植物性タンパクと動物性タンパクについて

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この場合のサプリはプロテインのことだと推測されます。大豆のタンパク質を使ったプロテインと、乳のタンパク質を使ったプロテインとの違いということでしょう。
イメージからすると植物性は健康によく、動物性はコレステロールなど健康にあまり好ましくないという印象を持つかもしれませんが、実はこの点は誤解が多いのです。

まず、動物性とはいってもタンパク質を精製していますから、コレステロールなどの脂質は含まれていません。むしろタンパク質が分解されてアミノ酸となった際のアミノ酸の組成は動物性のもののほうが優れています。
つまり、〝筋肉の材料としては動物性タンパク質の方が向いている″ ということです。そうなると〝大豆のプロテインは劣るのか? 〞という印象を逆に持たれるかもしれませんが、これもまたそうではありません。確かにアミノ酸組成としては動物性のホエイブロティンなどのほうが優れていますが、大豆には大豆特有の効能があり、例えばコレステロール値を下げるとか、脂肪燃焼効果があるとか、腹持ちがいいとか、筋肉の材料以外の点ではむしろすぐれているところが多々あります。
つまり両者はどちらが上とか下とかいった関係ではなく、その目的に応じて選び、使い分けることが理想でしょう。筋肉の=材料としてはホ工イブロティン、ダイエット目的では大豆プロテインといった具合です。最近はその両者のメリットを生かすべく、ホエイと大豆をブレンドしたプロテインも発売されています。

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