砂糖不使用 シュガーレス どう違うのでしょうか。糖質を控えたり、糖質制限食を実践している人、糖尿病で糖質を制限している人にはとても大事なポイントになるので紹介します。
砂糖不使用 シュガーレス という表記に注意
チョコレートやガム、飲料水などの表示によく見られる「シュガーレス」と「砂糖不使用」の文字ですが、どちらも同じ意味ですが、実は明確な違いがあります。厚生労働省によると、「砂糖不使用」は、加工の過程で砂糖そのものを使っていないという意味になります。
ということは、砂糖以外のプドゥ糖や果糖などの糖類を使っても「砂糖不使用」と表示することができてしまうのです。
さらに、砂糖を含んだ果汁を使用した場合も、加工過程において砂糖を使ったわけではないので、同じことがいえます。
一方の「シュガーレス」ですが、「シュガー」とは糖分のことを指します。砂糖はもちろん、ブドウ糖も果糖もすべて糖分に含まれるので、「シュガーレス」とは糖分がゼロという意味になります。
だからといって、「シュガーレス」にはまったく甘味がないわけではありません。糖アルコールやステビアなど、厚生労働省の基準にない糖類や甘味料なら、原材料として使うことができます。もしあなたが減量中であるなら、「シュガーレス」や「砂糖不使用」の文字に惑わされず、栄養成分表示のエネルギー量のチェックも行ったほうがいいでしょう。