴がある人: 糖質制限食は食事制限の一種であり、摂食障害の既往歴がある人にはトリガーとなる可能性があります。

これらのケースでは、糖質制限食を行う前に医師や栄養士と相談することが重要です。また、バランスの取れた食事や健康な食習慣を維持することが常に優先されるべきです。

なぜか痩せない

ダイエット目的で糖質オフ健康法を始めてみたものの、思ったより成果が感じられない... という人がごくたまにいます。そういう人は「倹約遺伝子」をもつ可能性がかなり高いといえます。

倹約遺伝子とは基礎代謝を低くする働きをもつ遺伝子のことで、アメリカで見つかりました。

基礎代謝は安静時における必要最低限のエネルギーのことです。じっと横たわっていても消費されるエネルギーで、これが低いと食事からとるカロリーがオーバーしてしまいがちです。

要は、使う量が少ないので、食べたぷんのカロリーがどうしても余ってしまうわけです。となれば当然、太ります。そういうわけで、この倹約遺伝子は「肥満遺伝子」と呼ばれています。肥満遺伝子とは不名誉な呼称ですが、人類が今ほど食糧に恵まれていなかった時代は、理にかなった働きをしていたといえます。

なぜなら少ないカロリーで生きていけるため、効率的だったのです。しかし飽食の時代といわれて久しい現代社会では、それがかえって逆効果になってしまっているのです。

実際、居留地に入れられたインディアンのあいだでは、ハンバーガー・ポテトチップス・コーラといった糖質過剰摂取による肥満の極端な増加が問題視されています。

では、倹約遺伝子をもつ人たちはどうすればやせられるのでしょう? スーパー糖質制限食に加えてカロリI制限も行なうのが正解です。

糖質オフ健康法を続けてもやせないという人は、摂取カロリーを200~300キロカロリー減らしてみてください。1日3食とるとして、1食につき70~100キロカロリー。豆腐半丁くらいのカロリーです。これなら簡単に実行できると思います。

大食いの人

世のなかには数パーセントの割合で「大食いタイプ」の人がいます。そういう人はえてして自分が大食いだということに気づいていない場合も...

自分が大食いなのかどうかは友人知人と食事をともにすることでだいたい判断がつきます。食べる量を比べてみて、自分のほうが多いようなら気をつけましょう。

ちなみに大食いの人は500グラム入りのヨーグルトを1 日で2 ~3 箱食べてしまったり、400グラムのステーキをペロリとたいらげてしまったりします。

もし、自分が大食いタイプかもしれないという心当たりのある人は、一般的なカロリー摂取を行なうように心がけましょう。運動しない男性なら1850~2250キロカロリー、女性なら1450~1700キロカロリーです。また、自分が1日にどれくらいのカロリーを摂取しているのかは、食べたものを記録すれば弾き出すことができます。

自分の摂取カロリーと平均的な摂取カロリーをぜひ比べてみてください。平均をオーバーしていたら、そのぶんはカットするようにします。それには糖質制限食がピッタリです。

ただ、大食いの人が糖質制限食を始めると、最初のうちは満腹感を覚えないということがおきます。少しつらいかもしれませんが、それを乗り越えると、食前と食後の血糖値の差がほとんどなくなるのでからだは安定します。

だいたい数日から数週間です。また、糖質をとっているとイヤな空腹感に襲われることが多いのですが、通常は糖質制限食によって解消されます。

イヤな空腹感とはからだ全体に力が出ず、気力もなくしてしまうような状態です。しかし空腹感の程度がとても強い場合は炭水化物依存症の可能性が高く、肝臓の糖新生の能力がやや落ちていることもあります。糖質摂取後3~4時間で強い空腹感を覚えるという人は、ゆるやかな糖質制限食(l回の食事の積算量30~40グラム) から始めてからだを慣れさせてください。いきなり スーパー糖質制限食を行なうとまれに低血糖になるおそれがあります。

アトピー傾向がある人は?

糖尿病に悩む患者さんだけではなく、アトピーやアレルギーの悩みがある患者さんも増えています。そのなかには糖質制限食を試してみたいという方もいるのですが、その要望を聞き入れて実施してみると、多くの方が快方に向かいます。

さすがにすべての人が完治するとまではいいませんが、少なくとも肌の色つやはよくなってきます。これは、糖質制限食によって血洗がよくなるからです。そうなると代謝は安定し、毛細血管などの血流が活発になります。すると、栄養分が足りなくなって傷や炎症を起こしていた皮ふに、十分な栄養やその傷を治す物質が運ばれるので、肌の状態がよくなっていきます。

アレルギー疾患のなかで職員の例を紹介しましょう。この人は20年以上も花粉症に悩んでいました。小学生の時に発症して以来、スギ花粉が舞う季節になると「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」のフルコース。しかも年を追うごとにだんだんひどくなっていったとのことです。

対抗策としては、抗アレルギー剤や点眼薬、点鼻薬など。しかしさほど効果はなかったようです。花粉症に悩んでいる人は、そのつらさがわかっていただけると思います。

仕事も手につかず、毎年春先には憂鬱になっていました。ある年、その人は思いきってスーパー糖質制限食に踏み切りました。すると、その年から症状がぴたりと止まったのです。

その前に漢方煎じ薬を飲んでいたことも功を奏していたのですが、スーパー糖質制限食をとるようになつてからは、その煎じ薬もなしで乗りきれるようになったのです。

アトピー・アレルギー症状の改善の度合いには個人差があります。100パーセントに近い改善が見られる人もいるいっぼう、50 パーセントくらいの人もいます。残念ながらほとんど変化の見られないケースもごくたまにですが、あります。しか即し、効果の出る可能性はかなり高いといえるでしょう。

スポーツをする人

スポーツをする人にとって糖質オフ健康法は持久力アップの効果をもたらします。なぜなら脂肪の分解物である脂肪酸やケトン体を日常的にエネルギー源として使うからだになるからです。

人間のエネルギー源には脂肪と糖質があります。より正確には、脂肪は脂肪酸やケトン体に姿を変えてエネルギー源となり、糖質はブドウ糖に分解されて体内に吸収されてエネルギー源となります。

糖質をたくさんとる食生活を続けているとブドウ糖をエネルギー源として優先的に使うからだになります。しかしこのブドウ糖、グリコーゲン(ブドウ糖の集合体) として、筋肉中に蓄えられる量はわずか約250グラムしかありません。

エネルギー量にすれば、およそ1000キロカロリー。これでは1~2時間程度の運動しかできません。そしてグリコーゲンが切れると、人間のからだは動けなくなるのです。

マラソン大会では、ゴール手前まで来たはいいものの、そこで走れなくなってしまうランナーを見かけることがあります。一流のマラソンランナーは少々心拍数が上昇するレベルの運動強度になつても脂肪酸・ケトン体をうまく利用することで、筋肉中のグリコーゲンを節約して走ります。

そしてラストスパートで、一気にグリコーゲンを使いはたします。これがマラソン時の筋肉のエネルギー利用の王道かと思います。普段鍛えていない人は、心拍数が少し上がった初期の段階で、手っ取り早く利用できるグリコーゲンを使ってしまうのでスタミナ切れになるのです。

グリコーゲンは、そもそも瞬発力を求められるスポーツに向いたエネルギーです。たとえば短距離や重量挙げなどがそうですが、こうしたスポーツは1時間も2時間も続けません。そして、ジョギングなどを行なっている人は糖質制限食で持久力がアップします。

脂肪酸・ケトン体はそうした有酸素運動には最適のエネルギー源だからです。スポーツ愛好者のなかには、筋肉をつけるために効率良くたんばく質が摂取できるプロテインを使っている人もいると思います。しかし糖質オフ健康法はそもそも高たんば朋く質の食事になるので、プロテインは不要となります。

痛風気味

痛風とは、その名のごとく 「 風があたるだけでも痛い 」という病気です。ある日突然親指のつけ根に激痛が走って、歩くことも動かすこともままならなくなったという話を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

痛風の原因は 「 尿酸 」 です。この尿酸がからだのなかに大量にたまることで痛風を引き起こします。尿酸は体内のプリン体の代謝によってできる老廃物です。

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これが多くなると結晶化して関節などに沈着し、激痛をもたらします。尿酸値を上昇させる原因として、従来は肉の食べ過ぎやビールの飲み過ぎが挙げられていました。これらにはプリン体が多く含まれるからです。

しかし最近の研究では、食事からとり込まれるプリン体よりも、体内で生産されるプリン体のほうが多いことがわかっています。では、何が尿酸値を押し上げる原因となるのでしょう?

痛風専門医であり、自らも痛風患者である鹿児島大学病院内科元教授の納光弘先生は、尿酸値を上げる原因として「ストレス・肥満・大量の飲酒・激しい運動・プリン体のとり過ぎ」の5 つを挙げておられます。

これは重要な順から並べたもの。なお、極端な低カロリー食もストレスであり尿酸値が上がるので注意が必要です。糖質制限食が尿酸値に与える影響ですが、低下する人・変わらない人、上昇する人と個人差があります。ただ、上昇した人は半年から1年くらいで落ち着くケースが多く見られます。

尿酸値を上昇させる大きな原因のうち、肥満は糖質オフ健康法で確実に解消できます。自己治癒力がアップするので心身ともにストレスに強くなりますし、肥満解消に関しては何度もくり返してきたことです。長期的に見ると、尿朋酸値を抑えることにもつながると考えていいでしょう。

ただ痛いだけの 痛風 だと思ったら大間違い

痛風と聞くと、多くの人が 「 贅沢病ですごく痛いんでしょ? 」などとイメージを持っています。誤解が多いとはいえ、 痛風 という病気の存在は広く知られているようです。

一方、尿酸値について聞かれると、多くの人が首をかしげてしまいます。血圧や血糖値についてはよく知っているし、気にしているけど、尿酸値なんて聞いたことがないとか、尿の酸性度を表したもの? などという珍回答を耳にすることもあります。

実は、この尿酸値が異常に高くなった状態である「高尿酸血症」こそが、痛風を引き起こす要因となるのです。たとえば、血糖値の上昇が糖尿病を引き起こすことは、多くの人が認識するようになってきています。

日本人の新しい国民病といわれるほど患者数の多い糖尿病には、それだけ注目も集まり、認知度も高まっているわけです。しかし、痛風・高尿酸血症に関しては、同じように患者や予備軍が急増しているにもかかわらず、まだそこまでの認識の広がりはありません。

それだけに、痛風に関する予備知識がまったくないまま発作を起こす人も多く、そのあまりの痛さに七転八倒することになります。しかも、突然の激痛の原因がまったくわからないため強い、不安を感じ、精神的にパニック状態に陥ってしまうケースもあります。

症状が出ない高尿酸血症は現代人の生活習慣が誘因に

痛風発作は、ある日突然起こります。その原因になるのが体内の尿酸値の上昇ですが、尿酸値が痛風発作を起こす危険なレベルまで上がっても、自覚症状はほとんどありません。

痛風・高尿酸血症に関する知識がなかったり、定期的に健康診断を受けていなかったりすると、知らないうちにどんどん状態を悪化させてしまう危険性が高くなります。さらに問題なのは、尿酸値を上昇させるさまざまな危険因子が、現代人の生活習慣のなかにあふれていることです。

この点に関しては後で詳しく紹介しますが、たとえば、肥満です。肥満は周知のとおり、あらゆる生活習慣病の温床になります。痛風・高尿酸血症も例外ではなく、肥満の人の尿酸値は高い傾向があります。肥満と関連しますが、過食も尿酸値を上昇させる大きな原因になります。痛風は昔、ぜいたく病、帝王病などと呼ばれ、王侯貴族や一部の特権階級の人たちの間に多くみられました。

これは富と権力を独占した少数の人たちが美食にふけり、満腹するまで食べていたからにほかなりません。それ以外の人々は、痛風になるほど十分な食事はとれなかったわけです。現代人の食事内容は、かつての特権階級の人たちと同じくらい豊かになりました。このような食事を毎日続けていれば、だれもが尿酸値を上昇させ、痛風発作を起こす危険性があります。

酒、ストレスにも要注意、検診での早期発見が大事

このほか、アルコールの飲みすぎ、過重なストレスなども尿酸値を上昇させる大きな原因になります。仕事一筋でストレスをため込み、連日のようにつき合い酒という人も多いことでしょう。

ごく普通にみられる現代人の生活習慣が尿酸値を上昇させ、痛風を招くのです。突然の激痛発作を未然に防ぐには、痛風・高尿酸血症の基礎知識をしっかり身につけ、健康診断を受けて定期的に尿酸値をチェックすると同時に、健康的な生活習慣を確立することが大切です。

ストレスが多い人

人間は誰でも、多かれ少なかれストレスにさらされながら生きています。ストレスが避けて通れない存在なら、上手につきあうようにするにこしたことはありません。

運動や休養、気分転換などがストレス解消に役立つことはよく聞くことです。いちばんよくないのは、ストレスを解消するために暴飲暴食をしてしまうことです。これは何の解決にもならないどころか、からだにも心にも大きな負担をかけることになります。暴飲暴食をすると、糖質がたっぷりとからだのなかに入ってきます。そうなれば当然、血糖値は急上昇。血管は傷つき、すい臓はインスリンの大量分泌で酷使されます。

また、血糖値が急上昇したあと急降下するような食生活をしていると、気分が不安定になりやすいです。そして食前・食後の血糖値の変動幅が大きいほど、代謝は乱れ気分も乱れます。糖質を食べて血糖値が1がってもじきにインスリンの効果によって血糖値は下がります。

その下がり方が急な場合は、眠くなったり、ボーッとしたり、気持ちが沈んだりします。さらには血糖が下がり過ぎると今度はイライラしてきたりします。

このように、ストレス解消のつもりで行なつたことがじつはからだのなかに「代謝の嵐」を呼んでいることになるのです。ストレス解消どころか、新たなストレスを生み出していることがわかります。

日常でストレスにさらされることが多い人は、とにかく積算を遠ざけること。そうすることで代謝のホメオスタシス(恒常性) が保たれますので、代謝の嵐やストレスで放出されるアドレナリンや副腎皮質ステロイドホルモンが過剰に出ることもない、ゆつたりと安定した状態になります。

どんな動物でも本来の食生活を保つことが、ホメオスタシスを保つことにつながります。ホメオスタシスは生命体や細胞の生存において重要です。人間の場合は、ご先祖がもともと食べていた食生活が糖質制限食でした。よってその本来の食生活を保っているほうが、からだも精神も安柑定した状態になるのです。

現代人のストレスはこちら

「糖質オフ健康法を試してみたいけど、自分は甘いものが好きで、どうしてもやめられない... 」。そんな人もなかにはたくさんいます。

どうぞ、ご安心ください。今は代替食品がたくさん出ていて、糖質ゼロで甘いものを楽しむことができるようになっています。

スイーツは少々割高ですが、カロリーゼロのゼリーは安価で購入することができます。また、1日350 mlを2缶までならカロリーゼロのコーラも大丈夫です。

糖質に分類される甘味料には血糖値を上昇させないタイプのものがあります。ひとつは「エリスリトール」。ゼロカロリーで血糖値も上昇させません。その安全性はEU (欧州連合) でもFDA (米国食品医薬品庁) でも認められています。

ただし、大量にとると下痢になることもあるようです。ちなみに、エリスリトールを主成分として使っている商品としては「ラカントS」(サラヤ)、「パルスイートカロリーゼロ」(味の素KK)、「シュガーカットゼロ顆粒」(浅田飴) などがあります。

糖質なのに血糖値を上げないもうひとつの甘味料は「合成甘味料」。このなかでアスパルテーム・アセスルファムカリウム・スクラロース・サッカリン・ネオテームの5種類はFDAと厚生労働省が安全性を認めています。

ただし合成甘味料には総量の規制があるので大量摂取はなしです。甘いものをとりたくなつたら、こうした甘味料を使った食品を選ぶようにしましょう。

遅い時間に 夕食 をとると 太りやすい といわれます。 肥満 が健康を損ねる原因になるのは、あらためて強調するまでもないことです。そのため、多くの人がなるべく早い時間に夕食をとらなければと思っていることでしょう。

しかし仕事が忙しいときは、そうもいっていられません。帰宅が夜の9時10時になって、それからようやくのことで食卓につく...というケースもめずらしくないと思います。

現代人は多くの方が遅いほうです。早い時は午後7時からとりますが、それも週に2日ほど。あとは9~10時くらいに食卓につくような毎日という人が大多数です。

現代人の夕食事情 のとおりだと思います。それぞれ ライフワーク が違いますので気になるかもしれませんが、夜遅い夕食をとるあなたにも 糖質制限食 は実践できますから安心してください。

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それでも太ることはなく、ベスト体重を維持している方はたくさんいます。

その理由はもちろん、 糖質制限食 を続けているから。良好な体調を維持できるのです。おすすめは、 「 スーパー糖質制限食 」 ですが、 「 プチ 」 でも 「 スタンダード 」でも OK です。

夕食が遅いと太るというのは、糖質をとるからにほかなりません。夕食を食べたあとは、たいていお風呂に入るか寝るだけなので、必然的にからだ全体の活動量も少なくなります。筋肉や脳が血糖を消費する畳もそれだけ低くなり、血液中のブドウ糖が余るわけです。その余ったブドウ糖はインスリンによって脂肪へと変えられ、体内の脂肪組織に蓄えられていきます。

遅い時間に夕食をとれば、就寝するまでの時間も短くなるので活動量は少なくなり、ブドウ糖はよけいに余りやすいといえるでしょう。いくら夕食を早めにとっても、そこに糖質がたっぷり含まれているならば当然肥満を招きやすくなります。道にいえば、夕食が遅くても、それが糖質制限食であれば食べても間悪ありません。いつも夕食が遅いという人ほど、糖質制限食を活用していただきたいと思います。この場合、 「 プチ 」 でも 「 スタンダード 」 でも、もちろん スーパー糖質制限食 でも彫十分に防止策になります。

人間は「習慣の生き物」です。これまで身につけてきた習慣はなかなか手放せず、新しい習慣を身につけるのは一苦労。「よし、今日から糖質オフだ! 」とモチベーションを高くしているはずだと思います。しかし最初から飛ばし過ぎると、しばらくすれば失速してしまうのはよくあること。これまで健康のためにランニングを始めたり、ジム通いをしたりはしたものの、三日坊主で終わったという人ならなおさらです。

糖質オフ健康法は簡単に始められるだけではなく、続けやすい健康法ですが、それでも挫折してしまう人はいます。長続きさせるコツは、自分にあったペースで行なうこと。1回の食事の糖質の摂取量はゆるやかでOK」くらいの気持ちでとり組んでみてください。

たとえば最初はモチベーションが高いので、毎日スーパー糖質制限食をとろうとしがち。その決意は大切ですが、息切れする可能性もあります。とりあえず最初のl週間は「プチ糖質制限食」にして、まずは様子をみるというやり方でもかまいません。

もちろん、「スーパー糖質制限食」がつらくなければそれでいいですし、「スタンダード糖質制限食」でもいいです。糖質制限食では1回の食事で糖質を10~20グラムに抑えますが、これは糖尿病の人を基準にした数値。健康な人なら30~40グラムとゆるやかにしても大丈夫です。

糖質に慣れたからだは糖質オフにするとつらさを感じます。だからたまに息抜きでビールを飲んだり、パスタを食べたりしてもかまいません。自分に「ごほうび」を与えるのもいいかもしれませんね。糖質制限食を1週間行なったら、ラーメンを食べるといったごほうびです。それでもドカ食いは避けてほしいですが。

健康法で何よりも大切なのは、続けること。習慣になってしまえば、こちらのものです。工夫をしながら、ぜひ自分のものにしてください。