高血圧で急な視力低下があれあ「網膜中心静脈閉塞症」の危険性

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網膜の動脈硬化が原因で起こり失明の危険性もある

高血圧や脂質異常症(高脂血症) の人で急な視力低下があったら、網膜(カメラのフィルムの役割をする組織) の難病「網膜中心静脈閉塞症」が疑われます。

これは、眼球の後ろ側にある視神経乳頭部で、静脈の本流(網膜中心静脈) がつまることで視覚障害を招く病気です。視神経乳頭部では、網膜中心静脈に交差する形で、網膜中心動脈が走っています。

この網膜中心動脈に、高血圧や脂質異常症が原因で硬化が起こると、硬くなった動脈が網膜中心静脈を圧迫して血流を阻害します。

すると、網膜の末梢血管から血液がもれて眼底出血を起こしたり、地顔が網膜内部にたまつて網膜むくみをを招いたりします。その結果、視野の欠けや急な視力の低下といった症状が現れ、最悪の場合、失明さえ招いてしまうのです。

網膜中心静脈閉塞症の治療には、通常、血管拡張薬や止血薬、ステロイド薬などが用いられます。ところが、そうした薬では必ずしも良好な結果が得られていないようです。

大学病院でも回復した例がある

そこで、網膜中心静脈閉塞症の人に、積極的に食べてもらいたいのが納豆です。みなさんもご存じのとおり、納豆独特のたんばく成分であるナットウキナーゼという酵素には、血栓(血液の塊)を溶かす強力な作用があります。

それを踏まえ、納豆を初期の網膜中心静脈閉塞症の治療に応用した、医師のさまざまな臨床報告があるのです。

例えば、鳥取大学医学部附属病院の眼科では、網膜中心静脈閉塞症で入院している患者さんに、納豆を1日100gずつ食べてもらいました。その結果、10〇日ほどで眼底出血が消え、19日後には退院。その後、自宅でも1週間に2回、納豆を食べるように指導したところ、2ヶ月後には完治したのです。

また、別の方の場合でも、納豆の常食で10日後に目のかすみが消えて、1ヶ月月後には視力が1.2まで回復。その後、再発もなかったことが報告されています。

ナットウキナーゼの効果は摂取後2~8時間後に高まり、8~12時間持続します。そのため、網膜中心静脈閉塞症の人は、血栓が生じやすい早朝から午前10時にその効果のピークがくるように夕食で納豆を食べる習慣をつけるといいでしよう。

ただし、ワーファリンンという血栓予防薬を服用している人は、納豆に含まれるビタミンKが薬の作用を弱めてしまうため、食べてはいけません。