網膜中心静脈閉塞症 納豆 で改善した例があるので紹介します。高血圧や脂質異常症(高脂血症) の人で急な視力低下があったら、網膜(カメラのフィルムの役割をする組織) の難病 「 網膜中心静脈閉塞症 」 が疑われます。
網膜中心静脈閉塞症 納豆 を食べることで改善した大学病院の症例もある
これは、眼球の後ろ側にある視神経乳頭部で、静脈の本流(網膜中心静脈) がつまることで視覚障害を招く病気です。
網膜中心静脈閉塞症 は、目の網膜の中央静脈が閉塞する病気です。網膜は、目の後ろにある光受容器の層で、光を電気信号に変換して脳に送ります。中央静脈は、網膜の中央部から血液を排出する静脈です。
中央静脈が閉塞すると、血液が鬱滞し、網膜にダメージを与えて視力障害を引き起こします。
網膜中心静脈閉塞症 の原因は不明ですが、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病や、加齢、喫煙、アルコール飲酒などがリスク因子として挙げられています。
網膜中心静脈閉塞症 の症状は、視力低下、視野欠損、飛蚊症、閃光症などです。視力低下は、急激に起こることが多いですが、徐々に起こる場合もあります。視野欠損は、中央部から外側にかけて広がります。飛蚊症は、目の前を浮遊する黒い点や線などの異物感です。閃光症は、目の前を光が走るような閃光現象です。
視神経乳頭部では、網膜中心静脈に交差する形で、網膜中心動脈が走っています。この網膜中心動脈に、高血圧や脂質異常症が原因で硬化が起こると、硬くなった動脈が網膜中心静脈を圧迫して血流を阻害します。
すると、網膜の末梢血管から血液がもれて眼底出血を起こしたり、地顔が網膜内部にたまつて網膜むくみをを招いたりします。
その結果、視野の欠けや急な視力の低下といった症状が現れ、最悪の場合、失明さえ招いてしまうのです。 網膜中心静脈閉塞症 の治療には、通常、血管拡張薬や止血薬、ステロイド薬などが用いられます。ところが、そうした薬では必ずしも良好な結果が得られていないようです。
網膜中心静脈閉塞症 大学病院でも回復した例がある
そこで、 網膜中心静脈閉塞症 の人に、積極的に食べてもらいたいのが 納豆 です。みなさんもご存じのとおり、 納豆 独特のたんばく成分であるナットウキナーゼという酵素には、血栓(血液の塊)を溶かす強力な作用があります。
ナットウキナーゼは、納豆に含まれている酵素です。血栓を溶かす効果があるとされており、血栓症の予防や治療に効果があると期待されています。
血栓症とは、血液が固まって血管を塞ぐ病気です。心筋梗塞や脳梗塞などの原因となることがあります。
ナットウキナーゼは、血液中のフィブリンというたんぱく質を分解する働きがあります。フィブリンは、血液が固まるときに生成されるたんぱく質です。ナットウキナーゼがフィブリンを分解することで、血栓を溶かすことができます。
薬よりも強い作用で血栓を溶かし血液サラサラ「ナットウキナーゼ」のすごい力
それを踏まえ、 納豆 を初期の 網膜中心静脈閉塞症 の治療に応用した、医師のさまざまな臨床報告があります。
例えば、鳥取大学医学部附属病院の眼科では、 網膜中心静脈閉塞症 で入院している患者さんに、納豆を 1 日 100 gずつ食べてもらいました。その結果、10 日ほどで 眼底出血が消え、19 日後には退院。その後、自宅でも1週間に 2 回、納豆を食べるように指導したところ、 2 ヶ月後には完治したのです。
また、別の方の場合でも、納豆の常食で 10 日後に 目のかすみ が消えて、 1 ヶ月月後には視力が 1.2 まで回復。その後、再発もなかったことが報告されています。
ナットウキナーゼの効果は摂取後 2 ~ 8 時間後に高まり、 8 ~ 12 時間持続します。そのため、 網膜中心静脈閉塞症 の人は、血栓が生じやすい早朝から午前 10 時にその効果のピークがくるように夕食で 納豆 を食べる習慣をつけるといいでしよう。
ただし、 ワーファリンン という血栓予防薬を服用している人は、 納豆 に含まれる ビタミンK が薬の作用を弱めてしまうため、食べてはいけません。
ワーファリンの服用がなく 網膜中心静脈閉塞症 であれば納豆を食べることで改善できる可能性があります。
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