「PMS」と一致するもの

生理前症候群 ( PMS ) で苦しみ、自己嫌悪におそわれていた女性たち を紹介したいと思います。生理前症候群 ( PMS ) は症状に個人差があり、軽度な頭痛や腹痛ですむ人もいますが、全く起きられない重症の方もいます。また、軽症の方は生理 2 日目だけに症状がでる人が多いのですが、重症の人は 生理中ずっとツライ人もいます。

こちらのよい例が当時 25 歳の A 子さんです。彼女は生理前になると、何でもいいから理由を見つけては、狂ったように泣き出し、ピーピーと涙を流し始めるのです。PMS ( 月経前症候群 )とは、Premenstual Syndrome の略で、生理 3 ~ 10 日位前に始まる、さまざまな精神的・身体的な不調のことです。主な症状は、

  • イライラ
  • 情緒不安定
  • うつ状態
  • 自己評価や集中力の低下
  • 眠気や睡眠障害
  • おなかや乳房の張りや痛み
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 腹痛
  • 体重増加
  • めまい
  • 肌トラブル

など多岐にわたります。

PMS の専門医でも何と言ったらよいかわからず、とにかく重症タイプです。すると彼女は、「いつも生理前になると、どうしても泣きたくなるのですから、心配しないで下さい」と叫ぶのです。

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そして甘い物をガバッと、袋ごと食べて、次は塩気の物を袋ごとガバッと食べて、お手洗いへ行ってゲーゲー吐き出すのです。また、頭が痛く、腰も痛く、身体が水ぶくれのように水がたまって重くなり、すごい自己嫌悪におそわれ、自殺したくなるそうです。

彼女はとても働き者で素直な頭の良い女性なのに、ときどき私が前の日に分かりやすく説明したにもかかわらず、次の日になると、すべて忘れてしまうことがあり、私も彼女も困っていました。

ついには、PMS 専門医の前で「私は記憶力が悪いので辞めさせて下さい」と言い出す始末。しかし、ちょうどよいタイミングで私が PMS のことを学び、A子さんの問題が PMS にあったことが明らかになったのです。

記憶喪失は、150の症状のトップでした。しかし、どうして日本人の彼女がそんな典型的な PMS の症状になるのか困り果てていました。よくよく彼女が過去をふり返って考えてみると、小さい時、免疫の疾患のため歯が黄色になるぐらい、何かと言えば抗生物質を飲まされていた過去がありました。

彼女のように何らかの理由で、 PMS で悩む女性が急増しているのは明らかです。多くの女性が生理痛昔から苦しんでいると思いますが、今は女性用の栄養補強のお陰ですっかりよくなりました。

また 更年期障害 にも同じことが言えます。日本の新聞にも、男性(夫) が 更年期障害 で悩んでいる妻への理解がなく、さまざまな症状で困っている更年期中や更年期にさしかかっている女性の、肉体的・精神的苦しみが書いてありましたが、私はとても心が痛みました。男性は自分で経験したことがないから特にその苦しみや痛みをわからないのでしょうけれど、女性にはこの苦しみを恋人や旦那さんにかわってもらえないこともストレスのひとつとしてあげています。

しかし、女性の皆さん、もう自己嫌悪に陥ったり、心配することはないのです。すでに原因が究明され、解決策があるのですから。それは驚くなかれ、女性の体に必要な栄養を効率よくとることなのです。

女性に必要な栄養を効率よくとることで、自力で回復して調整をしていき、ホルモンのバランスなどをきちんと整え、体も精神も安定していくことができるのです。たったそれだけです。

現代人の体温は昔より低いことが問題視されていますが、この体温の低下問題が PMS と関係していることとも指摘されています。

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女性達を悩ませている栄養不足からくるほとんどの問題も、今までまったく解明されていませんでした。食事や食習慣に問題が隠れているとは誰もが思いもしなかったのです。食事というものをあまり真剣に考えてこなかったバツといえるかもしれません。

女性はヒステリックだ、イライラしやすい、感情の浮き沈みが激しいなどと言われてきて、自分でもどうしようもない自己嫌悪に陥り、これらはすべて精神的な問題だと自分を責めていました。イライラ感を鎮めるためにはどうしたらいいのかを考えやや鬱っぽくなってしまうこともありました。

実はこれも恐ろしい無知からくることなのです。従来の社会は、ずっと男性が活躍して、女医や研究者も少なく、だれも女性の問題を真剣に取り上げてくれませんでした。

幸いなことに、アメリカでは多くの優秀な女性の博士や研究者達が調査・研究してくれた結果、女性のさまざまな健康問題の多くはホルモンと関連していて、しかもそのホルモンの問題も、たとえば大豆、しようが、たんぼぼ、かぼちゃの種、山芋などの栄養補強で解決できることを発見してくれました。私が今飲んでいる栄憂補強食品がそうですが、本当に素晴らしいのです。これを考案、開発した世界的に有名な生化学者が言いました。

「これは女性によって発案され、開発され、女性によって紹介される、女性のための、真の女性解放の商品だ」と。生理前、産後、更年期のイライラ、うつ、二重人格、感情のコントロール不能、涙が止まらなくなる、水ぶくれの感じ、お腹が痛くなる、甘い物がたまらなく食べたくなる、スリをする、子供を殺すなど、最近よく耳にする病気や社会現象などは、ホルモンが深く関係しています。

私は女性による子供の虐待や殺人の記事を見るたびに、この人達も栄養不足とホルモンのアンバランスで起こしてしまったのだろうと非常に心が痛みます。

アメリカにはPMSという言葉があります。無理に日本語に訳すと「生理前症候群」という病名です。前に触れた女性博士は、アジアではこれまでさほど生理前症候群が問題にされてこなかったと言います。それはアジアの女性は今まで、毎日の食生活の中で、自然に女性の身体に良い栄養をとっていたからだそうです。生理前症候群には驚くかな150もの症状があるそうです。更年期障害も同じです。

アメリカでは自然療法士はPMSにチロシンを使用します。

今は、私達日本人、アジア人も食生活が変わり、栄養がとりづらくなつてしまったこと、また化学物質の悪影響で、相当の日本人女性も苦しめられ困っているのです。日本でのこれまでのような男性中心社会では、だれも女性の体の不調について研究してくれず、それを指摘できる女性研究者も少なく、日本女性は人知れず悩んできたのです。

例えば、鉄不足でうつ様症状を引き起こすこともあります。

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