無洗米を利用すればとぎ洗いは省略できますが、普通の精白米や玄米などは「とぎ洗い」が必須です。
上手に洗って表面のぬかを取り除いておかないと、ぬかの臭みでごはんがマズくなってしまいます。
そのとぎ方の上手・ヘタを決めるのは、初めの約 1 分。スピードが勝負です。
とぎ洗いの手順を追うと、まず大き目のボウルなどに米を入れ、たっぷり水を加えます。
手早く 2 ~ 3 回ほどかき混ぜたら、汚れた水はすぐに捨てます。ここが大切なところで、最初の水を早く捨てないと、洗っても洗っても米が汚れを吸うという悪循環に陥ってしまいます。
米は水を入れた直後がいちばん吸水しやすいため、のんびり洗っていると、吐き出したはずの汚れやぬかの臭みをまた取り込んでしまう。
何事もスタートが大事。2度目の水からは吸水率が低下するため、さほど慌てず、 3 ~ 4 回水を替えながらにごりが気にならなくなるまで洗えば十分。とぐときは力を入れすぎず、手のひらのつけ根で押すようにするといいでしょう。
水の冷たさを嫌ってぬるま湯やお湯で洗うのは、 NG です。水温が上がると米の吸水率も上がり、米が汚れを吸いやすくなるからです。米は思った以上にデリケート。取り扱いは慎重に行います
また料理によって水も使い分けると仕上がりが全然違います。
料理で硬水と軟水を使い分けるなどこだわるとさらにおいしいお米が炊けます。料理で力を入れたときにはこういったところもこだわるといいでしょう。
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