サプリの化学合成品に関しては心配ない?

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

心配いりません。たとえば、プロテインなどの場合、その原料は乳であったり、、大豆であったりと、天然の素材が使われています。
しかし、実はそこに配合されているビタミンは化学合成品が多いのです。また、ビタミンに限らずカル二チンやクレアチンといったアミノ酸も、化学合成品であることが多いです。
化学合成の場合、起源物質は石油です。石油は天然に存在するものですが、生物の死骸などが温度と圧力によって変化した鉱物油に分類され、分類上は天然物ではありません。生産過程のイメージが湧きにくいかもしれませんが、例えばクレアチンを製造するときも、工場で石油を買ってきてつくっているわけではありません。
「石油から化学合成された物質を起源にしている」というわけです。では何故、化学合成に石油を用いるのかということですが、石油は炭素と水素のみでできているため化学合成しやすいからです。

一方、天然の植物抽出物の場合、どうしても第一段階では不純物が混ざります。その不純物がアルカロイドなどの天然由来の毒素であったり、農薬由来の毒素であったりする可能性もありますから、その後の精製には費用がかかり値段が高価になってしまいます。もちろん化学合成品の場合も合成の過程で不純物が発生する可能性はあり、その不純物を把握し取り除く技術が必要となりますが、発生する不純物が予想しやすく分離の手段も比較的容易なのです。
つまり、純晶に精製しやすく不純物が混ざらないという点において、決して安全性が低いというわけではありません。

関連記事