コレステロール値を抑制

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一方、ウコンには胆汁の分泌を促進することによって、高くなりすぎたコレステロール値を下げて調節する作用もあります。

コレステロールは、主には動物の細胞膜に存在する脂肪の一種で、植物には存在しません。したがって、以前のように穀類や野菜関係の食物が多かった日本人の食生活では、コレステロールの問題はありませんでした。

ところが、近年の傾向に見られるようにグルメ志向がはなはだしくなると、その分、動物性脂肪の摂取量も増え、当然のこととして、血液中のコレステロール値もどんどん増え続けています。

それから、最近の若者の味覚は食生活の変化にともなって、かなり変わってきているようです。事実、ある報告によれば、昔の人が味わっていたアミノ酸味から脂肪味への変化が激しいといわれています。

アミノ酸味とは、コンブ、カツオ節、煮干し、シイタケなどから取れる日本伝統の味です。ところが最近はこの味にはそっぽを向き、ラード、ヤシ油、パーム油などの脂肪による味を好む傾向が強いというのです。

確かに若者に人気のあるファーストフードのハンバーガー、フライドチキン、フライポテトなどは、みな脂肪味ばかりです。その他にも、チャーハンや即席ラーメンの味を引き立てるために使われる油もラードです。

今や米国よりも高い日本の若者のコレステロール値

こうした味に慣らされた若者の味覚がアミノ酸味より脂肪味へ傾くのは時代の流れとしては避けられないのかもしれません。とはいっても、傍観ばかりしておられないような問題も出てきています。というのも、驚くとにに最近の日本の若者のコレステロール値は、心筋棟塞多発国である米国よりも高くなっているとさえ指摘されるようになっているからです。

ウコン無理なくコレステロール値をコントロールする

ところで、一般にコレステロールという言葉を耳にしますと、コレステロールそのものが人間の体にとって、有害なもののように思われがちですが、本来はコレステロールだって私たちの体になくてはならない大切な要素なのです。

人間の体は細胞の集合体としてできていますが、コレステロールはリン脂質とともにその細胞の膜を作っています。また、同じ体のなかでもコレステロールが多く存在するのは脳や神経で、それらの生命活動に対して、とても重要な働きをしています。

さらに、男性ホルモンや女性ホルモンなど、生命の機能を維持するのに必要なホルモンの大切な原料になっているのもコレステロールですし、脂肪の消化吸収に欠かせない胆汁酸もコレテロールからできています。ですから、コレステロールは、その値が正常な範囲にあるかぎり、私たちの健康にプラスの働きをしてくれています。

ところが、最近の日本人の食生活では動物性脂肪のとりすぎが目立ち、その分、過剰になったコレステロールが血管壁にたまって血液の流れを悪くし、動脈硬化症などの問題を引き起こします。

そこで現代医学では、医薬品を使ってコレステロール値を下げようとしますが、困ったことにこの医薬品は副作用が大きすぎてあまり多用できません。これに対してウコンには、胆汁の分泌を促進することにより過剰なコレステロール値を下げて調節する働きがあります。しかも、ありがたいことにウコンならば副作用の心配がまったくないので、安心して使用することができます。このように、ウコンは肝臓機能を強化してくれるだけではなく、とても自然なかたちで作用しながらコレステロール値をも調節してくれる素晴らしい生薬なのです。

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「21世紀の国民病」ともいわれる肝臓病。この病気で亡くなっている人の数は、厚生労働省の
調べによれば現在、年間5~6万人を超えているのです。この病気は働き盛りの中年に多く、その数はさらに増える傾向にあります。参考までに40~50歳代にかぎって調べてみると、肝臓病は病気による死亡原因全体のなかで2番目になっています。

このような肝臓病に対してもウコンは、かなりの効果を発揮します。すなわち、胆汁の分泌を促進し、肝臓機能そのものを強化してくれるのでとても頼もしい存在なのです。

肝臓は人間の体内では、もっとも大きな臓器です。数千億個ともいわれる肝細胞から構成され、そこには毛細血管が縦横に張りめぐらされています。肝臓は大量に流れ込んでくる血液に働きかけて数多くの化学処理を行っていますが、その機能を人工的に再現しょうとすると関東平野くらいの大きさの一大化学工場が必要だといわれるほどです。

肝臓の機能には代謝、解毒、胆汁の分泌という三大機能があり、なかでも特に重要なのは物質の代謝です。

胃腸で吸収された物質は、いくつかの経路を通って肝臓に運ばれ、そこで生命を維持するために必要なエネルギー源や各種の物質に作り換えられます。こうして代謝されたものは、そのまま血液中に出されるのではなくて、例えばブドウ糖はグリーコーゲンとして肝臓に貯蔵され、必要に応じて血液中に出されます。ただし、この際に栄養の摂りすぎによって充電過剰になり、肝臓に障害が生じることがあります。

また、肝臓は危険性のある有害物質を解毒して排泄しやすい形に変えるという生命維持のために欠かせない重要な働きをしています。

クルクミンや精油成分が解毒作用を活発化

例えば、お酒好きな人にとっては肝臓におけるアルコールの解毒作用がとても気になるところです。肝臓に運ばれたアルコールは酵素の働きによってアセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸に変化したあと、最終的には二酸化炭素と水とに分解されて排泄されます。このとき、とても強い味方になってくれるのがウコンなのです。それは、ウコンに含まれるクルクミンや精油成分の働きによって肝臓の解毒機能が強化され、肝臓におけるアルコールの解毒作用が活発になるからだと考えられています。

これに関しては、「特に春クコンはアルコールの代謝によい」と指摘されています。動物実験によれば、ウコンの精油成分には胆汁酸の分泌を促進する作用のあることが証明さ㌍れています。

例えば、ネズミの胆道にウコンを注入してやると非常に強い消炎・利胆作用が現れました。特に黄痘の症状には、かなりの効果を発揮するようです。

このようなことからウコンのもつ消炎・利胆作用で肝臓機能が強化されると考えられます。肝臓は元来、とても強い臓器で、少しくらい痛めつけられてもじっと我慢してなかなか症状を現さないため、「沈黙の臓器しともいわれています。ですから、異変に気がついたときには手遅れだったということになりかねません。

それで、肝臓病には何よりも早期発見と治療が大切になるのです。もし、慢性化してしまうと、完治するということがほとんどなく、生涯を通じて肝臓病の影におびえながら生活しなくてはならなくなります。

現在のところ、肝臓病の特効薬は見つかっていませんし、手術をすればすぐ治るというような手っとり早い治療法もありません。

安静と食事療法が治療の基本でそれが数ヶ月から数年に及ぶことも稀ではありません。
40~50歳の働き盛りの人に多く発症しているのですから忙しい現代人にとっては歯がゆいばかりの病気なのです。

肝臓障害 | 薬を使わない食事療法(病気・症状別)

このような肝臓病の予防に、とてもすぐれた薬効をもつ生薬として注目を集め始めたのがクコンなのです。このウコンの肝臓機能強化作用については、この他にもさまざまな研究が行われ、その成果が報告されています。

たとえば、日本薬学会の特別講演で、「ウコンのクルクミンが肝炎に対して有効... ... 肝障害に対しても有効」であると発表しています。また、マウスを使った動物実験で、「ウコンは胃酸の分泌をいくらか抑制する一方、胆汁の分泌を著しく促進し、胃腸の働きをよくする」ことを明らかにしています。

さらに、は、犬を使った動物実験で「ウコン3 グラムを水に溶かして与え、胃の運動を測定したところ、どの犬も著しく胃の運動が克進した」と発表しています。

その他に、ストレス性の胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防にウコンがきわめて効果的であることを確認しています。

また、ウコンの類似植物であるガジュツには、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍の原因となるといわれているヘリコバクターピロリという細菌を除去し得る可能性が証明されてきています。ウコンにも、その可能性は十分にあると考えられています。

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米国の化学学会で発表されたウコンのガンへの薬効

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ガンは、現代人の三大死因の1つです。そのガンに対する効能を紹介します。ドイツに本社があり、世界各国の最先端の医学情報を伝える専門紙「メディカル・トリビューン」(Medical Tribune)によれば、アメリカのサンディエゴで開催された米国化学学会の場で、ウコンの薬効について画期的な研究報告がありました。

それによればウコンには悪い細菌を殺し、体内で作られる有害な活性酸素を除去する作用がぁり、それによっていくつかのタイプのガンを予防する効果をもっていることが確認できたとしているのです。

報告ではまず、ウコンが歴史的にすでに薬草として高い評価を受けていたとして、「インドや中国の伝統的な治療師たちは、ハーブの一種であるウコンには消炎作用があり、軟膏として局所に通用すると、傷跡を治癒することが無昔から知られていた」と述べています。そのうえで、マヤスを使った動物実験でウコンの薬効を調べたところ、ウコンに含まれる黄色い色素であるクルクミンや精油成分には一部の胃ガンや皮膚腫瘍の増殖を阻害する働きがあり、さらにはフリーラジカルと呼ばれる活性酸素を除去する作用のあることが明らかになったと発表がありました。

ウコンの抗ガン・活性酸素除去作用

この活性酸素は最近、老化や成人病の原因を作る存在として注目されているもので、酸化する力が異常に強い酸素分子のことです。これが体内に発生すると、遺伝子の集合体であるDNA 、代謝に欠かすことのできない酵素、タンパク質、脂質の多い細胞膜などに飛びかかって破壊してしまいます。

例えば、DNA が傷つくと、細胞の複製にエラーが生じ、正常な細胞を作り出せなくなります。

また、酵素の場合、その酵素の機能が失われ作用しなくなってしまいます。ウコンにあるクルクミンや精油成分には、このような活性酸素を取り除く抗酸化作用といわれる作用があります。その速効性は、同じく活性酸素を除去する可能性のあるものとして注目されているビタミンC やEよりもウコンのほうがすぐれているというのです。

それだけではなく、光と酸素のあるところでは非常に低濃度のクルクミンでも15分以内にサルモネラ菌などの細菌を破壊したといいます。つまり、こうした研究報告を見ていくと、クルクミンや精油成分を含むウコンには、ガンや感染症を防ぐのに、かなり効果的な働きがあると考えられます。

文部科学省の研究報告でも抗酸化性が確認

これについては、日本の文部科学省の指揮下で行われた文部科学省重点領域研究「機能性食品」の総括班による研究報告のなかでも指摘されています。

それによれば、「クルクミンはショウガ科クコン中に存在する黄色い色素であるが、これは広く食品系でも生体モデル系のいずれにおいても抗酸化性を示すことがわかっている」としています。

これをもう少しわかりやすくいえば、抗酸化性物質の1つであるクルクミンには、食品のなかや生命体のなかでの酸化を防ぎ、活性酸素などを除去する働きがあるということです。

ちなみに活性酸素については、東京大学理学部の加藤邦彦先生が活性酸素こそ万病の元であると警告していますが、そうであればあるほどクルクミンや精油成分のこうした働きは実に心強いものといえます。

「ガン克服新十カ年計画」でもウコンが研究対象に

ところで、厚生省、文部省、科学技術庁の三省庁は、1995年度から「ガン克服新十カ年計固」を実施しています。そのなかのガン予防研究分野には食品の成分によるガン予防のプロジェクトが組み込まれていますが、ウコンもこの研究の対象として取り上げられることになっています。

政府によるがん研究推進の主なあゆみ

これに関連して、このプロジェクトを担当する国立がんセンターのガン予防研究部長、西野博士は、ウコンの主成分であるクルクミンは、「皮膚、胃および大腸の発ガンの各過程を抑制する効果があることが、マウスを用いた皮膚発ガンの動物実験により明らかにされています」と報告しています。

ガン細胞への効果・効能 | ウコンの効能・効果

現在、ガンが発生し、成育する過程にはいくつかの段階があり、ガンウイルスや発ガン物質などによって正常な細胞がガン細胞に変身したあと、長いプロセスを通過しながら正真正銘のガン細胞になっていくと考えられています。すなわち、ガンへの過程には、発ガンのイニシエーション(引き金を引く段階) とプロモーション(発ガンを促進する段階) という二段階の独立した過程が存在していると考えられています。これを発ガンの二段階説といいます。ちなみに、ガンのプロモーションに作用する物質を発ガンプロモーターといいます。

発ガンプロモーター抑制効果が

ウコンには発ガンのプロモーター抑制の効果があると証明されており、発ガンのイニシエーションを受けた細胞が、ガン細胞として成育していくのを抑制する効果切あることが確認されています。

実は、このことはとても大切なことです。というのは、大腸ガンなどの一部のガン細胞の遺伝子を調べますと、いわゆるガン細胞化する以前からすでに遺伝子には先天的な異常のあることが明らかになっているからです。その状態に発ガンプロモーターが作用することによってガンが生じてくることがわかっています。

つまり、ガン患者は生まれたときからすでに、何かのきっかけで発ガンプロモーターの作用を受ければ、いつでもガン細胞に変化してしまう細胞をもつていたことになります。ですから、このような発ガンを予防するには発ガンプロモーターを抑制するしかなく、もし発ガンプロモーターを抑制できる物質があれば、ガンを効果的に予防できることになります。

こうした期待のもとに注目され始めたのがクコンなのです。

れどころか、今後の研究の進展次第では、ウコンが発ガンの全過程を抑制する可能性さえ十分にあるといわれています。

また、先ほどの米国化学学会の報告にもあったように、クルクミンや精油成分には、老化や病気の原因を作る活性酸素を除去する働きや活性酸素がDNAに障害を起こしたり、発ガン物質がDN Aと結合するのを防御する働きがあることも判明しつつあります。

さらに、このようなクルクミンのガン抑制効果について、「クルクミンは毒性がない化合物ですので、ガンの化学予防に用いるのに最適の化合物であるといえます。また、ガン予防効果をもつ機能性食品を創製しようという計画などにおいて、クルクミンはきわめて有用な素材となるでしょう。

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台湾大学でも抗ガン作用に着目

こうしたウコンのガン抑制作用に注目しているのは、アメリカや日本の研究者だけではありません。

台湾でも台湾大学病院において、ウコンを使ったガン治療に関する臨床試験が当局の許可を得て開始されています。台湾大学の医師らは、すでにウコンには細胞に成長の合図を送る遺伝子を抑制する働きのあることを突き止めていて、この働きを利用すれば、ガン化を促進する遺伝子を抑えることができ、それによってガンの成長を抑制できるとみています。

この臨床試験は3年間続けられる予定で、病院側は成功すればウコンで薬を作ることも可能だと考えています。その他にも、東京理科大学の糸川秀治教授は、ウコンとガジュツを使ったマウスの実験で、「腹水ガンに対して、ガンの増殖を防ぐ効果が高い」ことを明らかにしています。

私は、毎年の健康診断のたびに肝臓の数値が高いと言われ、昨年から奮起してウコンを摂るようにしったら数値が改善しました。それまでにシジミいなどがを試したりしましたが全く効果はなく、ウコンもコンビニで売っているドリンクでは全く効果がありませんでした。肝臓に優しいという食事を心がけましたが、一向に良くならずに困っていましたが、そんなときに、最後に試した特許取得成分配合「「エカス ekas」というサプリです。

それ以降、ウコンについて興味をもち、さまざまなや薬効だけでなく歴史なども調べるようになりました。

ウコンの驚くべき効果

神秘の薬草といわれるウコンに最近は、注目が集まっています。というのも、このウコンには、発ガンを抑制する作用や抗菌作用、さらには健胃作用、肝臓強化作用などの薬効があることが次々と科学的に証明され始めたからなのです。

そればかりか、全国数十万人にものぼるといわれるウコンの体験者たちからは、今までどうすることもできなかった病や症状から解放されたという歓喜の声が各地から届いているのです。

ウコンの効果に関する体験者や医療現場の主な実際の声には、

  • 肝臓機能の強化や健胃作用などにすぐれた効果があった
  • 糖尿病による合併症の予防にも期待できる
  • コレステロール値が下がった
  • 長年苦しんできた高血圧が正常になった、
  • 動脈硬化を予防する効果や健胃作用がある
  • 殺菌・感染防止作用がある
  • 抗炎症作用もある
  • 医薬品と一緒に併用すると薬効を高めてくれる

これらの薬効は、どれをとつても現代人が直面している成人病の治療や予防に欠かせないものばかりです。その他にも、ウコンには現代人に不足しているといわれるミネラルや最近にわかに脚光を浴びるようになった食物繊維も豊富に含まれています。

こうした成分を補給するのに一役買ってくれるという点でもウコンは見すごせません。さて、このウコンはショウガ科ウコン属に分類される多年草植物で、苦からその根茎にはすぐれた薬効があるとされてきましたが、最近まで一般にはほとんど知られていないというのが実情でした。

そのため、ウコンの名前を聞くのは初めてという方がいるかもしれません。しかし、そんな方でもあのカレー粉の黄色い色素やたくあんの黄色の正体がウコンだといえば、ピンとくるでしょう。

そもそもウコンには数百とも数千ともいわれる成分が含まれていますが、そのうちの20~30種類ほどの成分についてはすでに薬理作用が明らかになっています。なかでも、特に黄色い色素のクルクミンや精油成分といわれる油性物質には、きわめて高い薬効があり専門家の間でも、最近にわかにウコンの薬効に対して熱い視線が向けられています。

現代人に急増している成人病にはきわめて有効なウコン

現代の成人病の代表はガン、心臓病、脳卒中だといわれますが、これら三大成人病による死亡率だけでもなんと全体の60%近くにもなります。こうした成人病に備えるには、何よりも日常の健康管理が大切で、常に病気の予防のための努力を怠らないことです。

というのは、特に成人病に関しては、自分だけは健康だと思っている人でも、知らないうちに病気が進行していて、本人が気づいたときには、すでに症状がかなり深刻な状態にまで進んでいたということがあるからです。

そのうえ、現代人の生活環境をみると、欧米化した晴好品の多い食生活、大気や水質の汚染、さらには都市化が進むことで運動不足になったり、過労やストレスがたまりやすいなど、成人病を助長するような要素がいっぱいあふれています。

ですから、恐ろしい成人病から大切な体を守るには、「自分の健康は自分で守る」という気概をもって日頃から予防に努力するのがいちばんなのです。

最近十年くらいは、「医食同源」という考え方が見直され、食生活のあり方が健康維持や病気の予防にとても重要であると考えられるようになってきました。

その1つとしてさまざまな健康食品が登場してきていますが、特にこのウコンは、ガンの治療に素晴らしい薬効を発揮し、肝臓障害、胃腸障害、糖尿病、高血圧、その他の成人病に有効など、その幅広い薬効のために一躍脚光を集め始めているのです。

こうしたウコンの薬効が、最近は学会でも明らかにされ、科学的にみてもきわめて有効なものであると認められてきています。

例えば、米国化学学会でウコンの抗ガン作用や活性酸素除去作用などについての研究発表があり、注目を集めています。日本でも、やはりウコンの薬効に注目した厚生労働省、文部科学省、科学技術庁の三省庁が、1995年かち始まる「ガン克服新十カ年計画」のなかに、ウコンによるガン予防のプロジェクトを組み込んでいます。

現代によみがえった薬草ウコン

ウコンがこうした薬効をもつていることは、実は中国ではかなり昔から知られていました。中国には、薬草の性質を調べて記録した本草書といわれる書物がたくさん残っていますが、そのなかにもウコンのすぐれた効能が、しっかりと記録されているのです。

それによれば、ウコンには、消炎・鎮痛作用、健胃・利胆作用、そして血のめぐりをよくする作用などがあるとされています。

これらは、すでに現代科学によって解明されつつあるウコンの薬効とほぼ一致しています。こうして中国では、かなり以前から薬草として知られていたウコンが、日本に入ってきた時期はまだはっきりしませんが、日本でその薬効が広く知られ、利用されるきっかけをつくったのは、当時、南方諸国と盛んに交易を行っていた沖縄の琉球王国です。

この琉球王国が朝貢関係にあった中国からウコンを輸入し、それが日本に持ち込まれるようになっていったのです。その後、ウコンは琉球王国の専売品として扱われるほど貴重な作物になりました。というのも、日本でその存在が広く知れわたるにつれ、クコンは相当の高額商品として取引されていったからです。つまり、すぐれた薬効をもつ生薬として、さらには食用や染料などの草重な材料として、かなりの需要が大坂地方を中心にあったといわれます。

実際の流通の経路としては、琉球から薩摩に船で運ばれ、さらに大坂方面にまで運ばれて取引されていました。

ところが、明治時代に入ると、ウコンにたいへんな悲運が待ち受けていました。国をあげて近代化に取り組み始めた日本では、あらゆる分野で西洋志向が高まり、医学の分野にも西洋医学が入り込んできて、その主流を占めるようになってしまいました。

その結果、生薬による治療などは軽んぜられ、それにともなってウコンの存在もしだいに人々の記憶から忘れ去られていきました。そして、ごく最近までいわゆる愛好家の間でしかウコンの存在は知られていませんでした。そのウコンが明治維新から百二十年以を経た現代に再びよみがえり、その素晴らしい薬効によって現代医学に新しい光明を照らし始めたのです。

原産地はインド

カレー粉の黄色い色の正体はウコンだと紹介しましたが、このカレー粉には20~40%ものウコンが含まれています。

カレーーといえばたいていの人は、すぐインドを思い起こすでしょう。それくらい、インド人の食生活にはカレー粉、つまりターメリックは絶対に欠かせない食品なのです。ターメリックとはウコンの英語名ですが、インド人が旅行するときなどは、このターメリックをわざわざ持参するほどだといわれています。

インド人は昔からこのターメリックの色、すなわち黄色をとても神聖な色だと考えてきたようです。しかし、それだけではなく、食品の酸化を防止して安定性を保つためにターメリックが大きく役立つことをも、彼らは生活の知恵として知っていたのだと思います。

こうしてインド人がターメリック、すなわちウコンを利用するようになったのは、何よりもウコンがインドを原産地とする多年草植物であったことによるものだといえます。

国内のウコンはほとんどが沖縄で栽培

現在の日本には、春に花が咲く「春ウコン」、秋に花が咲く「秋ウコン」(カレーに使用)、それから「ガジュツ」と呼ばれるものを合わせて3種類のウコンが存在しています。

いずれのウコンも、利用するものは地下 にもぐっている根茎の部分で、形はショウガそっくりです。

なお最初に効能や薬効が高いということで紹介させていただいたでウコンは、「春ウコン」です。

このウコンは沖縄では「うつちん」と呼ばれて親しまれ、中国では玉菌、台湾では「美王」という名前で呼ばれています。

現在、日本のウコン栽培のほとんどは沖縄挙行われており、特に北部地域で栽培されるものの薬効が高く評判です。

このウコンを利用する場合は、薬効がある根茎を煎じて飲用する方法がありますが、最す。ハウダー状のものや粒状のものなど、さまざまな商品が開発されています。

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