薬とサプリの相性は大丈夫?

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

薬物力学的相互作用は、薬の効果をサプリメントが増強したり、効果を弱めたりすることです。よく知られているものにワーファリンと食べものとの相互作用が挙げられます。ワーファリンは血液凝こ一つそく固防止薬として合成された化合物で、心筋梗塞を起こした後に血液を固まりにくくするために処方されることが多い薬です。血液をさらさらにする作用のある薬ですのでさまざまな症状、病気に使われます。

このワーフアリンはビタミンKに類似した物質で、ビタミンKに桔抗し、肝臓で血液凝固因子がつくられるのを抑えて血を固まりにくくするものです。このため、ビタミンKを多く含む食品(納豆、クロレラ、モロヘイヤなど) やビタミンKを含有しているサプリメントを摂ると、ワーフアリンの作用を阻害してしまいます。
また、このワーフアリンは反応域が非常に狭く、他のものにも影響しやすいことが知られています。例えばビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸のDHA (ドコサヘキサエン酸) 、EPA ( エイコサペンタエン酸) はワーフアリンの効果を増強しますし、逆にコエンザイムQ10やアボガドに含まれるチラミン、ビタミンKを含む緑茶を大量に飲んだ場合などはワーファリンの効果を阻害するといわれています。

病院から処方されている薬がある場合には、医師にサプリを飲んでもいいかを聞きましょう。

関連記事