たとえば、ハンバーグを焼くときは、まず「 強火 」にして表面を焼き固め、うまみを閉じ込めます。
その後「 弱火 」にしてじっくりと火を通します。
野菜妙めは、初めから終わりまで「 強火 」で一気に仕上げないと、野菜から水分が出て水っぽくなってしまいます。
このように、料理の出来を左右する火加減ですが、何を基準に判断しているだのでしょうか?
ガスコンロのレバーを全開にすると「 強火 」、レバーを絞って火が消えない程度にするのが「 弱火 」、強火の半分くらいが「 中火 」 もし、そのように考えていたら、ちょっと違う。
その判断の誤りが、エネルギーの無駄使いをもたらしています。厳密にいえば、強火といってもガスのレバーを全開にする必要はありません。 鍋やフライパンの底全体にしっかり炎が当たるのが強火です。
そして、中火とは鍋底に炎の先端が当たるか当たらないスレスレくらい。弱火は、コンロのガスの穴と鍋底のほぼ中間に炎の先端がある状態をいいます。 ちなみに「 とろ火 」とは、弱火よりもさらに弱い火のことです。やっと火がついているという、消えそうで消えない炎の状態のことです。
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