しおれた野菜を蘇らせる方法です。台所の隅や冷蔵庫の中で、しなっとしおれた野菜を発見! そんなときの「蘇生術」に欠かせないのが「水」。ただし冷たい水、夏なら氷水を用意したい。
しおれた野菜を蘇らせる方法
しおれた野菜を冷たい水につけると、浸透圧によって水分が野菜の組織内にぐっと入り込み、細胞に張りが戻ってくる。見た目もシャキッと変化。 ただし、水がぬるいと細胞内の繊維が水を吸ってやわらかくなってしまうので注意。 しおれた程度にもよるが、キャベツ、レタス、小松菜、ホウレンソウといった乗ものなら30~40分も浸せばピンとはりのある姿がよみがえる。全体がかぶるほどたっぷりの水に浸し、浮き上がらないように布巾などをかぶせておくのがコツ。
そんなに待てないなら、1枚ずつはがしてからたっぷりの冷水に浸す。これで、さらに蘇生までの時間が短縮。このワザがいかせるのは、なにも生で食べるときだけではない。煮たり妙めたりするときも、いったん水に浸してシャキッとさせれば食感がアップする。野菜は生きもの。鮮度を保つには、一にも二にも水が欠かせないのだ。
まとめ
しおれた野菜を蘇らせる方法はいくつかあります。水分補給をしてあげることがポイントで、ほとんどの野菜は水分を吸収すると元気を取り戻します。以下に、しおれた野菜を蘇らせるための簡単な方法をご紹介します。
■ 1. 冷水に浸ける(葉物野菜)
特にレタスやほうれん草などの葉物野菜は、水分を素早く吸収してしおれを解消できます。
方法
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しおれた葉物野菜を冷水に浸ける
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10〜15分ほど浸けると、しおれた葉が元気を取り戻します。
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その後、水分を軽く拭いてから使いましょう。
ポイント
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長時間浸けすぎると栄養が流れ出てしまうため、時間を守りましょう。
■ 2. 氷水でシャキッと(特にキャベツやレタス)
氷水に浸けると、よりシャキシャキ感が増します。
方法
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しおれた野菜を氷水に浸ける
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10〜20分ほど浸けると、野菜がシャキっと復活します。
ポイント
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浸けた後は、水分をしっかり切ってから使用しましょう。
■ 3. 浸水+冷蔵庫で保存(長時間回復)
長時間保存された野菜がしおれてしまった場合は、冷蔵庫で保存しながら水分補給をして回復を試みます。
方法
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しおれた野菜を冷水で洗い、水分を軽く拭き取る
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湿らせたキッチンペーパーや布で包んで冷蔵庫で数時間〜1晩保存
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野菜がしっかり水分を吸収して、元気を取り戻すことができます。
■ 4. 根菜類(にんじんや大根)の蘇生法
根菜類は水に浸けることで水分を吸収できます。
方法
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しおれた根菜を水に浸ける
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数時間おくと、根菜が水分を吸ってしおれが解消されます。
ポイント
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にんじんや大根は葉を切り落としてから浸けると効果的です。
■ 5. 切り口を水に浸ける(特にセロリ)
セロリなどの茎野菜は、切り口を水に浸けることで水分を補給しやすくなります。
方法
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セロリの切り口を水に浸ける
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1時間程度放置すると、しおれが回復します。
■ 6. ビニール袋に湿らせたキッチンペーパーを入れて保存(レタスやほうれん草)
湿気を保ちながら保存することで、しおれが防げます。
方法
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野菜を湿らせたキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存
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数時間後、野菜がシャキッと回復します。
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