カプサイシンは、唐辛子の辛味成分として知られていますが、その温感作用を利用したクリームが、首の痛みの緩和に役立つと注目されています。
カプサイシンを配合したクリームを塗ると、温かさを感じると同時に、痛みを感じる神経伝達物質を減少させ、痛みを和らげる効果が期待できます。
血行を促進することで、筋肉の緊張をほぐし、こりや痛みの悪循環を断ち切る手助けにもなります。外用でのみ利用されるカプサイシンクリームは、ビリッとした独特の味がするチリペッパーからつくられます。
首の痛みを治すカプサイシンクリーム
カプサイシンクリームは、さまざまな名前で売られていますが、関節炎に伴う関節痛を治す市販薬として人気が出ています。首都ワシントンDC にあるウォルターリード陸軍メディカルセンターで行われた研究結果では、慢性的な首の痛みにカプサイシンクリームが効果的だそうです。
この研究では、慢性的な首の痛みがある患者の患部に毎日四回、0.0025%のカブサイシンクリームを塗布しました。5週間後、ほとんどの患者の症状が著しく改善され、完全に痛みが消えた患者もいたそうです。
では、カプサイシンはどのように効くのでしょうか。カプサイシンクリームを皮膚に塗ると、ヒリヒリと燃えるような感触がします。これはカプサイシンが神経細胞を刺激し、サブスタンスPと呼ばれる化学物質が分泌されるためです。いったん神経細胞からサブスタンスPが分泌されてしまうと、痛みは消えますが、痛みが軽くなったと感じるまでに数日から一週間ほどかかります。
ほとんどの人はカプサイシンクリームを塗った際の不快感に耐えられますが、ひどいストレスを感じる人もいますので、クリームによる痛みに耐えられない場合は使用を中止してください。
1週間たっても効果が現れない場合は、もう少し濃度の高い(0.0075%) 製品に
変えてください。
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サロメチールには、カプサイシンは、0.25mg含まれます。
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