健康 4条件 運動 / 栄養 / 休養 / 質の高い睡眠 の4つ全てが大事です。どれも健康を支えるためには欠かせません。質の高い睡眠 に関する情報をまとめてみました。
質の高い睡眠
質の高い睡眠 というのは具体的にどういった睡眠が質の高い睡眠と言えるのでしょうか。
一般に睡眠のリズムは 90 分サイクルです。覚醒(覚めている状態) から徐々に熟睡状態に近付いていき、40 ~ 5 0分で眠りの深さは最深部まで到達し、そしてちょっとした刺激で目覚めてしまうほど眠りの浅い状態が 2 0分ほど現れます。
通常はこれを5回ほど繰り返したところで目覚めを迎えます。睡眠中に数回出現する眠りの浅い状態をレム睡眠といい、夢を見たり目を閉じたまま眼球が活発に動いたりするのが特徴です。
それ以外の部分をノンレム睡眠といい、その深さレベルによってステージ1 (眠っている人が容易に目覚める最も浅い眠り) からステージ4 (起こすことが難しい深い眠り) に分類されます。
とくにノンレム睡眠の中でもステージ3、4 の状態を徐波睡眠といいます。では、理想的な睡眠とはどのようなものでしょうか?
それは、「睡眠量を増やす」のではなく、「睡眠の質を上げる」ことです。睡眠の質とは、簡単にいえば熟睡できたかどうかということですが、
- 眠りの深い徐波睡眠が長時間あり、睡眠前半に集中していること
- レム睡眠時にすっきりと目覚めることができること
の条件を満たすことが必要です。
睡眠の質を高める方法の一つに、運動を挙げることができます。運動を実施した日の徐波睡眠量は、運動しない日に比べて増加し、それは入眠してから2~3時間のうちの増加であることが分かっています。
また運動の種類については、筋トレよりも持久力走などの有酸素運動のほうが睡眠の質が高いという報告があり、筋トレに有酸素運動を取り入れることで睡眠の質が高まるようです。
これらの理由としては体温との関係が考えられます。すなわち、体温を上げることで入眠時の深い眠りを得ることができるというわけです。よって、筋トレ時に有酸素運動ができない場合も、入浴などで体温を上げるとことで解消できるかもしれません。
体温を上げて入眠時に深い眠りを得る方法
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暖かい飲み物を飲む: 寝る前にハーブティーや温かいミルクなどを飲むことで、体を温めることができます。
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入浴: 就寝前にお風呂に入ると、体温が上がり、その後の体温の低下が入眠を促進します。ぬるめのお湯に10〜15分程度浸かると良いでしょう。
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暖房や毛布を活用: 寝室の温度を適切に保ち、暖かい毛布や羽毛布団を使って体を温めることができます。
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運動: 就寝数時間前に軽い運動を行うと、体温が上がり、その後の体温低下が入眠を促進します。ただし、寝る直前の激しい運動は避けましょう。
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足湯: 足湯を行うことで、血行が促進され、体温が上がります。寝る前に行うと効果的です。
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服装: 寝る前に暖かい服装を着ることで、体温を適切に保ちやすくなります。
眠りの悩みを解消しよう!は、不眠を解消するための有名サイトですので、こちらも参考にするとより効果的です。
理想的な睡眠 (まとめ)
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睡眠時間の確保: 成人の場合、7〜9時間の睡眠が一般的に推奨されています。個人差がありますが、自分に合った適切な睡眠時間を確保することが重要です。
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一定の睡眠スケジュール: 毎日同じ時間に就寝し、同じ時間に起床することで、体内時計を整えます。これにより、スムーズな入眠と目覚めが期待できます。
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快適な睡眠環境: 寝室の温度や湿度を適切に保ち、暗くて静かな環境を整えましょう。快適な寝具や枕を使用することで、リラックスして眠りにつけます。
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リラックスした就寝前の習慣: 寝る前にリラックスできる活動(読書や瞑想など)を取り入れることで、ストレスを解消し、入眠しやすくなります。
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デジタルデバイスの使用を控える: 寝る直前にスマートフォンやタブレット、パソコンを使用すると、ブルーライトの影響で睡眠の質が低下します。就寝前1時間程度はデバイスの使用を控えましょう。
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飲食の調整: カフェインやアルコールは睡眠の質を低下させるため、寝る前の摂取を控えます。また、重い食事は消化に時間がかかるため、軽めの夕食を心がけましょう。
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運動の取り入れ: 日中に適度な運動を行うことで、夜の睡眠が深くなります。ただし、寝る直前の激しい運動は避けてください。
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ストレスの管理: 日中のストレスを適切に解消し、リラックスした状態で眠りにつけるように心がけましょう。
これらのポイントを意識して生活習慣を整えることで、理想的な睡眠を得ることができるでしょう。自分に合った方法を見つけ、継続的に実践することが大切です。
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