子供はサプリやプロテインを飲んでも大丈夫?

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サプリは食品ですので大人は○錠、子供は○錠といった規定がありません。また、〝子供が飲んではいけない″ という規定もありません。
では、子供が飲んでいいのか、いけないのか。あるいは飲むのであれば、どうやって飲めばいいのでしょうか?
プロテインを例にとって考えた場合、プロテインはタンパク質を精製して取り出したものですから、子供が飲むのは一向に構いません。しかし当然、大人と追って筋肉量も少なく、また内臓も成長過程にあるわけですから、摂取量に関して調整をする必要があるでしょう。
年齢や体格にもよりますが、一般的にはパッケージに記載されている量の2分の1~3分の1 くらいの量を目安とするといいかと思います。アミノ酸も同様ですが、特に小学生がアミノ酸を単独で摂取するシーンはあまり考えにくく、スポーツドリンクに含まれている程度の摂取でいいでしょう。ハーブ系やカフェインなどについては最低でもカラダの成長が完成する18歳あたりまでは必要ないかと思います。
店頭ではジュニア用プロテインとか子供用00 という製品もありますが、特別な素材を使っているわけではなく、より飲みやすい味付けにしたり、プロテインの素材に大豆を使ったり、プロテイン以外にエネルギー源となるデキストリンなどの糖質を配合したり、ビタミンやミネラルの配合量を大人向けのものよりも少なめにしたりといった具合です。

一番大切なのは、プロテインを飲んでいるから食事が少なくてもいいとか、ご飯をプロティンだけにするなど、食事軽視の状態にしないこと。食事は、規則正しくとった上での+αと考えるようにします。

サプリにも賞味期限はある?

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サプリメントは食品なので、その他の加工食品などと同じように賞味期限が定められています。設定の根拠は各社がそれぞれ基準を設けていますが、基本的には保存テストを実施して、そこから設定することが一般的です。

原料の品質保証期間と製品にした際の保存テストの結果をもって設定されます。よく、「賞味期限を1ケ月過ぎているのだけれどもサプリメントとしての効果はなくなってしまったのか? 」という質問がありますが、メーカーが設定しているのは賞味期限ということで、「味」の期限です。つまり、あくまでも風味や香りなどが基準となっているのであって、その中で使っている素材(例えばアミノ酸)自体の品質保証期間はそれよりも長いため、風味が損なわれていることを気にしないのであれば、多くの場合は、問題ないと思います。ただし、賞味期限設定の前提条件は高温多湿を避けるなど、ある程度整った保管状態なので、直射日光が当たる場所や極端に多湿な場所での保管の場合は、賞味期限内であっても注意が必要となります。

サプリの化学合成品に関しては心配ない?

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心配いりません。たとえば、プロテインなどの場合、その原料は乳であったり、、大豆であったりと、天然の素材が使われています。
しかし、実はそこに配合されているビタミンは化学合成品が多いのです。また、ビタミンに限らずカル二チンやクレアチンといったアミノ酸も、化学合成品であることが多いです。
化学合成の場合、起源物質は石油です。石油は天然に存在するものですが、生物の死骸などが温度と圧力によって変化した鉱物油に分類され、分類上は天然物ではありません。生産過程のイメージが湧きにくいかもしれませんが、例えばクレアチンを製造するときも、工場で石油を買ってきてつくっているわけではありません。
「石油から化学合成された物質を起源にしている」というわけです。では何故、化学合成に石油を用いるのかということですが、石油は炭素と水素のみでできているため化学合成しやすいからです。

一方、天然の植物抽出物の場合、どうしても第一段階では不純物が混ざります。その不純物がアルカロイドなどの天然由来の毒素であったり、農薬由来の毒素であったりする可能性もありますから、その後の精製には費用がかかり値段が高価になってしまいます。もちろん化学合成品の場合も合成の過程で不純物が発生する可能性はあり、その不純物を把握し取り除く技術が必要となりますが、発生する不純物が予想しやすく分離の手段も比較的容易なのです。
つまり、純晶に精製しやすく不純物が混ざらないという点において、決して安全性が低いというわけではありません。

アレルギー体質でもサプリは飲んで大丈夫?

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サプリメントは、食品ですが、使用している素材によってはアレルギー反応を起こすものもあります。大豆や乳のようにアレルギーの原因となる主な原料については、パッケージ裏面に表示するようになっていますので、まずは購入時によく確認をします。
ただしアレルギーの原因物質は多岐にわたり、すべてが表示されているというわけではありません。
また、普段はアレルギーの症状が出なくても、体調がすぐれなかったり疲労が蓄積していたりすると反応してしまうケースもあります。あるいは、サプリメントが原因と決めつけているものの、実際はその日に食べた弁当であったり、夕食の食材であったりすることもよくあるケースです。
ちなみにアミノ酸は最小単位の状態なので、理屈の上ではアレルギーは起きません。もしもアレルギーが起きた場合は、まずは考えられる可能性のあるものをいったんすべて中止して、そこからひとつひとつ確認していくというやり方がいいでしょう。
単にサプリメントだけと決めつけず、その日の食事の内容や体調なども整理して考えてみる必要があるからです。それとスポーツ選手の場合は、試合などが近付くと気持ちが高揚して、実際にカラダは疲れていてもそのことに気が付きにくいということもよくあります。こうしたときに症状が出るケースもあるので注意します。

副作用は大丈夫?

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日本国内で売られているサプリについては、食品という認識ですので、副作用について心配する必要はありません。ただし、食品だからといって過剰な摂取は肝臓や腎臓に負担がきますし、無制限に摂っていいというわけではありません。また、大量に摂取したからといって即、効果が出るという物でもありません。

極端な例かもしれませんが、醤油を毎日摂り過ぎれば血圧が心配になりますし、砂糖だって血糖値が心配になるのと同じです。ただ、食事の場合は、例えば、肉にしてもある程度食べるとお腹が一杯になってそれ以上食べられなくなる、という現象が出てきます。一方、プロテインの場合は、水に溶かして飲むだけなので、簡単にステーキ何枚分ものタンパク質が摂れてしまいます。そういった点においては、食事よりも摂取量やタイミングに気をつかう必要があるのも事実です。

では、いろいろな種類があるサプリメントの摂取量はどうやって決めればいいのでしょうか。基本的にはパッケージなどに記載されている目安の量を最初の基準にします。そこへトレーニングの有無、運動強度、体重、筋肉の量、性別、年齢、食事の内容など、さまざまな要因を考慮して、それぞれの適切な摂取量を探していくということになります(筋肉増強のためにサプリ摂取する場合のケースです)。

食生活、トレーニングの内容、睡眠時問、技術練習の内容などです。その中で、足りない栄養素はサプリメントで補うという基本的な部分から、サプリメントの力を借りて疲労回復を促進させたり、さらには競技パフォーマンスの向上を目指したりしています。自分に合った摂取量を探すことを楽しみながら、試行錯誤してみてください。

サプリは、ある程度長く継続することでそのよさや効能を実感することができますので、食事と同じ考え方でいいかと思います。

効果を実感できない

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サプリは、薬ではなく、食品ですからすぐに効果を実感するということはありません。ただし、ある一定の期間を設定し、その目的を明確にしてやることで、カラダづくり(肉体改造) やスポーツバフォーマンスの向上などには役立っていきます。今日、明日飲んだからといって効果がすぐに実感できるものでもありません。

例えば、筋肉をつけるという目的の場合、ウェイトトレーニング、食事、睡眠という三つの要素が基本となりますが、食事で十分なタンパク質が摂れていない場合、残念ながら筋肉の超回復がスムーズに進まなくなります。この場合、プロテインを飲むことで必要な栄養素(タンパク質) のみが的確に摂取できるため、食事の要素が充実するわけです。トレI 二ングの内容や年齢、経験にもよりますが、ざっと3~5ケ月程度は続けないと筋肉がついてきたという実感はないかと思います。つまり、プロテインはトレーニングとセットで、3 ケ月ほどしないと効果が分かりにくいということになります。アミノ酸の場合はもう少し早く体感できるかもしれません。それは筋肉がプロテインの場合よりも早くついてくるという意味ではなく、疲労回復やトレーニング中の集中力といった面での体感レベルの話です。

疲労がピークに達した状態のときは、就寝前や起床時などの空腹時に総合アミノ酸(必須アミノ酸) を飲んでやると、疲労が軽減される実感が得られや分散されやすいでしょう。また、トレーニング前後にBCAA(分岐鎖アミノ酸)トレーニング中の集中力の維持も体感しやすいかと思いま

せっかくサプリを飲み始めても続かない

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サプリは基本的に食品ですからあまり効果・効能をダイレクトに表現することができません。しかし、その人に合った種類、タイミング、量によって、カラダづくりの一助となることは間違いありません。
現実に、不快な症状が改善されている人もいます。

プロテインにしてもアミノ酸にしても、飲む目的を明確にして、何故それが必要なのかまで掘り下げて考えてみるのも大切です。学生が犯しがちなミスですが、サプリメントは「飲めば飲むほど減ってしまうから、もったいない」という思いが働いて、少しずつ量を減らしたり、わざと飲むのを我慢したりするケースが見受けられます。もちろん、不必要に大量に摂取する必要はないのですが、必要な量を的確に摂るということはサプリメントの効果を引き出す上で大切なポイントです。
私は学生に「飲めば飲むほどプロテインは消失してしまうのではない。皆さんのカラダに変わっていっているのだ」という話をします。道具やウェアにはお金をかけるけれど、使えば使うほどなくなっていくプロテインにはお金はかけない、あるいは使わないようにするのは、本末転倒というわけです。

またプロテインの場合は、昧がまずくて飲めないという人もいます。しかし最近のプロテインは決してまずい昧ではありません。オレンジジュースで割ってもおいしいかと思います。牛乳で割っても最初からプロテインにイチゴやココアなどの味が付いているものもたくさんあります。プロテインを飲みながら、「このプロテインは自分のカラダ(筋肉) の一部に変わっていっているのだ! 」というイメージを持って飲んでみることも大切です。

尿酸値が高くてもプロテインは飲んで大丈夫?

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尿酸値の数値の程度にもよりますが、判断しにくいところではあります。したがって「プロテイン= NG」 というところまでは断言できません。しかし、高強度の無酸素運動(高重量のウェイトトレーニングなど) は細胞を破壊して、そこからプリン体を生み出してしまうので、尿酸値の高い人にはお勧めできません。酸素を使わない状態で大量のエネルギーを消費すると、そのエネルギーの燃えカスとしてプリン体がつくりだされるというわけです。

他にもプリン体を多く含む食材(エビ、カニ、貝、卵) や、アルコールでは、ビールが特にNGです。プロテイン自体は単にタンパク質の抽出・精製なのでそれ自体にはプリン体は含まれませんが、エネルギー過多にならないような工夫は必要です。特に最近ではプリン体の摂取もさることながら、エネルギーのとり過ぎを注意する傾向にあるようです。ご飯を通常通り食べた上でさらにプロテインを飲むとなると、その分のカロリーがオンされますから、この点は注意したほうがいいでしょう。
ご飯を通常通り食べた上でさらにプロテインを飲むとなると、その分のカロリーがオンされまトレーニングに関していえば、高尿酸値の人は、あまり極端にハードなトレーニングは避け、有酸素運動を中心としたトレーニングに取り組むのがいいでしょう。仮りに筋力アップを目指してトレーニングする場合も、高重量を扱うよりも回数やフォーム重視で行うべきです。

ラム肉は太らないの?

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サプリを使ったダイエットをはじめると、やはりどうしても「肉食べたくなる」時期がくる。せっかくダイエットしているのだから肉はカロリーが多いし、脂肪分も多いので避けたいが、やっぱり食べたい!!

ラムは1歳未満の仔羊で、「マトン」は1歳以上の羊を指しますが、いずれも「羊の肉」ということになります。羊の肉には、「カルニチン」と呼ばれるアミノ酸が豊富に含まれています。このカルニチンは、分解された脂肪酸をクエン酸回路に運搬するという役割をするため、脂肪の燃焼には欠かせません。そして加齢とともに体内のカルニチン濃度が減ることが、歳をとると太りやすくなる理由の一つともいわれています。
そこでカルニチンを多く含むラム肉を食べると、脂肪酸の運搬がスムーズに行われて脂肪が燃焼されやすくなり、太らないのではないかと考えてしまうわけです。しかし、残念ながら実際にラムのもも肉100gには、タンパク質19gに対して脂質も14g含まれているのも事実です。
したがって相当量の脂質も同時に摂取されることになるので、ラム肉を食べ続けた場合には、やはり脂肪の蓄積は避けられないでしょう。ちなみに100g中に含まれるカルニチンは約200mgと、確かに有効推奨量とされる180mgに達しますが、必要以上のエネルギーと脂質も同時に摂取してしまうことになります。ラム肉自体は悪くありませんが、カルニチンを摂取するという目的でラム肉をひたすら食べることは逆効果といえます。サプリメント活用の一つのメリットは必要な栄養素や成分だけを確実に摂取するという点にもありますので、すべてを一般の食材からのみ摂取しようとすると、かえって無理が生じることがありますので注意が必要です。
基本的には、全ての食材を少しずつ摂りながら、食べ過ぎに気を付け、適度な運動、脂肪燃焼に効果のあるサプリの活用がおすすめです。

ペプチドって?

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ぺプチドとはアミノ酸がつながった状態のものを指します。ところがアミノ酸が2個つながったものも、20個つながったものもどちらも「ペプチド」と呼ばれており、定義としては曖昧なところがあります。
用語では2個つながったものをジ・ペプチド、3個つながったものをトリ・ペプチド、そして10個までのものはオリゴ・ペプチドと呼んでいます。ちなみにタンパク質はアミノ酸が約100個以上つながった状態なので、それまでの状態はすべてペプチドと分類されます。
しかし、例えばグルタミンペプチドといっても、グルタミンというアミノ酸だけがいくつかつながっているわけではなく、ざっと1/3程度がアミノ酸としてのグルタミンの量ということになります。ですからグルタミンペプチド10g といった場合は、だいたい3g程度がアミノ酸としてのグルタミンの量と考えればいいでしょう。
またペプチドのほうがアミノ酸よりも吸収が速いという詰も聞きますが、この場合のペプチドはジ(2個) もしくはトリ(3個)の状態のものを指します。タンパク質が分解されてアミノ酸として吸収される場合、アミノ酸として吸収する穴とペプチドとして吸収する穴が別々に存在するからです。したがって、ペプチドを摂取した場合は、そのままペプチドとして吸収されるものもあるし、そのペプチドがさらに分解されてアミノ酸として吸収されるものもあります。そうなるとペプチドのほうが吸収の効率はいいことになります。ただし、先ほどの話の通り、ペプチドは同じアミノ酸同士がつながっているわけではないので、摂りたい目的のアミノ酸だけのペプチドはなかなか存在しないことになります。