にんにく特有のにおい成分が腸を活発に
「私はイタリアン大好き!!」という人はパスタに、肉料理が好きならステーキと一緒に、もちろん妙め物やスープにもどんどん入れてほしいのが、にんにくです。にんにくはスタミナ強化食品として知られ、疲労回復や風邪予防、不眠解消、生活習慣病の予防などすばらしいパワーを持った食品ですが、便秘解消にも効果があります。
そのひとつは、腸内の善玉菌であるビフィズス菌を増やす働き。善玉菌が増えることで整腸効果を発揮します。さらに、におい成分であるアリシンが腸のぜん動運動を高めるため、便秘にはもってこいというわけです。また、にんにくは水溶性の食物繊維も豊富なので、どんな便秘の人も毎日のメニューに取り入れてみましょう。
ただし、食べすぎは胃の負担になるので、1日ひとかけ程度に。昔から下痢をしたときや胃腸が弱ってなにも食べられないときに、すりおろしたりんご汁を飲んだことがある人も多いでしょう。りんごも、整腸作用にすぐれているので下痢にも便秘にもよいものです。
とくに水溶性の食物繊維ペクチンが豊富ですから、けいれん性便秘の人に最適です。また、腸を刺激してぜん動運動を高めるのは、りんご酸とくだもの全般に含まれる果糖によるものです。果糖は便をやわらかくする働きもあります。「繊維ごと食べるジュース」は便秘解消食もちろん、りんごに限らず、キウイフルーツやバナナなど、くだものは全般的に水溶性の食物繊維と果糖がたくさん含まれているので、種類を変えて毎食でもとってください。
そのまま食べてもいいですが、ミキサーで牛乳や野菜と一緒にミックスジュースにしてしまえば、多種類の野菜とくだものが一度で簡単にとれるファイバードリンクができます。
「野菜をとりたいけれど、なかなか料理する時間がない」「忙しい朝や食欲のないときに手軽にとれるものを」という人にはとくにおすすめです。
弛緩性便秘や直腸性便秘の人はりんごやみかんなど、皮をまるごと食べると腸の運動をより活発にします。けいれん性便秘の人は皮をむいてから食べると消化がよくなります。あおなミックスジュースをつくるときは、青菜やセロリ、ゆでた枝豆、にんにくなどに、りんごとレモンを加えると、酸味と甘みがプラスされおいしく飲めます。甘みが足りないときははちみつを加えてもOK 。ヨーグルトやプルーン、アロエを混ぜてもいいでしょう。アロエの便秘改善効果はこちら。
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