「 ひたひた 」 と 「 水がかぶるぐらい 」 の違い

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煮たりゆでたりするときによく使う 「 ひたひたの水 」 と 「 かぶるくらいの水 」 という表現。

2 つを比べて、水の量が多いのはどちらか?答えはもちろん、 「 かぶるくらいの水 」。

具体的にいうと、まず 「 ひたひた 」 は、材料を鍋やボウルに平らに入れ、材料の頭が見え隠れするくらいが基準。

つまり、水面からちょっとのぞく程度。かぼちゃ、じゃがいも、里いもなど、切った野菜を煮るときは、たいていひたひたの量で作る。そうすると、材料が水の中で踊らず、煮くずれを防止できる。

もう一方の 「 かぶるくらい 」 は、ひたひたよりちょっと多め。材料全体が水の中に浸り、頭がぎりぎり隠れるくらいです。

薄味の煮物を作ったり、ひじきや切り干し大根などの乾物をもどすときにはこちらの水かげんがいい。 「 たっぷりの水 」 といういい方もあるが、これは文字通りたっぷりめ。材料全体が水にすっかり浸り、さらに充分な水がある状態をいう。調理の 「 基本のキ 」として、それぞれの違いを覚えておきたい。

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