包丁を動かす向きを変えると、切れ味が変わる不思議 について紹介します。 よくといだ包丁を使っても、食材が硬すぎてうまく切れないことがあります。
そんなとき、やたらと包丁をギコギコ動かしても労力の無駄。 「包丁を動かす方向」をちょっと見直してみよう。 コツは、硬いものは向こう側にぐっと押しながら切ります。
逆に、柔らかいものは手前に引くように切ればいいでしょう。 たとえば、ごぼうは押して切る。刺身は引いて切るとうまくいく。たったこれだけで、食材に加わる力が調節でき、すんなり切れるようになります。
さらに上手に切るために、包丁の正しい振り方をおさらいしておこう。 まず、柄の部分を手のひら全体で振ることが基本。親指は柄のつけ根に当て、人差し指は柄にぐるつとかけ、みねの上に少しのるようにすればぐらつかないので安定して切れます。
やわらかい食材を切るときは、人差し指をまっすぐみねの上に伸ばしてもいいでしょう。食材を押さえるほうの手は〝猫の手〞がお手本。卵を軽く握るようなイメージで指先を内側にちょっと丸めます。丸めた指の第一関節に包丁の腹を当ててそのまま関節に沿わせながら包丁を上下させると、手元が安定。料理のベテランふうに決まります。
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