視界にゴミがちらつく飛蚊症にはビタミンACEが豊富な手づくりパセリ豆乳が有効

飛蚊症の主な原因は老化

白い壁を見たり、明るい場所に出たりしたとき、目の前には何も飛んでいないのに、黒い点や虫、ゴミのような浮遊物がチラついて見えることがある人も多いと思いますが、こうした症状を「飛蚊症」といいます。

この飛蚊症が起こるしくみをは次のとおりです。眼球はゼリー状の無色透明な物質である硝子体で占められています。
そして、私たちが物を見るとき、外部から目に入ってきた光は、角膜(黒目の部分)、水晶体(カメラのレンズの役割をする組織)、硝子体の順番に通過して、最後に網膜(カメラのフィルムの役割をする組織) に届きます。

しかし、水晶体と網膜の間にある硝子体に濁りが生じると、白い壁を見たり明るい場所に出たりしたときに、その濁りの影が網膜に映し出されます。
すると、その影は眼球の動きとともにゆれ動き、目の前に虫やゴミが飛んでいるように見える飛蚊症として自覚されるわけです。

こうした飛蚊症が起こる原因は、さまざまです。例えば、飛蚊症の症状がいきなりハッキリと現れたり、あるいはそれまで飛蚊症があっても突然に大きな浮遊物が現れたりするようになった場合は、網膜裂孔や網膜剥離などの目の病気が疑われます。

網膜裂孔も網膜剥離も目の網膜に異常が起こる病気で、放置していると失明を招く恐れもあります。
そのため、明らかにおかしいなと思えるような飛蚊症の場合は、眼科での早期治療が必要になります。

とはい、え、こうした目の病気が原因の飛蚊症は、飛蚊症全体の約1割程度にすぎません。残りは、白髪やシワなどと同様に、年を取るとともに起こる老化現象といえます。

ビタミンEは目の網膜の血流を促す

さて、老化現象で起こる飛蚊症の場合、防ぐことも改善させることも不可能ではありません。対処のしかたで白髪やシワが防げたり改善したりするのと同様に、飛蚊症もまた撃退できるのです。

では、飛蚊症を防ぎ治すためには、いつたいどのような方法を試せばいいのでしょうか。おすすめしたいのは、老化の原因である活性酸素(攻撃力の強い酸素) を消し去るビタミンACEのたっぷり補給です。それぞれの目に対する作用は次のとおりです。

  • ビタミンA
    緑黄色野菜に含まれるβカロテンが体内でビタミンAに変わります。このビタミンAは、網膜で光を受けたことを感知するために使われるロドプシンという色素を作るのに役立ちます。また、白日の粘膜や、黒目の表面の細胞の機能を正常に保絶つ眼球表面を保護する粘液の分泌を促す働きもあります。
  • ビタミンC
    ビタミンCは、水晶体の透明度を維持し、目の若さを保つ働きがあります。不足すると、水晶体の濁りが早く進んでしまうことは試験などでも明らかになつています。ちなみに、ビタミンCをたっぷり補えば、白内障の発生率が低く抑えられることもわかっています。
  • ビタミンE
    ビタミンEは、目の網膜の血流を促す働きがあり、特に目の疲れを癒すのに役立ちます。老化を防ぐ栄養はほかにもたくさんありますが、特に飛蚊症などの目のトラブル効果を示す身近な栄養の代表が、以上のビタミンA C E であるといってもいいすぎではありません。

パセリ、豆乳、リンゴ、水でつくるパセリ豆乳

ビタミンACEをしっかり補うためには、日常的に緑黄色野菜をたつぶりとる必要があります。とはいえ、日常的に緑黄色野菜をたつぶり食べることができるという人は、あまり多くないでしょう。そこで、おすすめしたいのが、パセリ豆乳を飲むことです。緑黄色野菜の中でも、パセリは栄養価が非常に高いという特徴があります。

ビタミンAが7200マイクログラム、ビタミンCは120ミリグラム、ビタミンEは4.2ミリグラムも含まれます。ただし、パセリを大量に食べることはできないのでパセリドリンクにして飲むというわけです。

なお、パセリのドリンクを作るさいには、ビタミンEを多く含む豆乳を利用するのが特におすすめです。ちなみに、豆乳は飲みやすい調整豆乳でもいいし、そうでない無調整豆乳でもかまいません。また、どうしても豆乳が苦手という人は、牛乳を代用してもいいでしょう。