USBメモリに保存したデータを自宅のメインPCと同期する方法を紹介します。
ポータブルで持ち運んでいるソフトのアドレスブック・メールデータやブラウザのブックマークなどを、自宅のパソコンと同期させてデータをやりとりする方法がとれるとUSBメモリの活用方法はさらに広がる。
USBメモリに保存したデータを自宅のメインPCと同期する
自分が設定したPC以外は使いにくい
自宅のパソコンと会社のパソコンで、メーラやブラウザの設定が遠い、面倒な思いをしている人も少なくない。特に複数のメールアカウントを利用している人は、自宅と会社のメーラにアカウントの設定をする手間があり、さらにメールアドレスもエクスポート、インポート作業をしなければ、自l宅と会社で同様の環境で作業することができずに、非常に面倒。ブラウザもお気に入りを共通にじておかなければ、利用しにくいのは言うまでもないだろう。また、会社で作成したファイルを自宅で引き続き作業するケースでは、どちらが最新のファイルか、上書きし忘れるなどの、作業ミスも起こりうる。複数のパソコン環境でも、同じ環境で利用できるようにしておくことがこれからは必要になるはず。
自宅のPCと外出先のPCを同じにする
複数のパソコンでメーラやブラウザなどの設定を同じにすることを「同期する」と言う。メーラのアカウントやメールアドレス、ブラウザのお気に入りの他、作成したフォルダやファイルを同期させておけば、自宅と会社のパソコンで、わざわざ設定をしなおす必要もなく、同じ環境で作業することが可能となる。パソコンを同期させるには、同期ソフトを使うのが一般的。パッケージ版でなく、フリーの同期ソフトウェアでも十分活躍してくれる。すべての環境を同期させることば困難だ坑特定のファイルやフォルダだけでも同期させるには有効な手段となりえるだろう。
RealSyncを使って同期
「RealSync」は、USBメモリに入れて持ち歩くことができるフリーの同期ソフトウェア。USBメモリに入れ、自宅や会社のパソコンに接続して起動するだけで、特定のフォルダやファイルを指定のファイルやフォルダにコピーすることができ、環境を同期させることが可能となる。ブラウザのお気に入りフォルダを同期設定すれば、簡単にコピーでき、外出先のパソコンでも、自宅のお気に入りを利用することができる。また、自動で同期できるため、ファイルの自動バックアップとしても利用可能となる。
- 「RealSync」を起動し、メニューの「更新」から「追加」をクリック。
- 同期フォルダの指定を行う。更新元と更新先のフォルダを指定する。IEのお気にりを更新する場合は、更新元を自宅環境などで利用しているお気に入りフォルダを指定し、更新先を現在(外出先など)のパソコンのお気に入りフォルダを指定する。
- 更新元と更新先のフォルダ内が同じになれば同期は成功。更新設定はそのまま保存され、複数の設定を同時に更新(同期)することも可能。
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