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セレン がん 治療に効果的なミネラルとして注目されています。土壌に多く含まれるセレン( セレニウム) は、グルタチオンペルオキシダーゼ(過酸化酵素)の生成に不可欠で、ほとんどすべての細胞に含まれている主要な抗酸化剤です。

セレンは、必須ミネラルの一つであり、人間の健康維持に重要な役割を果たします。体内では抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから身体を守る働きや、免疫機能の維持、甲状腺ホルモンの代謝、DNAの修復などに関与します。

セレン がん 治療に必須

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米国国立がん研究所の後援で行われた研究により、セレン・サプリメントががんの危険性を激減させるのではないかと考えられています。

この研究では、皮膚がんにかかったことのある1312人に、毎日200 mg のセレン、もしくは偽薬を与え、8 年間観察しました。この研究の本来の目的は、セレンが皮膚がんの再発を防ぐことを確認することでした。

当初は、皮膚がんの予防効果が見られず、研究者はがっかりしましたが、驚いたことに肺がんや前立腺がん、結腸がんなどの、ほかのがんのリスクが激減したのです。

事実、セレンを摂取していたグループは、偽薬グループと比べてがん死亡率が半分以下でした(偽薬グループのがん死亡件数が57件だったのに対し、セレングループは29件でした)。

ただし、セレンはがんを予防するものの、ひとたびがんが体内に発生すると、その進行をくいとめることはできないと考えられています。

セレンが、がんやほかの病気の危険性を減少させることが確認されたのは、今回がはじめてではありません。がんや心臓病、ほかの重い病気にかかっている人は、セレンやグルタチオンの値が通常より低く、逆にセレン値の高い人は、がんや脳卒中になる危険の低いことがすでにわかっています。

セレン ガンや脳卒中などの慢性疾患になりにくい理由

セレン値が高い人は、がんや脳卒中などの慢性疾患になる危険が低いとされる理由はいくつかあります。

  1. 抗酸化作用: セレンは強力な抗酸化物質であり、活性酸素やフリーラジカルなどの酸化ストレスから細胞を保護します。酸化ストレスはがんや脳卒中などの疾患のリスク因子の一つであり、セレンがそのリスクを軽減する可能性があります。

  2. 免疫機能のサポート: セレンは免疫機能に重要な役割を果たします。適切なセレン摂取量は、免疫システムの正常な機能を維持し、感染症や炎症に対する抵抗力を高めることができます。免疫機能の正常な状態は、がんや脳卒中などの疾患のリスクを低減するのに役立ちます。

  3. 甲状腺機能の調整: セレンは甲状腺ホルモンの代謝にも関与しています。甲状腺ホルモンのバランスの乱れは、心血管疾患や脳卒中などのリスク因子になることがあります。適切なセレン摂取量は、甲状腺機能を維持し、これらの疾患のリスクを低減するのに役立ちます。

以上のように、適切なセレン摂取量は、抗酸化作用、免疫機能のサポート、甲状腺機能の調整などを通じて、がんや脳卒中などの慢性疾患のリスクを低減する可能性があります。

アメリカ南西部は全国でも脳卒中患者数がもっとも多く、「脳卒中地帯」として知られていますが、土壌中のセレンの割合がもっとも低いという事実があるのです。ガーリックやタマネギ、ブロッコリー、小麦ふすま、赤ブドウなどはセレンを非常に多く含んでいますが、アメリカ人は食物からセレンを十分に摂取できていません。

土壌中のセレンの割合は土地ごとに異なりますが、この差がその土地で収穫される食物に影響を与えるのです。しかも、セレンを豊富に含む食物であっても、現代の栽培法では、せっかくの貴重なミネラルを破壊してしまっています。

たとえば、小麦を精製する過程で大量のセレンが奪われ、非常にもったいないことをしているのです。アメリカ人男性の前立腺がんによる死亡率は、日本人男性の5倍ですが、これはアジアでの食生活で摂取されるセレンが、アメリカの標準的な食生活で摂取される量の4倍であることが原因かもしれません。

もちろん、アジアでは大豆など、前立腺がんのリスクを減らすほかの食物も食べられていますが、セレンもその要因だと考えられます。血中のセレン値を上げるのは、むずかしくありません。セレンを多く摂れば摂るほど、血中値は上がります。セレンを多く含む食品に加え、セレン・サプリメントを摂れば、生命保険に加入したようなものです。

セレンを多く含む食材

セレンが多く含まれる食材には、以下に紹介します。

  1. ブラジルナッツ: ブラジルナッツには非常に豊富な量のセレンが含まれています。たった1つのブラジルナッツでも1日のセレン摂取量のほぼ全量を摂取できるほどです。

  2. 魚介類: さまざまな魚介類にはセレンが豊富に含まれています。特に、タラやさば、さんま、イワシ、ヒラメなどの深海魚に多く含まれています。

  3. 肉類: 牛肉や鶏肉などの畜肉にもセレンが多く含まれています。特に、内臓部分に多く含まれています。

  4. 穀物: 穀物や穀物製品にもセレンが含まれています。小麦、米、オート麦などがその例です。

  5. : 卵黄にはセレンが豊富に含まれています。ただし、白身にはほとんど含まれません。

これらの食材をバランスよく食事に取り入れることで、セレンの摂取量を増やすことができます。ただし、過剰摂取には注意が必要なので、食事やサプリメントからのセレン摂取量を適切に管理することが重要です。

ニューサイエンス カラダガヨロコブ セレン 60粒

原材料名
ビール酵母、セレン酵母、プルラン(カプセル)

内容量
18.6g(310mg×60カプセル)

栄養表示
1カプセル(310mg)当たり: エネルギー 1.18kcal たんぱく質 0.13g 脂質 0.01g 炭水化物 0.14g ナトリウム 0.85mg セレン 98.6mcg

放射線 害 を可能な限り減らす セレン