サプリメントの悪い食べ合わせはある?

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通常のサプリメントとして販売・流通しているものであれば、中毒を起こすとか、全く効果を失ってしまうような素材の組み合わせはほとんどないと考えていいでしょう。

ただし組み合わせとしてできれば避けたいものや、少し時間を空けて摂った方がいいものはいくつか挙げられます。元来、ビタミンやミネラルは、単独で摂取するよりも総合的に摂るほうが効果を感じるものです。例えばビタミンBの場合では、Blなどを単独で摂るのではなく、B2、B6、B12といった具合にB群全体で摂るほうが効果的です。

その際、できれば組み合わせを避けたい素材は食物繊維です。食物繊維は第6の栄養素とも呼ばれ、便秘の解消など多くの効果が期待される素材ですが、吸収を阻害し排出を促す素材でもあるだけに、ミネラル類と食物繊維を一緒に摂ることはあまりお勧めできません。
せっかくの栄養を食物繊維がからめとって排出してしまうためです。

また硫酸第一鉄を使った鉄分は、ビタミンEの吸収を阻害するという報告があります。その他の鉄源である、ピロリン酸第二鉄やヘム鉄などは問題ありません。
意外なところでは、生卵の白身はビオチンの吸収を妨げるといわれています。
ビオチンとは湿疹や二キビに効果があるとされているビタミンの一種(ビタミンH) で、主に腸内細菌により合成されるので、通常は不足することはありません。

また、サプリトをお茶やコーヒーで摂取することは避けたほうがよさそうです。また豆類に多く含まれるフィチン酸や、ほうれん革に豊富なシュウ酸もミネラル類の吸収を妨げるといわれています。ミネラル同士でいえば、亜鉛とカルシウム、リンとカルシウムも、あまり相性のよくない組み合わせといえそうです。しかし通常の食生活ではほぼ問題ないレベルでしょう。

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