菓つきの大根を買ってきたら、真っ先にやるべきことがある。すぐに菓の部分を切り落としておく。
根元から葉っぱをすべてカットし、本体の大根は新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室へ。その際、土中にあったときと同じように立てた状態で保存しておく。これが、保存状態をよくするための知恵。
大根を新鮮なまま、おいしく食べるための下準備ともいえる。菓を切り落とすワケは、そのままにしておくと葉っぱが大根の水分を吸い上げてしまうから。
みずみずしさが失われた大根は、水分不足の肌のようにカサカサになり、元気をなくしてしまう。そこで、できるだけ早く菓と白い部分を切り離したほうがいいのだ。ただし、切った菓にもまだ使い道が残されている。実は、大根の菓は栄養の宝庫。カルシウムや鉄、ビタミンC などをたっぷり含んでいるので、簡単に捨てたりしないこと。肉や魚介類など好みの材料と一緒に妙めてもいいし、妙ってごまやしょうがを混ぜればおいしいふりかけに。他にも、チャーハンの具にしたり、汁に入れたりと、応用自在。新鮮なうちに料理に使おう。
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