テクノストレス 男性はED に 女性はテクノストレス眼症 に なります。OA機器の発達で特に最近問題になっているのが ドライアイ です。これは目を保護している涙の量が減ったり、その成分が変化して、目の表面が乾燥し、障害を起こすというものです。
また、テクノストレスは当然ですが、症状は目だけに及ぶものではありません。
現代人は、仕事でもプライベートでもパソコンやスマートフォンに触れる時間が増え、生活の大半を、画面を見ながら過ごすようになったと言われています。そのために、疲れ目や肩凝りなど、体の不調を訴えることも増えてきています。
集中していたり、締め切りが迫っていたりすると、つい1日中パソコンでの仕事を続けてしまうということは珍しいことではありません。
しかし、最近では長時間パソコンに向かって多くの情報に触れ、作業を続けることは、人間の体にとって非常に危険なのではないかと言われています。
1日に6時間以上座る生活を長年続けていると、心臓病やがんなどの重大な疾患にかかる可能性が高まるという研究結果が、そのデータです。
座ることそのものが、人間の体に与える影響はとても大きく、一日に6時間以上座る生活を2週間続けるだけで血糖値は上がり、筋肉が衰えるなど、身体の機能が大きく低下します。また、身体の機能が大きく低下することから、寿命も数年縮まるというテータもあります。ほかにも、飛行機での長いフライトの間座りっぱなしでいることにより、血管の中に血栓ができ、最悪の場合は死に至る可能性も少なくありません。
コンピュータの画面を長時間見つめるためまばたきの回数が減り、エアコンなどで室内の空気も乾燥して涙が蒸発しやすくなります。目はどんどん乾いてしまいます。
症状としては目の疲れや充血、異物感、痛みなど。ほかにも目を画面に近づけて作業するために首や肩をはじめ神経や筋肉の疲労、イライラや脱力感など精神的な症状もあげられ、これらを含めて 「 テクノストレス眼症 」 と呼びます。
長時間コンピューターを使用することにより、目の疲れ、充血、ドライアイ、頭痛、首・肩・腕・手・腰の疲れや痛みなどの身体症状、不安感やイライラなどの精神神経症状を起こす病気です。 別名 『 VDT症候群 』 『 テクノストレス眼症 』 ともよばれています。
目に充血や痛みなどが起こり、視界がかすみ・ぼやける、まぶしさを感じるなどの症状がおこっている場合、これが悪化すると目の症状だけではなくきつい肩や首の凝りがおこり、ときにはめまいや吐き気など全身疾患の状態を感じることもあります。目の疲れは体のだるさや倦怠感にもつながります。
このような症状が、十分な休息をとっても回復しないものが眼精疲労で通常の疲れ目とは区別して考えます。
もちろんTVゲームやスマホのゲームに熱中する子供にもいえるのですが、特に多いのが VDT 作業をしている会社員、それも中年の女性の患者数が急激に増えているのです。
テクノストレス 男性はED に
さて、このテクノストレスコンピュータに関わる人々に起こるストレス症状を総称してそう呼ぶのですが、大脳生理学の大島清博士によれば、それが男性の場合なんと ED の原因にもなるというのです。実際に病院を訪れる患者の中に、そんな例が増えてきているそうです。
- 性的刺激により脳から勃起の信号を送る神経系の働き
- 陰茎の血流をコントロールする血管系の働き
どちらか一方の働きが悪くなることが原因となり、十分な勃起を得られずED となります。勃起に必要な2つの働きに関係しているのが精神的・心理的要因、心血管系疾患、肥満や運動不足、喫煙や生活習慣などです。
EDの症状改善には、勃起不全となる原因を正しく理解し自己診断することが重要。
どうも男性の場合、体への直接の影響のみならず、精神的なものも顕著です。
たとえば、コンピュータに依存しすぎて人間同士のコミュニケーションがとれなくなってしまう、優しさや思いやりなどの人間性を失ってしまう場合。これは若い人に多い傾向です。SNSに夢中になって相手の言葉に一喜一憂してしまうケースです。そして、SNS によって生活がどんどん侵略されていきます。
また、コンピュータにどうしてもなじめず、OA 機器を見ただけで吐き気や頭痛を感じるという、中高年の特に管理職の男性の多いケースなどもあります。
このようにあらわれ方はいろいろですが、インポの場合、コンピュータに入れ込むあまり人間の女性の性欲を感じなくなる、あるいは、無力感や消失感から勃起できなくなってしまう、ということらしいのです。
目が疲れる、肩が痛いなど、コンピュータを使いこなすことでストレスをためるのが女性とすれば、コンピュータに支配され、男の大切な機能まで売り渡してしまうのが男ということなのでしょうか。
テクノストレス を防ぐ方法
「目が疲れる」「肩がこる」「頭が痛い」などで、画面をじっと見つめるため、目が乾燥してドライアイとなり、また同一姿勢をとらなければならないための精神的、肉体的疲労もあります。これらを予防するには、1時間おこなえば 10~15 分の休息をとる ことです。
オンライン授業は新型コロナ感染症による臨時休校期間のみならず、今後の学校生活でも「特別なこと」ではなく、普通にサポート役として利用されるのであろうと思います。あくまでもそれがメインではなく、自
学自習の「サポート」であることを認識してほしいと思います。
在宅ワークを強いられているサラリマンも同様です。自宅で仕事をしているとどうしても自分で休憩時間をつくらないと休みなく仕事をしています。注意が必要です。思った以上に体はダメージです。
1時間おこなえば 10~15 分の休息をとることが男女ともに大切です。
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