「活性酸素」と一致するもの

シャワー ガン 細胞の増殖が促進される可能性大 入浴が大事。入浴がとても大切だという情報です。シャワーだけでは、デメリットしかありません。体の汚れは落とせるかもしれませんが、免疫力を高めることができません。

仕事が忙しく毎日せわしく過ごしている人ほど、入浴せずにシャワーですませることが多いようです。こういった人たちのライフワークをのぞいてみると、寝る時間を確保するために省略できることはできるだけ省いてしまう傾向が強いくあらわれています。現代人はとにかく「時間がない」を口ぐせように発しています。

シャワー ガン 細胞の増殖が促進

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体を清潔に保つことが目的があるとすれば、シャワーだけでも問題はないのでしょう。しかし、健康を主眼に置くと、良い習慣とはいえません。

なぜなら、腸の機能を活性化し、ガンを予防するには体を温めることが必要だからです。そのためには入浴が大事です。

冬の間は、入浴するのに、夏になると入浴をせずにシャワーだけですませてしまう人も多いです。

2012年3 月名古屋で開催された「ミラクルワールド予防医学フォーラム2012」にて、『免疫革命』の著者として知られる安保徹新潟大学教授と講演が印象に残りました

そのとき、安保教授は「ガン細胞は先祖返りした細胞」であり、体内を低体温・低酸素の環境にしたために、古細胞に戻ったのがガン細胞だと話されていました。

地球上に生命体が誕生したとき、私たちの祖先となる生物は、無酸素と低温の環境にて解糖エンジンを働かせて生きている単細胞生物でした。

強力な放射線に地球がさらされていたため、生物は深海でしか生きられないという、過酷な環境下で生みだされたのが解糖エンジンです。そうした環境の中で、血管を伸ばし、栄養を吸収する細胞がいたのですが、ガン細胞はその生命力旺盛な細胞と性質が似ているというのが、安保教授のお話です。実際、ガン細胞は高糖質・低酸素・低体温という体内環境を好みます。

その環境とは、古単細胞生物が生きていた環境に酷似しています。一方、ミトコンドリアエンジンは、地球上が酸素に覆われ、表面温度が高くなるなかで築かれたエネルギー系です。そのため、酸素が豊富で体温が高い状態でよく動きます。ミトコンドリアエンジンが活性化するのは、低糖質・高酸素・高体温の環境です。ガン細胞の増殖を許さないためにも、中高年になったらミトコンドリアエンジンを活性化し、解糖エンジンの動きはゆるやかにとどめることが必要です。

中高年の体は、ミトコンドリアエンジンがメインに動いているため、解糖エンジンがフル稼働してしまうと、活性酸素が発生しやすくなっています。これを防ぐには、高糖質の食生活を改めること。そして、高酸素・高体温の環境を努めてでもつくりだすことです。

その12、体を清潔に | ガン予防のための習慣

1日1回、温かいお湯につかり、体温を上げることは、ミトコンドリアエンジンを活性化するとともに、ガン細胞の成長を許さないことにつながります。

ミトコンドリアは細胞内のエネルギー生産に重要な役割を果たしますが、温かいお湯に入ることでその活性化を促進するということです。温かいお湯に入ることでリラックス効果が得られ、ストレスを軽減し、二次的にミトコンドリアの活性化やガン細胞の成長阻害されるのです。

現代人の低体温化がすすんでいる理由

現代人の低体温化はすすみ問題視されています。近年、現代人の低体温化が大きく問題視されています。厚生労働省の調査によると、1980 年代と比較して、平均体温は 0.5℃ほど下がっていると言われています。

現代人の低体温化には、様々な原因が考えられます。主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。

運動不足

昔と比べて、現代人は運動不足になりがちです。運動不足になると、筋肉量が減少し、基礎代謝が低下します。基礎代謝とは、何もしていない状態でも消費されるエネルギー量です。基礎代謝が低下すると、体温を維持するための熱産生量が減少し、低体温化につながります。

2. 冷房・暖房の普及

冷房や暖房が普及したことで、年間を通して室温が一定に保たれるようになりました。そのため、暑さや寒さに体が適応する機会が減少し、体温調節機能が低下している可能性があります。

3. 食生活の変化

昔と比べて、現代人の食生活は欧米化が進んでいます。欧米型の食生活は、脂肪や糖質が多く、食物繊維が少ない傾向があります。このような食生活は、体脂肪を増やすだけでなく、基礎代謝を低下させることにもつながります。

4. ストレス

現代社会はストレスが多いと言われています。ストレスを感じると、自律神経が乱れ、体温調節機能が低下することがあります。

5. 睡眠不足

睡眠不足は、自律神経を乱し、体温調節機能を低下させるだけでなく、基礎代謝も低下させます。

これらの原因が複合的に作用することで、現代人の低体温化が進んでいると考えられます。
低体温化の対策

低体温化は、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。例えば、免疫力低下、疲労感、頭痛、便秘、下痢、肩こり、不眠症などです。

低体温化を防ぐためには、以下の対策が有効です。

1. 運動習慣をつける

適度な運動は、筋肉量を増やし、基礎代謝を高める効果があります。ウォーキング、ジョギング、水泳など、自分に合った運動を習慣的に行いましょう。

2. 冷房・暖房の使い過ぎに注意する

冷房や暖房の使い過ぎは、体温調節機能を低下させる原因となります。室温は25℃前後を目安に設定し、こまめに換気を行いましょう。

3. バランスのとれた食生活を心がける

野菜、果物、魚、大豆製品などをバランスよく摂取し、脂肪や糖質の摂り過ぎに注意しましょう。

4. ストレスを溜めない

適度な運動や趣味、十分な睡眠などを通して、ストレスを溜めないようにしましょう。

5. 十分な睡眠をとる

睡眠不足は、自律神経を乱し、体温調節機能を低下させる原因となります。毎日7~8時間の睡眠を心がけましょう。

これらの対策を意識することで、低体温化を防ぎ、健康的な体を維持することができます。

入浴することのメリットですが、腸の働きを高め、免疫力を高める効果もあります。腸は絶えず食物を消化し、病気から体を守るために免疫細胞を育てています。

常に持続的なエネルギーを使って、消化や免疫機能の活性化を保持しょうと努めています。それには、持久力に優れたミトコンドリアエンジンがスムーズに動き続けていることが必要です。

小腸は糖の吸収を積極的に行いますが、自分でエネルギーとして使わず、アミノ酸の一種であるグルタミン酸を使います。むしろ腸は、糖がたくさん入ってくるのを嫌がります。ミトコンドリアエンジンにエネルギー産生を頼っているため、解糖エンジンにフル稼働されると因ってしまうのです。

安保教授は「体温を1度上げると免疫機能が30パーセント上昇する」とも話されています。体温が上がれば、ミトコンドリアエンジンが活性化して腸の働きが活発になり、免疫機能が増強されるのです。また、ミトコンドリアエンジンを活性化するには、高酸素も重要です。1日数回深呼吸して、体に酸素を満たしてください。その習慣も、ガン予防には非常に効果的です。

風呂 温度 は 41 度が適温

私は週に1回、時間を見つけては近所の温泉に出かけます。温泉では、まず屋内の湯船によくつかって体を十分に温めます。次に、露天風呂に入り、深呼吸をして新鮮な空気を体に取り入れます。こうすると、高酸素・高体温の体内環境を一緒につくることができ、体がリフレシュしてパワーがこんこんと湧いてくるのを実感します。

ついでに、私は軽い運動も行います。温泉の端で、浴槽に足を引っかけ、腹筋運動をするのです。この週1 回の筋肉トレーニングは私の大事な健康法です。

最近は温泉施設が各地にできています。都会にも温泉はあります。こうした施設をご自身の健康増進のために上手に利用してください。もちろん、忙しくて温泉に出かけるゆとりを持てないという人も多いでしょう。そうした人こそ、1 日1 回、自宅の浴槽にゆっくりつかり、体をしっかり温める習慣を大事にしてほしいと思います。

半身浴の効果は絶大で毎日続けることで大きな効果をご自身の体で体験できます。

入浴で芯からじっくり温める方法(半身浴)

活性酸素除去 プロポリス 現代人に特に おすすめサプリです。私たち現代人に特に おすすめ サプリ 活性酸素除去 に役立つのは プロポリス です。

活性酸素除去 プロポリス 活性酸素の害を消すには 1 野菜 2 果物 3 4がなくて5 プロポリス

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人間は、誰もが体内でビタミンを合成することができません。動物はもともとビタミンを食物から摂らなくても自分の体内でつくりだすことができました。

しかし、人間は進化の過程にて、果物や野菜を豊富に食べられる環境にあったため、ビタミンを合成する必要がなくなったのでしょう。

体内でビタミンを合成できないのは、人間とサルとモルモットだけです。人体内で、ビタミンを合成してくれているのは、腸内細菌です。

野菜や果物をいくら食べても、腸内バランスが乱れていては、ビタミンをうまく合成できません。

最近はサプリメントを多用する人が多くなっています。野菜や果物を摂らなくても、サプリメントでビタミン類を摂れば大丈夫だと思っている人もいます。

しかし、いくらサプリメントを摂ったところで、腸内細菌が十分に育っていなければ、それを体が活性酸素の害を減らすには、サプリメントを上手に活用することは大事です。

しかし、サプリメントとはいえ服用方法を誤ると副作用が現れることもあります。サプリメントは成分の性質をよく理解したうえで、服用しましょう。

プロポリス 抗酸化カ No1

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活性酸素を抑えるサプリメントの中で、最も礁力な抗酸化力があるとわかっているのは、プロポリス です。

プロポリス は、ミツバチがさまざまな植物樹脂と自分の分泌物を合わせてつくった物質で、強力な抗菌作用があります。ミツバチはこの プロポリス を使って、巣内で病原菌が発生しないよう衛生状態を保っています。

プロポリスは古代より人間に愛用されてきました。健康を守る強力な作用が知られていたからです。

その健康効果は、プロポリスの中に含まれる20〜30種類ものフラボノイドにあります。フラボノイドもフィトケミカルの一種で、プロポリスのフラボノイドは、他の植物のフラボノイドに比べて、非常に強い抗酸化力のあることがわかっています。

世界各国の研究者たちは、プロポリスの研究を行い、多くの健康作用を報告しています。なかでも注目されているのは、抗ガン作用を持つさまざまな物質をプロポリスが持っていることです。

ただし、一言でプロポリスとはいっても、品質はさまざまです。これは多くのサプリメントに共通することです。よく吟味したうえで購入するようにしましょう。ちなみに、プロポリスでいうと、ブラジル産が最高級品といわれています。環境の厳しいアマゾンに生息するミツバチは、病気から身を守るために強力なプロポリスを生成するからです。

プロポリスの効能、効果はこちら。

便利生活 デメリット 老化がすすむ

プロポリスの活性酸素除去効果

  1. 抗酸化作用

    • フラボノイド: プロポリスに含まれるフラボノイドは強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素を中和する働きがあります。これにより、細胞の酸化ストレスを軽減し、健康を保つ助けになります。
    • フェノール類: フェノール類もプロポリスに含まれており、活性酸素の除去に寄与します。これにより、酸化によるダメージから細胞を保護します。
  2. 抗炎症作用

    • 炎症の抑制: プロポリスは抗炎症作用を持ち、炎症反応を抑えることで活性酸素の生成を抑制します。炎症は活性酸素の発生を促すため、抗炎症作用が酸化ストレスの軽減に寄与します。
  3. 免疫機能のサポート

    • 免疫力の向上: プロポリスは免疫機能をサポートし、体の自然な抗酸化防御機能を強化します。免疫システムが活性化されることで、体内の活性酸素に対する防御力が高まります。
  4. 細胞保護

    • 細胞膜の保護: プロポリスに含まれる成分が細胞膜を保護し、活性酸素によるダメージから細胞を守ります。これにより、細胞の老化や病気のリスクを軽減します。

プロポリスの使用に関する注意点

  • アレルギー反応: プロポリスに対してアレルギー反応を示す人がいるため、初めて使用する際は少量から始めることをお勧めします。
  • 服用量: 推奨される服用量を守り、過剰摂取を避けることが重要です。過剰摂取は副作用を引き起こす可能性があります。
  • 妊娠中や授乳中の使用: 妊娠中や授乳中の方は、使用前に医師に相談することをお勧めします。

まとめ

プロポリスはその抗酸化作用と抗炎症作用により、活性酸素の除去や細胞の保護に寄与します。健康維持や老化防止に役立つ自然なサプリメントとして、多くの人に利用されています。使用する際は、アレルギーや摂取量に注意し、体調に合わせて取り入れると良いでしょう。

品質のいいプロポリスの選び方

質の良いプロポリスを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。これにより、効果的で安全な製品を選ぶことができます。

1. 原材料の確認

  • 産地と採取方法: 信頼できる産地から採取されたプロポリスを選びましょう。原産地が明記されている製品や、品質管理が行き届いた場所で採取されたプロポリスが望ましいです。
  • 成分の表示: プロポリスの成分表示を確認し、添加物や不純物が含まれていないかチェックしましょう。

2. 抽出方法

  • 抽出方法の確認: プロポリスの抽出方法(アルコール抽出、非アルコール抽出など)によって、有効成分の含有量が異なります。一般的には、アルコール抽出が有効成分を効果的に引き出すとされていますが、アルコールに敏感な方は非アルコール抽出の製品を選ぶと良いでしょう。

3. 含有成分と濃度

  • フラボノイドやポリフェノール: プロポリスの主要な有効成分であるフラボノイドやポリフェノールの含有量が高い製品を選ぶと、より効果的です。
  • 濃度: プロポリスの濃度が高い製品は、より強い効果が期待できます。製品ラベルに濃度や含有量が記載されているか確認しましょう。

4. 製品の信頼性

  • ブランドの信頼性: 信頼できるブランドやメーカーのプロポリスを選ぶことが重要です。レビューや評価を確認し、実績のあるメーカーを選びましょう。
  • 第三者機関の検査: 第三者機関による品質検査や認証を受けている製品は、品質が保証されている可能性が高いです。

5. 使用方法と用量

  • 推奨される用量: 製品の推奨用量を確認し、それに従って使用することが重要です。過剰摂取は副作用を引き起こす可能性があります。
  • 使用方法: 取り扱い方法や使用法が明確に記載されているか確認しましょう。

6. アレルギー情報

  • アレルゲンの確認: プロポリスに対してアレルギー反応を示す人がいるため、成分表示をよく確認し、アレルゲンが含まれていないかチェックしましょう。

7. 価格とコストパフォーマンス

  • 価格と価値: 高価な製品が必ずしも高品質であるとは限りません。価格と成分、濃度、製品の信頼性を比較し、コストパフォーマンスの良い製品を選びましょう。

まとめ

品質の良いプロポリスを選ぶには、原材料、抽出方法、含有成分、ブランドの信頼性、使用方法、アレルギー情報、価格を総合的に評価することが大切です。自分の体質や健康状態に合った製品を選び、安心して使用できるようにしましょう。

プロポリス 天然の抗生物質

水道水を熱しただけの白湯はNG

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アルカリ性で非加熱、ミネラル豊富な生水が長寿の水

白湯健康法」が最近はとても注目を集めています。これにも2 つの問題点があります。1つは、水道水をそのまま沸騰させた水を飲んではいけないことです。水道水には、塩素が含まれます。塩素が体内に入ってくると活性酸素が発生します。では、煮沸消毒すれば良い水になるかといえば、もっと悪い水になります。水道水を煮沸させれば塩素は飛びますし、殺菌効果もあります。しかし、トリハロメタンの量は多くなります。

トリハロメタンとは、発ガン物質の1一つとして知られる有害物質です。体内に入ると中枢神経や肝臓、腎臓などの臓器に負担をかけるうえ、アトピー性皮膚炎やぜんそくを悪化させます。摂取量が多くなれば、集中力の低下や疲労感、イライラなどの精神的な不調も現れます。流産の危険性が高まるという報告もあります。

この有害物質は、塩素と有機物が化合してつくられます。水道水を熟にかけると塩素12と有機物の化合がみるみる進み、発生量が増えてしまうのです。トリハロメタンの含有量が最も多くなるのは煮沸直後で、煮沸前の2〜3倍にも増えることがわかっています。トリハロメタンを完全に取り除くには、15〜30分間は沸騰させ続ける必要があります。

では、ミネラルウオーターなど塩素のない水を沸騰させるとよいのでしょうか。2つめの問題は、ここです。ミネラルウォーターは加熱すると、水が持つ健康作用を失います。白湯をミネラルウオーターでつくることほど、もったいないことはありません。

体を健康に導くには、水の力が非常に重要です。なぜなら、人間の体は、成人男性の約60 パーセント、成人女性の約5 パーセントが水でできているからです。その水は、血液やリンパ液となって体のすみずみに栄養を運び、病原菌などの異物や老廃物の排出を行い、約60兆個の細胞を潤して体内の環境を整えるなど、ありとあらゆる働きをつかさどっています。ですから、どんな良質な水を体に与えてあげるかで、体内環境は違ってきてしまうのです。長寿の水とは、体内環境を整える作用を持つ水です。

それはどんな水かといえば、1万年前の人たちも飲んでいたような、人の手を加えていない生の水です。今でいうミネラルウオーターです。その生水を加熱して人の手を加えたりすれば、水の健康作用は失われてしまいます。

では、純水で白湯をつくればよいかといえば、これも怖いのです。最近は、水道水から不純物をきれいに取り除いた純水を無料で配るスーパーが多くなりました。純水は料理やお茶に使うならばよいでしょう。しかし、そのまま飲むのはよくありません。不純物ゼロの水は溶解度が高く、人体に取り込むと体内のさまざまな酵素やカルシウムなどのミネラルまで薄かし込みます。また、腸内フローラにも悪影響を与えかねません。

水の最も良い飲み方は、加熱殺菌など人の手を加えていないミネラルウォーターを、そのまま飲むことです。白湯健康法では、白湯にデトツクス(毒出し)効果があるというようですが、水そのものに老廃物を抱えて外に持ち出す作用があります。わざわざ沸騰させて、水の健康作用を奪う必要はありません。

ただし、ミネラルウォーターといっても、産地によって健康効果は異なります。ミネラルウォーターを買うときには、必ずラベルを確認しましょう。

選び方の主なポイントは3 つです。1 つは、アルカリ性の水であること。健康な人の体液は、弱アルカリ性です。それが疲れてくると酸性に傾き、体に不都合なことを起こします。ふだんからアルカリ性の水を飲んでいれば、体が疲れてきても、体内環境を素早く戻せます。

2つめは、原材料の欄に「鉱泉水」「鉱水」「温泉水」と記載があることです。これらの水は、数十年間かけ、磁鉄鉱や石灰岩の厚い岩盤を通り抜けて地底に湧き出た天然水です。こうした水にはミネラルが含まれます。一方、「伏流水」「井戸水」などはミネラルをほとんど含みません。世界各地には、人々の長寿を支えてきた水があります。長寿の水はみな「鉱泉水」「鉱水」「温泉水」です。日本にも長寿の水があります。私は日本各地のミネラルウォーターを研究し、「活性酸素を消す力のある水」をいくつか見つけました。日頃からこうした生の水で、活性酸素を消すような良質の水を飲んでおくことです。逆に、体に悪い水は、原材料の欄に水の採取場所は書いてあっても、水の種類について詳しく記載していないような水です。また、ラベルに「非加熱」と表示のない水は、加熱殺菌した水の可能性が高いと考えられます。飲んでもよいですが、健康作用はないので、長寿の水にはなりません。

3つめは、「おいしい」と感じる水を飲むこと。ミネラルウォーターは、ミネラルの含有量から硬水と軟水に分けられます。「日本は軟水の国だから、日本人の体には軟水が適している」と言う人がいますが、これも間違いです。カルシウムやマグネシウムの多い水は、脳梗塞や心筋梗塞の予防効果もあります。自分にとっておいしい水は、体調が教えてくれます。硬水がおいしいと感じるならば、体がミネラルを欲している証です。ただし、硬水を飲み慣れない人は、舌にもったりと感じ、最初は飲みにくく感じるでしょう。最初は硬度の低い水から試し、硬度をだんだんと上げていって、「おいしい」と感じるようになれば、それが体調に合っている水なのです。良質な水は、長寿の水です。健康増進に水の力をぜひ役立ててほしいものです。

活泉水でもっと元気に!http://kassensui.sblo.jp/

長生きのためには肉食

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長生きのためには肉食 言ったら驚かれる人も多いと思います。健康や長寿といったキーワードに合致するのは、肉より野菜だとイメージしている人が多いはずです。

長生きのためには肉食 細胞の若返りにはコレステロールが必須

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長寿や健康が話題になるとき、「肉は体に悪い」と強く主張する方が増えました。しかし、これは間違いです。長生きしたければ、肉は食べなければいけません。

人間の体は60兆個もの細胞からつくられています。細胞が正常に働けるのは、それぞれの細胞が膜に包まれているからです。

ミトコンドリアもテロメアも、すべては細胞膜の内側にあります。細胞膜がなければ、秩序がなくなり、人間は人体の機能を保てなくなります。この大事な細胞膜の原料が、コレステロールです。

コレステロールとは?

コレステロールは「善玉」と「悪玉」があるといわれますが、そもそもこの愛称がコレステロールの誤解を生むもとです。コレステロールに善も悪もありません。

善玉コレステロールとは、正しくはHDLコレステロールといい、体内に蓄積したコレステロールを排出し、動脈硬化を予防する働きがあります。悪玉コレステロールは、LDL コレステロールが正式名称で、コレステロールを体内に供給する役割があります。

が、増え過ぎると血管に溜まります。これが動脈硬化の原因と一般にいわれます。動脈硬化とは、コレステロールや中性脂肪などの脂質が動脈に溜まり、動脈を硬くしたり血管を狭めたりする症状です。

この症状が進めば血管はもろくなり、詰まりやすくなって、心筋梗塞や脳卒中の直接的な原因となります。そのため、コレステロールは心筋梗塞や脳卒中を起こさせる悪玉とされ、その摂り過ぎが問題視されるのです。

しかし、ここには大事なことが見落とされています。LDLコレステロールが悪玉と化すのは、活性酸素と結びついたときです。活性酸素と結びつくと、LDL コレステロールや中性脂肪は過酸化脂質に変性します。この過酸化脂質こそが本当の悪玉なのであり、血管を傷つけ、ボロボロにするのです。

こうした成り立ちを無視して、「肉を食べると心筋梗塞や脳卒中になる」と述べるのが、「肉=健康悪」説を述べる人たちの言い分です。しかし、LDL コレステロールがなければ、丈夫な細胞膜を維持できず、体にかえって悪いのです。

近年、「コレステロール値が高いほど死亡率が低い」という大規模な研究や、「コレステロールを下げる薬を服用しても、心臓病予防効果は見られない」とする海外報告が相次いでいます。日本脂質栄養学会も「コレステロール値は高いはうが長生きする」との指針をまとめています。

世の中を見回しても、90歳を過ぎて元気な人は、肉をよく食べます。100歳を超えの現役の医師を続けている日野原重明先生も、週に2回はステーキを食べます。百寿者の方々は、そうやって丈夫な細胞を日々つくっているのです。

週に3 回はステーキを食べます。そのときには、たっぷりの野菜サラダもよく噛んでいただきます。活性酸素の害を消すため、お肉と一緒にフィトケミカルをたくさん摂るようにしているのです。

また、「肉を食べると腸内で腐敗し、有害物質を発生させるからよくない」という人もいます。たしかに、肉を食べ過ぎると腸内バランスが崩れて大腸菌が増えてしまいますし、結果、免疫力も低下します。

しかし、腸内バランスを崩すほど食べ過ぎなければ大丈夫です。週3回確度ならば問題ありませんし、そのときには色とりどりの野菜を一緒に食べれば、活性酸素を増やす心配もなくなります。

コレステロールは、男性ホルモンの原料にもなります。男性もコレステロール値が減ると更年期障害になります。50歳を過ぎた男性はとくに肉を適度に食べ、男性力を高めておくことが大事なのです。

お肉を食べるときは、青汁がおすすめです。

長生きするための食事において、肉食が重要であるかどうかは、一概には言えません。長生きと健康を保つための食事には様々な要素が関係しています。肉食が健康に与える影響と、長生きに必要な食事のバランスについて考えてみましょう。

肉食の利点

  1. 高品質なタンパク質

    • タンパク質の供給: 肉は高品質なタンパク質を豊富に含んでおり、体の組織や筋肉を維持するために重要です。
  2. ビタミンとミネラル

    • 栄養素の供給: 肉にはビタミンB12、鉄分、亜鉛など、体に必要な栄養素が含まれています。これらはエネルギーの生成や免疫機能の維持に役立ちます。
  3. 筋肉の健康

    • 筋肉維持: 筋肉量を維持するためには、適切な量のタンパク質が必要です。特に高齢者にとって、筋肉の健康は重要です。

肉食の注意点

  1. 飽和脂肪とコレステロール

    • 心血管リスク: 一部の肉、特に加工肉や脂肪の多い部位は、飽和脂肪やコレステロールを多く含み、心血管疾患のリスクを高める可能性があります。
  2. 癌リスク

    • リスクの関連: 赤身肉や加工肉の過剰摂取は、一部の研究で癌リスクの増加と関連しています。適度な摂取が推奨されます。
  3. バランスの重要性

    • 食事のバランス: 肉だけに偏る食事は、必要な栄養素が不足する可能性があります。果物、野菜、全粒穀物などをバランスよく摂取することが重要です。

長生きのための食事のバランス

  1. 多様な栄養素の摂取

    • バランスの良い食事: タンパク質だけでなく、ビタミン、ミネラル、食物繊維を含む食事が重要です。肉だけでなく、野菜、果物、全粒穀物、豆類も積極的に摂取しましょう。
  2. 植物性食品の導入

    • 健康的な食事: 植物性食品(野菜、果物、ナッツ、豆類など)には、抗酸化物質や食物繊維が豊富に含まれており、健康維持に役立ちます。
  3. 適度な摂取と運動

    • 生活習慣: 健康的な食事と並んで、適度な運動やストレス管理も長生きには重要です。規則正しい生活習慣を心がけましょう。

まとめ

肉食は、タンパク質や特定の栄養素を供給する上で重要ですが、長生きにはバランスの取れた食事が不可欠です。肉を適量に摂取し、野菜や果物、全粒穀物なども積極的に取り入れることが、健康を維持し長生きするために大切です。また、適度な運動や良好な生活習慣も合わせて心がけることが重要です。

動脈硬化を防ぐ食材 赤ワインとオリーブオイルです。なぜ、動脈硬化を防ぐのがオリーブオイルと赤ワインなのかを紹介します。オリーブオイルと赤ワインは、ポリフェノールがたっぷり含まれるのが理由です。

動脈硬化を防ぐ食材 赤ワインとオリーブオイル

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「フレンチパラドックス」という言葉を知っているでしょうか。健康情報に詳しい人、赤ワインが好きな人にはおなじみです。

20年ほど前、日本に空前の赤ワインブームを拳き起こしたのが、フレンチパラドックスでした。

世界には、食習慣によって長寿を築いてきた事例が数多くあります。日本の発酵食品やカフカス地方のヨーグルトもそうですし、フレンチパラドックスもその一例です。

フレンチパラドックス とは、フランス人は欧米諸国に比べて喫煙率が高く、肉類を頻繁に食べるのに、動脈硬化や心疾患の雁息率が際立って低いことを表す造語です。

たばこに含まれるニコチンには血管を老化させる作用がありますし、肉類は飽和脂肪酸を多く含み、一般には動脈硬化の原因になるので健康に良くないと見なされがちです。

この「健康2大悪」といわれるタバコと飽和脂肪酸を他の欧米諸国の人たちより多く摂っているのに、動脈硬化や心臓病が少ないのは、赤ワインに理由があるのではないかと専門家の注目を浴び、それが世界に一気に広がったのです。

「フランス人は水がわりにワインを飲む」と言われるほど、赤ワインを非常によく飲むことで知られています。

このフレンチパラドックスが世界に広がったとき、ワインの消費量が44パーセントも増加したそうです。

日本でも、多くの研究者が赤ワインの健康効果に興味を持ち、研究を行いました。国立健康・栄養研究所とサントリーは、動脈硬化と赤ワインの関係性を共同研究しています。動脈硬化は、血液中の悪玉コレステロールが活性酸素に酸化して過酸化脂質に変性し、血管を傷つけることによって起こります。この研究では、赤ワインのポリフェノールが、悪玉コレステロールの酸化を防ぐことを解明しました。

金沢大学大学院の山田正仁教授の研究では、「赤ワイン約500Cのポリフェノールが、アルツハイマー病の原因となるタンパク質を分解する」と、認知症の改善に効果があることが示されました。

認知症予防はこちらです。

ポリフェノールも、フィトケミカルの代表的な一種です。ブドウの皮や種に豊富に含まれています。大量のブドウを丸ごと使い、酵母によるアルコール発酵をして醸造される赤ワインは、ポリフェノールを多く摂取できる発酵飲料なのです。

ただし、赤ワインは健康に良いとはいえ、アルコールが含まれる以上、飲み過ぎれば健康を害します。量としては、1日2杯程度が適量です。このくらいならば、健康を増進する効果があるといえるでしょう。

また、最近はオリーブオイルにも注目が集まっています。オリーブオイルもポリフェノールの含有量が多く、ビタミンE も豊富です。ビタミンE は、細胞膜の酸化を防ぎ、老化防止に働くフィトケミカルです。また、オリーブオイルの長所は、オレイン酸が多く含まれることにもあります。他の植物油は酸化しやすい性質があるのですが、オリーブオイルはオレイン酸を含むため、酸化しにくいのです。

腸ストレスから自分の腸を守るために効果的な オリーブオイル

オリーブオイルは紀元前4000 ~3500年前から使われていたようで、オリーブの実から抽を摂っていた形跡がギリシャ地方に残されています。古くからオリーブオイルを愛用してきた地中海沿岸地方の人たちも、脂肪を多く摂取しますが、動脈硬化や心疾患が少ないことで注目されています。

今では世界各国でオリーブを栽培していますが、世界一の生産地はスペインのアンダルシア地方で、ここで生産されるオリーブオイルは良質だと知られています。

また、オリーブオイルにもいくつか種類があります。選ぶならばエキストラバージンオイルをおすすめします。蒸気や溶剤などを利用して精製されたオリーブオイルは、抗酸化成分や有効成分が取り除かれてしまっているからです。エキストラバージンオイルは、オリーブの実だけを原料とし、低温圧搾でつくられた酸度0.8パーセント以下のオイルのため、ポリフェノールが豊富で、高い抗酸化力があります。

なお、エキストラバージンオイルは、腸の働きをスムーズにし、腸内細菌の働きを整える作用があることもわかっています。ブロッコリーやトマト、ワカメなどをオリーブオイルであえ、レモン汁と塩コショウで味つけするだけでも、腸内細菌が喜ぶ抗酸化力の高いサラダができあがります。

赤ワインとオリーブオイルが動脈硬化を防ぐ理由 まとめ

赤ワインとオリーブオイルが動脈硬化の予防に寄与することがあるとされています。どちらも心血管の健康に良い影響を与える成分を含んでいますが、どのように作用するのかを詳しく見てみましょう。

赤ワイン

  1. ポリフェノールの含有

    • レスベラトロール: 赤ワインにはレスベラトロールというポリフェノールが含まれており、抗酸化作用があります。レスベラトロールは、血管内の酸化ストレスを減少させ、動脈硬化の進行を抑える可能性があります。
    • フラボノイド: 他にも、赤ワインにはフラボノイドと呼ばれる抗酸化物質が含まれており、これも心血管の健康をサポートします。
  2. 血管の健康促進

    • 血管拡張作用: 赤ワインの成分は血管を拡張させる効果があり、血液の流れを改善することで動脈硬化の予防に寄与します。
  3. 適量の摂取

    • 適量が鍵: 赤ワインは適量(一般的には1日1杯程度)が推奨されます。過剰摂取はアルコールによる健康リスク(肝疾患や心疾患など)を高める可能性があります。

オリーブオイル

  1. モノ不飽和脂肪酸の含有

    • オレイン酸: オリーブオイルは主にモノ不飽和脂肪酸であるオレイン酸を豊富に含んでいます。オレイン酸は、血中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減少させ、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増加させる作用があります。
    • 心血管リスクの低減: モノ不飽和脂肪酸は、心血管疾患のリスクを低減させることが示されています。
  2. 抗酸化作用

    • ポリフェノール: オリーブオイルにはポリフェノールも含まれており、強力な抗酸化作用を持っています。これにより、血管内の酸化ストレスを減少させ、動脈硬化を予防します。
  3. 炎症の抑制

    • 抗炎症作用: オリーブオイルは抗炎症作用があり、慢性的な炎症を抑えることで心血管の健康をサポートします。

まとめ

  • 赤ワイン: レスベラトロールやフラボノイドなどのポリフェノールが含まれており、抗酸化作用や血管拡張作用が動脈硬化の予防に寄与しますが、適量の摂取が重要です。
  • オリーブオイル: モノ不飽和脂肪酸やポリフェノールを豊富に含み、心血管リスクを低減させる作用があります。

どちらも心血管の健康に良い影響を与えるとされていますが、バランスの取れた食事と健康的なライフスタイルが重要です。また、個々の健康状態に応じて、医師や栄養士と相談しながら摂取することが大切です。

ガン細胞の成長を抑える 食材 にんにくきゃべつ きのこ などです。積極的に食べたい食材です。

ガン細胞の成長を抑える 食材 ガン予防にはたっぷりの薬味ときのこが効く

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現在、日本人の 2 人に 1 人もの人がガンで命を落としているのです。ガンは誰にとっても怖い病気です。だからこそ、多くの人が「ガンを防ぐ食品」に過敏になり、テレビや雑誌などでも特集が組まれるほどです。

ガン患者に評判の健康食品

ガンを防ぐ食品」とは、抗酸化作用のある食品か、腸内細菌を活性化する食品です。腸内フローラが整っていれば免疫細胞が活性化し、ガン細胞を撃退してくれます。

活性酸素に傷つけられると、細胞は大半が死にますが、なかには異常な状態に変異するものが現れます。この中から、ガン細胞は生まれます。私たちの体の中では毎日 3 000 〜 5000 個ものガン細胞が発生しています。

ただし、ガン細胞がすぐに病気としてのガンになるのではありません。発ガンまでには、何回かの変異が起こり、細胞は形も性質も異常な状態になります。この前の段階にて、免疫システムが正常に働き、ガン細胞を殺してくれればその成長を止められます。そのとき、多くの免疫細胞が働きますが、大活躍するのが前述のNK細胞です。NK細胞の活性を高めるのは腸内細菌であり、活性を弱めるのは活性酸素とストレスです。

また、ガン細胞が成長するスピードは、生活しだいで大きく違ってきます。たとえば、胃ガンはガン細胞の発生からガンと診断されるまで20〜30年問かかります。活性酸素をできるだけ出させなくし、腸内細菌を増やし、免疫を高める生活を続けると、ガン細胞の増殖は抑えられます。そうすると、50歳でガン細胞が成長を始めても、発ガンは90歳にまで延ばせます。ガンの発症と進行は自分次第なのです。

米国の国立ガン研究所では、ガンを抑える作用に優れた植物性食品について学術調査を行っています。そして、ガン予防効果の最も高い食品をまとめて「デザイナーズフード・ピラミッド」をつくりました。その頂点に立つのはニンニクです。ニンニクはガンを抑制する最高の食品だと、米国国立ガン研究所は発表しています。

日本では、2004年に51人を対象とした大腸ガン予防の臨床試験が行われています。ガンに進行しやすい大腸腺腫にかかっている人たちを、2グループに分け、大腸ガン発生リスクを比較しました。熟成ニンニク抽出液を1ヶ月間2.4 ミリリットル摂るグループと、その15分の1を摂るグループです。結果、多く摂ったほうのグループは、ガンになるリスクが30パーセントも低下していました。

にんにくでガンを予防する

ガン細胞に影響を与える成分は、イオウ化合物のS・アリルシステインや脂溶性のスルフィド類などです。イオウ化合物はフィトケミカルの一部であり、長ネギ、玉ネギ、ニラ、大根、ワサビ、キャベツなどにも豊富です。キャベツは、デザイナーズフード・ピラミッドにて、ニンニクの次にガン予防の効果の高い食品と掲げられています。

イオウ化合物には、「ガン細胞を増殖させる新生血管の形成を抑制する」「ガン細胞をアポトーシス(自殺) に導く」「活性酸素による遺伝子の損傷を防ぐ」「ガンと闘うリンパ球や細胞などの免疫細胞の働きを活性化する」などの作用があることが明らかになっているのです。

イオウ化合物を含む野菜は、薬味として使われているものばかりです。昼食にざるそばを食べるときには、ネギやワサビ、大根おろしなどの薬味をたっぷり入れて食べ、キャベツサラダを添えると、それだけでガン予防メニューになるというわけです。

ただし、イオウ化合物は水溶性であるため、水に溶け出しやすいという性質があります。生食するときには、サッと水にさらす程度にすると、効率良く摂取できます。なお、イオウ化合物は、調理法によって成分にかなりの変化があって、生食と加熱食では異なる効果効能を期待できます。とくにニンニクはその特徴が顕著で、生のまますりおろすとガン予防や抗菌作用が、加熱すると血液サラサラ効果や高血圧予防などが期待できます。ただし、ニンニクは刺激が強いので、食べ過ぎると胃を荒らすという難点もあります。1日4グラム程度を摂るように心がけるとよいということです。中程度のニンニク1 かけが、およそ4グラムです。

きのこ β・グルカン もガン抑制効果が高い

ガン予防にはキノコもおすすめです。キノコは食物繊維が豊富であることに加え、-グルカンという免疫力を高める成分が多く含まれます。β-グルカンもフィトケミカルの一種であり、強力な抗酸化作用を持ちます。β-グルカンも水溶性なので、煮汁などは一緒に食べるとよいでしょう。

ガンを撃退する「ハナビラタケ増強食」の使用感、口コミ、効能、効果

体重1 キログラム当たり1000ミリグラムのエノキダケエキスを20 日間飲ませるマウスのグループと、飲ませないグループに分け、それぞれの背中に非常に転移する力の強いルイス肺ガンを移植し、90 日間観察した研究結果が掲載されています。

結果は、エノキダケエキスを飲ませなかったグループは生存率が約20 パーセントだったのに対し、エノキダケエキスを飲ませたグループは生存率が50 パーセントもありました。しかも、生存したマウスのうち、半数は肺ガンが治っていたのです。免疫力を活性化する作用と強力な抗酸化作用を持つキノコを、ガン予防として食生活にぜひ取り入れてほしいと思います。

エノキタケ栽培家庭の胃ガンの死亡率は一般家庭の50%以下

きのこを日常的に食べる人はがんを発症するリスクが低いことが、米国で行われた研究で明らかになりました。きのこ18 g(中くらいの大きさのシイタケの傘の部分1個程度)を毎日食べている人のリスクは、きのこ を食べない人に比べて45 % ほど低くなる可能性が示されました。

がんの予防において、食生活が重要な役割を果たすことは広く知られています。キノコは、低カロリーで低糖質、かつ、塩分、脂肪も少なく、コレステロールを含まないといった好ましい特徴をもっています。さらにキノコには、生理活性化合物、例えば、フィトケミカル(フェノール酸、フラボノイド、カロテノイドなど)、食物繊維、ポリサッカライド、セレニウム、ビタミン、抗酸化物質(エルゴチオネインやグルタチオンなど)が豊富に含まれているため、積極的に食べれば健康全体に好ましい影響が現れると期待されています。これまで、がんの予防にキノコの摂取が役立つかどうかを調べる研究は少なからず行われていますが、効果があることを示した報告と、効果はないとする報告が入り交じっていました。

ファイトケミカル 効果 活性酸素を減らす 病気と加齢を遠ざけてくれます。

ファイトケミカル 効果 活性酸素 7 色の野菜を毎日食べて体を若返らせる

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腸内フローラを理想のお花畑に育するには、食事に気をつけるだけでなく、体内で発生する活性酸素を減らすことも非常に重要です。

活性酸素は、腸内細菌にダメージを与えるだけでなく、テロメアを短くし、免疫機能にも悪影響を及ぼします。糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞の原因にもなりますし、ガン細胞を発生させるのも、活性酵素です。

テロメア とは染色体の末端にある構造で、1930年代に細胞遺伝学的研究から発見されました。 分子生物学の発展によりDNAの複製機構が明らかになっています。
テロメア は細胞分裂を重ねるごとに短くなり、細胞の寿命は遺伝情報が詰まった染色体の末端にある テロメア (分裂時計)の短縮が関与しています。

脳の海馬に活性酸素が作用すると、認知症やアルツハイマー病が発生するという実験結果もあります。日本人に多い病気のほとんどに、活性酸素 は関与しています。活性酸素を発生させないように生活習慣を変えることがとても重要です

老化と病気の原因「活性酸素」
http://www5a.biglobe.ne.jp/~wahuu/active-oxygen/

かなりの悪さをしでかす活性酸素です。体もされるがままにはなっていません。

人体には、活性酸素 を消す酵素が備わつていますが、困ったことに、この酵素は加齢とともに減っていってしまうのです。活性酸素 を除去する酵素が体内で減っていくときから、人体では老化が始まります。

人体の 活性酸素 を除去する力が衰えていくのは自然現象なので、防ぎようがありません。

しかし、活性酸素 の除去は、自分の力でも行えます。それには第 1 に、よく噛んで唾液をたくさん出すこと。第 2 は、抗酸化力の高い食品を食べることです。

抗酸化力のある食品は、すべて植物性です。植物に含まれる化合物「フィトケミカル」に、強力な抗酸化力があります。

植物には、炭酸ガスを吸って、酸素を出す働きがあります。酸素は活性酸素に変質しやすく、活性酸素は植物にとっても危険な物質です。そこで、植物はフィトケミカルと呼ばれる抗酸化物質をたくさん保持することで、活性酸素の書から自分を守るようになったのです。

フィトケミカルは、植物の「色素や香り、辛み、苦み」などをつくる成分です。たとえば、植物の色素やアクの成分で、葉や花、茎、樹皮などに含まれるポリフェノール、緑黄色野菜や海藻に含まれる色素成分のカロチノイド、ネギ類の香りや、大根やカラシ菜など辛みの成分であるイオウ化合物、ハーブ類や柑橘類の香りや苦みの成分であるテルペン類、キノコに含まれる不消化多糖類の βーグルカン などです。

これらは フィトケミカル を大別した種類の総称であり、フィトケミカルは確認されているだけで約 1000 以上もの種類があるといわれます。

フィトケミカル と聞くと耳慣れないかもしれませんが、今、世間でさかんに体に良いと叫ばれている植物性成分の多くは、フィトケミカルです。トマトのリコピンも、ビタミン類も、フィトケミカルの一種です。

ファイトケミカル ( phytochemical ) は、植物が紫外線や昆虫など、植物にとって有害なものから体を守るために作りだされた色素や香り、辛味、ネバネバなどの成分のことです。

植物が フィトケミカル を持つようになったのは、抗酸化力のほか、外敵から身を守るためという側面があります。

動くことのできない植物は、刺激的な香りや辛み、苦みによって、虫や動物などの外敵を寄せつけない防衛機能を働かせているのです。また、鮮やかな色は、紫外線から身を守るためのものです。

ですから、植物性食品は、色・香り・辛み・苦みのより強いものを好んで選ぶようにすればフィトケミカルを豊富に摂れます。同じ食品であっても、ハウス育ちの野菜より、旬の露地栽培したキュウリとかナスなどの野菜のほうが、フィトケミカル の含有量は多くなります。

旬や盛りの野菜が体に良いのは、露地栽培されているからです。また、野菜の色で食卓を飾るのも良い方法です。同色の野菜には、同じような フィトケミカル が含まれます。フィトケミカル の第一の効能は抗酸化作用ですが、それぞれに体に良い作用を持っています。ですから、色違いの野菜を毎日食事で揃えると、さまざまな フィトケミカル を摂れ、多角的に健康増進ができることになります。

おすすめするのは、「赤・オレンジ・黄・緑・紫・黒・白」の 7 色の野菜や果物をできるだけ毎日食べることです。

たとえば、赤はトマトやトウガラシ、オレンジはミカンやニンジン、カボチャ、黄はレモンやトウモロコシ、緑はホウレンソウやブロッコリー、紫はナスや黒豆、黒はゴボウやお茶類、黒ゴマ、自はキャベツやニンニク、ネギなどです。これらは一例ですが、1日 3 食トータルで7色揃うように食べるとベストです。

また、フィトケミカル は皮や茎の部分に豊富に含まれます。野菜はできるだけ丸ごと料理に使うようにすると、体内の抗酸化力をより高めることができるでしょう。

抗酸化ビタミンはこちら。

ごぼう茶を飲んだ翌日に便秘が解消し、外出の不安も一掃した

善玉菌の餌をとり続けることで腸内フローラは整う

腸内細菌の好物は、善玉菌の生きていた溶液以外にもあります。それは、オリゴ糖と糖アルコールです。これらの栄養成分は、野菜や果物に多く含まれます。

オリゴ糖は、バナナ、ハチミツ、大豆、玉ネギ、ゴボウ、ニンニク、トウモロコシなどに含まれます。オリゴ糖は、熱や酸に強く、調理や胃酸によって消失することなく、腸に届きやすいという特性があります。

糖アルコールには、キシリトール、ソルビトール、マンニトールなどの種類があります。キシリトールはイチゴやカリフラワー、ホウレン草、玉ネギ、ニンジン、レタス、バナナに含まれます。ソルビトールはリンゴやナシに、マンニトールは昆布に豊富です。

オリゴ糖、キシリトール、ソルビトール、マンニトールなどは、人工甘味料にもなっていますが、こうした加工・精製されたものを大量に摂ると、下痢をしやすくなります。下痢をするということは、腸に不具合が起こっていることを表します。腸内細菌を喜ばせるには、果物や野菜から自然な形で摂るようにしてほしいと思います。

たとえば、ヨーグルトにバナナとハチミツを添えれば、腸内の善玉菌が大喜びするスイーツになります。また、玉ネギやゴボウ、ニンジンなど具のたっぷり入った味噌汁は、これだけでシンバイオティクスの実践になります。

しかし、バナナやイチゴ、リンゴ、ナシなどの果物類は、炭水化物も豊富に含みます。年齢的にメインエンジンがミトコンドリア系に移っている人は、炭水化物を摂り過ぎると、解糖エンジンが活発化し、活性酸素が大量発生してしまうことは前述しました。炭水化物は、イモ類やトウモロコシ、レンコン、カボチャなどにも豊富ですし、グリンピースやソラ豆にも含まれます。昆布にも糖質はあります。完全な糖質制限食を目指すと、オリゴ糖や糖アルコールを含む野菜や豆類、昆布、果物類も抜くことになります。

「食べ過ぎなければ」という前提を置きますが、食べ過ぎなければ、こうしたものも適度に摂るのは健康には必要です。なぜなら、それらの野菜や果物、海藻は、オリゴ糖アルコールなど腸内細菌の大好物の栄養素を含むからです。これらの栄養素が入ってくると、腸内細菌は働きを活性化し、数をどんどん増やしていきます。

繰り返しになりますが、年代的にミトコンドリア系にメインエンジンが移ったのちも、解糖エンジンはゆるやかに動いています。炭水化物などの糖質を多く摂り過ぎるのは、ミトコンドリアエンジンのジャマをするので良くありませんが、糖質がまったく必要なくなるわけではありません。主食や白砂糖、お菓子などの炭水化物を控えておけば、腸内細菌の喜ぶ野菜や果物を安心して食べられます。

さて、シンバイオティクスを実践するにあたり、大事なことが1つあります。腸内フローラの改善には、毎日続けることが必要なのです。

日本栄養・食糧学会が、オリゴ糖を摂るとビフィズス菌がどの程度増えるのか、という調査をおこなっています。その結果によると、オリゴ糖を摂る前は約18パーセントだったビフィズス菌が、1週間後に約40パーセント、2週間後には約46パーセントにまで増殖しました。

ところが、摂取をやめると、わずか1週間で、もとの数値まで戻ってしまったのです。理想の腸内フローラとは、自分でつくり上げていくものです。オリゴ糖など善玉菌の餌となる野菜や果物を毎日食べていれば、善玉菌が増え、悪玉菌は減ります。しかし、善玉菌の餌を摂っていないと、腸内フローラの形勢は短期間のうちに逆転します。善玉菌が減り、悪玉菌が増殖してしまうのです。

野菜や果物によって腸内環境を良好に保つことがいかに重要か、近年、興味深い事実が明らかにされてきています。米国国立ガン研究所では、野菜や豆類などを多く摂れば免疫力が上がってガンを予防でき、アレルギーも抑えられるという研究結果を発表しています。これらの食品は、免疫力を上げると同時に腸内環境も整えてくれるので、便秘や下痢にならない元気な腸を保つためにも役立ちます。

プレバイオティクスになる食品は1回摂れば大丈夫と安心せず、毎日食べ続ける工夫をしましょう。毎日摂り続けることが、腸内フローラを健全に保つ最善策となります。毎日摂るなら、オリゴ糖をたくさん含んだごぼうのお茶がおすすめです。『有機 高原のごぼう茶』

腸はビタミン、ホルモン、酵素をつくる

味噌 納豆 腸内細菌 滋養強壮 必須

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味噌 納豆 腸内細菌 滋養強壮 必須 です。

放射線に負けない体づくりには 「 味噌 」

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腸内細菌が喜ぶ食べものは第1に、古くから人に食べ継がれてきたものです。伝統食には、人が健康になる知恵がたくさん詰まっています。とくに日本の伝統食には腸内細菌を増やし、免疫力を高める食品が多いと知られています。日本人が世界一の長寿民族である理由は、日本の伝統食が腸内環境を良い状態に保ってきたからなのでしょう。

日本の伝統食によく含まれているのが、乳酸菌などの発酵菌です。味噂、醤油、酢、みりんなどの調味料のほか、納豆や糠漬け、塩辛、酒盗、なれずし、くさや、日本酒、焼酎などさまざまな食品が、善玉菌の力を使って発酵してつくられています。発酵食品には、腸内細菌の善玉菌を増やす作用のあることがわかっています。

発酵食品には、腸内細菌の善玉菌を増やす作用のあることがわかっています。「善玉菌いっぱい、日和見菌ほどほど、悪玉菌少々」が腸内フローラの理想形だと前述しましたが、生きた善玉菌を豊富に含む発酵食品を食べると、腸内フローラが整います。

人体に良い影響を与える微生物、またはそれらを含む食品は、「プロパイオティクス」と呼ばれ、健康を促進するものとして医学的にも大きな注目を集めています。善玉菌が生きている発酵食品を食べることは、プロバイオティクスの実践です。

がとくにおすすめしたいプロバイオティクスは、味噌です。味噂汁は、食生活の乱れが気になる現代人でも、1日1回は食べるであろう親しみ深いメニューですし、味噂の中にはたくさんの麹菌が生きています。また、野菜やワカメなどの具には、腸内細菌の好物がたっぷり含まれています。味噌汁は、生きた菌で腸内フローラを整えるとともに、腸内細菌に好物を与えて腸の働きを活性化させてくれる万能食なのです。

ただし、麹菌は熱に弱く、グッグッ煮立ててしまうと死んでしまいます。味噌を溶いたら、決して煮立てずに火を消すことが、生きた菌を腸に取り入れるポイントです。冷めた味噌汁を食べるときにも、煮立てずに軽く温めるようにしてください。また、スーパーなどに陳列されて売られている味噌の多くは、発酵を止めるため処理が加えられています。陳列棚で発酵が進み、品質が保てなくなると困るからです。ですから、残念ながらスーパーで買ってくる味噌では、プロバイオティクスの実践にはなりません。

かつては多くの商店街に味噌屋があり、生きた味噌を売っていましたが、今は味噌屋も珍しくなりました。とはいえ、現代はインターネットが普及し、日本全国の食品をお取り寄せできる時代です。「味噌お取り寄せ」で検索すれば、さまざまな味噌が紹介されていますから、麹菌の生きている好みのものを購入するのもよい方法でしょう。

味噌 腸内細菌 効果

味檜の良さは、腸内バランスを整えることに留まりません。味噌には、強力な抗酸化作用があります。腸内細菌の大敵である活性酸素を無毒化する作用があるのです。

広島での原爆後遺症の調査の中で、「みそ汁を毎日食べていた人は、後遺症が軽くてすんだ」という報告がありました。

放射線被ばくで怖いのは、放射線を浴びる量が多くなるほど、体内で大量の活性酸素が発生することです。そして、近くの細胞を次々に破壊していくという「もらい泣き現象」を起こすことです。

放射線被ばくの害に対し、味噌がどのような効果を示すのか、広島大学の伊藤明弘教授はマウス実験を行っています。マウスの腸粘膜に放射線(Ⅹ線)を照射し、餌によって腸粘膜細胞への被害がどのように変わるのかを見たのです。

結果、味噌の餌を食べていたマウスは、他の餌を食べていたマウスに比べて、粘膜細胞の死亡率が圧倒的に低くなっていました。

しかも、一度は放射線で傷ついた細胞が、再生している様子が見られました。さらにすごいことに、筋肉中の放射性物質の含有量が少なく、味暗が放射性物質の排出に優れていることが示されたのです。現代社会に生きる私たちは、放射線や活性酸素という目に見えないものから、自分の体を守るために積極的に行動せざるを得ない時代に生きています。生きた味檜を毎日食べることは、活性酸素から身を守る大きな手段です。

味噌の驚くべき著効 | 放射線の防御にも味噌汁が効果

納豆 腸内細菌

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また 日本食の伝統食である 納豆 もおすすめです。納豆 にも納豆菌がたくさんいます。しかも、大豆は腸内細菌の大好物の 1 つです。

その大豆を細菌で発酵させている納豆は、腸内細菌にとって、味噌のように良いことづくしの食品です。近年、朝食を抜く人の多さが、社会的な問題にもなっています。なかには、「朝は体は排泄の時間だから健康的に抜いたほうがよい」と朝食抜きの健康法を唱える専門家もいます。ですが、腸内細菌に食事を与えるためにも、朝食は少しでもよいので摂るベきだと考えています。具だくさんの味噌汁に納豆をたっぷり入れた納豆汁をl杯すするだけでも、体と腸を活動的にする十分な朝ご飯となります。

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味噌の驚くべき著効

普段から噛まずにおいしいと感じるものは控える

現代は腸内細菌の働きを弱め、数を減らしてしまう食べものであふれています。スナック菓子、ファストフード、レトルト食品、コンビニ弁当などです。腸内細菌のことを考ふたえれば、工場でつくられ、蓋を開けるだけ、チンするだけの食べものは、日常的に食べていてはいけないのです。

加工食品には食品添加物がたくさん混ぜ込まれています。生きた食べものは、命を絶たれた瞬間から鮮度が落ち、変色し、腐っていくのがふつうです。だからこそ、食べものはとれたて、つくりたてがおいしいのです。ところが、蓋を開けたりチンしたりするだけで、いつでもおいしいと感じられる食べものは、自然の摂理に逆らうものです。それを可能とするには、それなりの操作が必要でしょう。食品添加物の力です。注意したい添加物はこちらです。

たとえば、食品添加物の代表格といえば保存料です。保存料を加えると、腸で何が起こるかご存じでしょうか。保存料のソルビン酸を例に考察したいと思います。

ソルビン酸は、ハムやソーセージ、かまぼこなどの食肉・魚肉の練り製品、パン、ケーキ、チーズ、ケチャップなど広範囲の加工食品に添加されています。食品の種類によって幅がありますが、1 キロ当たり1〜3 グラムほどのソルビン酸の添加が認められています。そのソルビン酸を食材に混ぜ込むと、腐敗の進行を止めることができます。

青山学院大学の福岡伸一教授がソルビン酸を使ってこんな実験をしています。食品を腐敗させる細菌を寒天に入れておくと、たくさんのコロニー(細菌の塊)ができます。一方、細菌を寒天に入れて、そこにソルビン酸を0.3パーセントのみ添加した培養液を加えておくと、コロニーはまったく見つかりませんでした。細菌が増殖できなかったのです。

保存料を日常的に摂っていると、これと同じことが腸内細菌に対しても起こると、私は考えています。保存料の入っているものを毎日のように食べていると、腸内細菌の働きが阻害され、数も増えなくなるのです。

腸内細菌の量は、大便の量を見ればわかります。大便は、食べカスの集まりだと思っていたら大間違いです。便1グラム当たりには、およそ1兆個もの腸内細菌がいると考えられています。つまり、大便が小さければ、それだけ腸内にいる細菌も少ないというわけです。加工食品などで手軽に食欲を満たすような食事を日常的にしている人たちは、大便の量が決まって少なくなっています。

また、糞便の大きさは、そのまま腸内フローラの状態を表します。小さい便は、善玉菌の代表であるビフィズス菌が非常に少なくなっています。善玉菌が減ると、それと括抗するように腸内に存在している悪玉菌が増えていきます。つまり、便が小さくて貧弱なのは、腸内フローラが異常をきたしている証拠なのです。

あるテレビ番組で20代の若い女性の大便を調べたところ、通常は大便の10〜15 パーセントを占めるビフィズス菌が、0.01 パーセント以下でした。彼女はご飯を炊いたことがなく、お菓子ばかりを食べていたそうです。彼女の腸内フローラは、危機的状況にあるといえます。

戦前の日本人は、1日1人当たり約400 グラムもの大便をしていました。大きめのサツマイモがだいたい300グラムですから、それ以上に大きい、ホレポレするような立派なウンチです。ところが、現代人の平均は200グラムです。ヒョロッとしたサツマイモl本分です。食糧事情は戦前よりずっと良いはずなのに、大便の量は半減しているのです。

しかも、若い年齢層は150グラム程度しかなく、便秘で悩んでいるOLの場合は約80グラムだったという調査結果もあります。現代の食生活は、腸内細菌の餌となる食品の摂取量が減り、加工食品の摂取量が増えています。とくに若い世代は、コンビニエンスストアやファストフードが身近な存在であり、添加物にまみれた食品を毎日のように食べているのでしょう。

30回以上噛めないモノは食べない

添加物は保存料だけではありません。着色料、膨張剤、酸化防止剤、甘味料、香料、栄養強化剤なども、免疫システムにとって未知の物体です。私たちの免疫システムはl 万年前から変わっていないので、「人体に影響がない」と判断できない物質に対しては、免疫システムが作動し、活性酸素を発生させて排除しようと働きます。体内で大量の活性酸素が発生すれば、腸内細菌も傷つき、量を減らすことは避けられません。

加工食品のなかでも、私が注目しているのが、ポテトチップスなどのスナック菓子です。スナック菓子には、口に入れただけで「おいしい! 」と感じさせる旨み調味料がまぶされています。

旨み調味料といえば聞こえがよいですが、噛まなくても強烈な幸福感が脳に直行する化学調味料です。化学的につくられた添加物ですから、食べれば当然活性酸素が出ます。しかし、旨み調味料の怖いのは、それだけではありません。脳の依存性があるのです。

あるメーカーが菓子にまぶす旨み調味料を従来の2.5倍に増やしたところ、売れ行きが爆発的に増えたというデータがあります。噛まなくても得られる強烈な幸福感を求めて、人々の脳が暴走し、スナック菓子を何度も購入させるという連鎖が起こつたのだと考えられます。脳の欲求にまかせて、そんなものを食べ続けていたら、農内環境はどんどん老化し、免疫力はどんどん落ちていってしまいます。

本来、食べものとは、少しずつ噛み砕く間に血糖値がゆっくりと上がり、脳にエネルギーが届いて「おいしい」と感じるものです。30回噛むうちにおいしさが高まっていくのが免疫力を高める食べものです。

ところが、スナック菓子やファストフードなどは、30回も噛めばベチャベチャになり、嫌な味がしてきます。噛まずにおいしいと感じる食べものは、腸内細菌の大嫌いな食べものです。腸を荒らし、免疫力を下げる食べものと考え、避けることが大事です。

病気になり、そして治るのはどうしてでしょうか?には食に対するとても大切なことが書かれています。