ペプチドって?

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ぺプチドとはアミノ酸がつながった状態のものを指します。ところがアミノ酸が2個つながったものも、20個つながったものもどちらも「ペプチド」と呼ばれており、定義としては曖昧なところがあります。
用語では2個つながったものをジ・ペプチド、3個つながったものをトリ・ペプチド、そして10個までのものはオリゴ・ペプチドと呼んでいます。ちなみにタンパク質はアミノ酸が約100個以上つながった状態なので、それまでの状態はすべてペプチドと分類されます。
しかし、例えばグルタミンペプチドといっても、グルタミンというアミノ酸だけがいくつかつながっているわけではなく、ざっと1/3程度がアミノ酸としてのグルタミンの量ということになります。ですからグルタミンペプチド10g といった場合は、だいたい3g程度がアミノ酸としてのグルタミンの量と考えればいいでしょう。
またペプチドのほうがアミノ酸よりも吸収が速いという詰も聞きますが、この場合のペプチドはジ(2個) もしくはトリ(3個)の状態のものを指します。タンパク質が分解されてアミノ酸として吸収される場合、アミノ酸として吸収する穴とペプチドとして吸収する穴が別々に存在するからです。したがって、ペプチドを摂取した場合は、そのままペプチドとして吸収されるものもあるし、そのペプチドがさらに分解されてアミノ酸として吸収されるものもあります。そうなるとペプチドのほうが吸収の効率はいいことになります。ただし、先ほどの話の通り、ペプチドは同じアミノ酸同士がつながっているわけではないので、摂りたい目的のアミノ酸だけのペプチドはなかなか存在しないことになります。

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