トレーニング時に活用するクエン酸の摂取法

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食品なので、ドリンクなどにして適宜水分補給感覚で摂取するのがおすすめです。比較的長時間のトレーニングや試合の場合は、ちょっと専門的な飲み方もあります。

まず最初は、糖質入りのスポーツドリンクを中心に摂取していきます。水分補給とエネルギー補給を兼ねた状態です。この場合、可能であればハイポトニック飲料だとお腹に溜まりにくいのでさらに好都合です。

そしてトレーニングを進めるにつれて疲労が蓄積して体内に乳酸が溜まり始めた頃からは、スポーツドリンクからクエン酸ドリンクヘと、ドリンクの内容をスイッチするという方法です。
最初はとにかくエネルギーの補充が重要となるのですが、トレーニングが進むにつれエネルギーは乳酸という物質に変わっていくようになります。
そのタイミングからは乳酸の元となる糖質よりも、むしろ乳酸を除去してくれるクエン酸を中心に摂取するほうがパフォーマンスが上がりやすいというわけです。
少々、専門的になりますが、クエン酸が乳酸を除去してくれるメカニズムとしては、グルコース分解の調節酵素であり、かつ乳酸生成に強く作用するピルビン酸脱水素酵素(PDH) の活性化が関係していると推測されます。

クエン酸摂取によりマロニル-CoA が生成され、カルニチン-パルミトイルトランスフェラーザI (CPTI)が阻害されて脂肪酸をミトコンドリアに取り込めなくなり、その結果としてPDHが活性化されます。
PDHが活性化されると、乳酸はピルビン酸を経由してクエン酸回路に入りやすくなるのです。さらに、クエン酸は解糖系のホスホフルクトキナーゼを阻害するので、グルコースからの乳酸生成も低下するはずです。この二つの作用により、クエン酸摂取が乳酸の除去を促進すると考えられています。