貧血による立ちくらみ、めまいを防ぎたい

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目眩や立ちくらみの症状を感じた場合、多くの方が不安になり、どうしたんだろう?と心配になります。しかし、ほとんどの場合は、貧血を疑います。

アスリートに見られる貧血は、スポーツ貧血といわれており、その中でも鉄欠乏性貧血は最も多く観察されています。

これらは、「鉄摂取不足」によって酸素を運搬する赤血球の原料となるヘモグロビンの合成能力が低下することが大きな原因で、主な症状として、目眩や立ちくらみのほか、頭痛、腹痛、慢性疲労などを伴います。

スポーツ性貧血は、男性より女性に多く、また競技では瞬発系より持久系に多いとされており、慢性的な症状を伴うことから、運動直後の目眩、立ちくらみの原図としては考えにくいかもしれません。

しかし、急激な減量などを行った場合には、鉄欠乏状態に陥りがちなため、注意は必要です。運動性貧血の予防は、まず血液模査により貧血かどうかを診断してもらうことから始まります。そして、貧血と診断された場合、大半は鉄を補給することで改善されていきます。

食品中の鉄は、肉類、魚介類、レバーなどの動物性食品に多く含まれるヘム鉄と、野菜や穀類、豆類、種実頬などに含まれる非ヘム鉄があります。非ヘム鉄の吸収率がわずか数%であるのに対し、ヘム鉄は20~30% と高いため、できるだけ動物性食品から鉄補給を行うことが効率的です。

一般的な貧血の予防と治療はこちらです。

その他、貧血以外でも目眩や立ちくらみが起こることが考えられます。トレーニング中、私達のカラダには血管を広げるようなホルモン物質が出ており、これによって末梢血管が開き、体の隅々まで血液が行き届いています。そのため全身の血液循環がよくなり、運動後しばらくしてから測ると運動前よりも血圧が下がっていることがしばしば見られます。
これを「運動後低血圧」といいます。これ自体は特に問題ありませんが、血圧を調整する機構が十分に働かない場合に症状は重くなり、高齢者やオーバートレーニング時(慢性疲労時) によく見られます。

これらを感じた場合は、横になる、休むなどして体調が回復するのを待つことが大切です。そしてトレーニング中は息を止めず、ゆっくりと呼吸をしながら実施するなどの予防も大切です。どうしても高重量のスクワットなどのように息を止めた状態が起こるときは、セット間などでの呼吸がル特に重要なポイントになります。