女性 栄養不足 ホルモンバランスの不安定を招く原因です。女性達を悩ませている栄養不足からくるほとんどの問題も、今までまったく解明されていませんでした。
女性 栄養不足
食事や食習慣に問題が隠れているとは誰もが思いもしなかったのです。食事というものをあまり真剣に考えてこなかったバツといえるかもしれません。
女性はヒステリックだ、イライラしやすい、感情の浮き沈みが激しいなどと言われてきて、自分でもどうしようもない自己嫌悪に陥り、これらはすべて精神的な問題だと自分を責めていました。
イライラ感を鎮めるためにはどうしたらいいのかを考えやや鬱っぽくなってしまうこともありました。
実はこれも恐ろしい無知からくることなのです。従来の社会は、ずっと男性が活躍して、女医や研究者も少なく、だれも女性の問題を真剣に取り上げてくれませんでした。
幸いなことに、アメリカでは多くの優秀な女性の博士や研究者達が調査・研究してくれた結果、女性のさまざまな健康問題の多くはホルモンと関連していて、しかもそのホルモンの問題も、たとえば大豆、しようが、たんぼぼ、かぼちゃの種、山芋などの栄養補強で解決できることを発見してくれました。私が今飲んでいる栄憂補強食品がそうですが、本当に素晴らしいのです。これを考案、開発した世界的に有名な生化学者が言いました。
「これは女性によって発案され、開発され、女性によって紹介される、女性のための、真の女性解放の商品だ」と。生理前、産後、更年期のイライラ、うつ、二重人格、感情のコントロール不能、涙が止まらなくなる、水ぶくれの感じ、お腹が痛くなる、甘い物がたまらなく食べたくなる、スリをする、子供を殺すなど、最近よく耳にする病気や社会現象などは、ホルモンが深く関係しています。
私は女性による子供の虐待や殺人の記事を見るたびに、この人達も栄養不足とホルモンのアンバランスで起こしてしまったのだろうと非常に心が痛みます。
アメリカにはPMSという言葉があります。無理に日本語に訳すと「生理前症候群」という病名です。前に触れた女性博士は、アジアではこれまでさほど生理前症候群が問題にされてこなかったと言います。それはアジアの女性は今まで、毎日の食生活の中で、自然に女性の身体に良い栄養をとっていたからだそうです。生理前症候群には驚くかな150もの症状があるそうです。更年期障害も同じです。
アメリカでは自然療法士はPMSにチロシンを使用します。
今は、私達日本人、アジア人も食生活が変わり、栄養がとりづらくなつてしまったこと、また化学物質の悪影響で、相当の日本人女性も苦しめられ困っているのです。日本でのこれまでのような男性中心社会では、だれも女性の体の不調について研究してくれず、それを指摘できる女性研究者も少なく、日本女性は人知れず悩んできたのです。
例えば、鉄不足でうつ様症状を引き起こすこともあります。
女性の栄養不足 ホルモンバランスの不安定を招く理由
女性の栄養不足がホルモンバランスの不安定を招く理由は、ホルモンの合成や調整に必要な栄養素が不足すると、体の機能が正常に働かなくなるためです。具体的な理由をいくつか挙げます。
1. 脂質不足によるホルモン合成の低下
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エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンは、コレステロールをもとに作られます。
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脂質(特に良質な脂肪酸)が不足すると、ホルモンの材料が足りなくなり、バランスが崩れやすくなります。
2. タンパク質不足による酵素やホルモンの低下
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ホルモンや酵素はアミノ酸から作られます。
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タンパク質が不足すると、ホルモンの合成が滞り、体内の調整機能が乱れます。
3. ビタミン・ミネラル不足による代謝の低下
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鉄不足:鉄はエネルギー代謝や酸素供給に関わるだけでなく、ホルモンの生成にも重要。鉄欠乏性貧血になると、エストロゲン分泌が低下し、生理不順の原因になることも。
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ビタミンB群不足:ビタミンB6はホルモンの合成や神経伝達物質の調整に関わる。特に月経前症候群(PMS)に影響を与える。
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マグネシウム不足:ストレスホルモンの調整に関与し、不足するとコルチゾール(ストレスホルモン)が増えて女性ホルモンのバランスが崩れる。
4. 低エネルギー摂取による生理不順や無月経
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ダイエットや食事制限でエネルギー不足になると、体は「生命維持を優先」するため、排卵や月経を抑制することがある。
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これは「視床下部性無月経」と呼ばれ、エストロゲンの低下を引き起こす。
5. 腸内環境の乱れとホルモンの排出
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腸内環境が悪化すると、エストロゲンの代謝がうまくいかず、ホルモンのバランスが崩れる。
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特に便秘になると、体内のエストロゲンが適切に排出されず、ホルモンバランスに影響を与える。
対策
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良質な脂質(オメガ3系脂肪酸、オリーブオイル、ナッツ類)を摂る
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鉄分・ビタミンB群・マグネシウムを意識して補う
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たんぱく質(魚・肉・豆類・卵)をしっかり摂る
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発酵食品や食物繊維を摂取し、腸内環境を整える
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無理なダイエットを避け、適切なカロリーを確保する
ホルモンバランスを整えるには、バランスの取れた食事が重要です。特にストレスや生活習慣とも関わるため、栄養+適度な運動やリラックスを心がけるのも効果的です。
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栄養不足以外で女性がホルモンバランスが崩れてしまうのは
栄養不足以外で女性のホルモンバランスが崩れる原因には、ストレス、睡眠不足、運動不足や過剰な運動、環境ホルモンの影響、加齢、病気などが関係しています。以下に詳しく説明します。
1. ストレス(精神的・肉体的)
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自律神経の乱れ
強いストレスがかかると、自律神経が乱れ、ホルモンを調整する視床下部や脳下垂体の働きに影響します。 -
コルチゾールの増加
ストレスを受けると、副腎からコルチゾール(ストレスホルモン)が分泌され、エストロゲンやプロゲステロンの分泌が抑制されてしまいます。
2. 睡眠不足
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メラトニンとホルモンの関係
夜更かしや睡眠不足が続くと、メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌が減り、女性ホルモンの調整がうまくいかなくなる。 -
成長ホルモンの不足
睡眠中に分泌される成長ホルモンが減ることで、代謝が落ち、ホルモンの分泌も乱れる。 -
排卵障害のリスク
睡眠不足が続くと、排卵が正常に行われなくなり、生理不順の原因になることも。
3. 運動不足 or 過剰な運動
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運動不足
適度な運動はホルモンバランスを整えるが、運動不足になると血流が悪くなり、卵巣の働きが低下することがある。 -
過剰な運動
逆に過度な運動やハードなトレーニングを行うと、体がストレスを感じ、エストロゲンの分泌が減ることで生理不順や無月経になることがある。(マラソン選手や体脂肪率の低いアスリートに多い)
4. 環境ホルモンの影響
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エストロゲン様作用を持つ化学物質
プラスチック容器や農薬に含まれる**環境ホルモン(内分泌かく乱物質)**が体内に取り込まれると、エストロゲンに似た作用を持ち、ホルモンバランスを崩すことがある。 -
合成化学物質や添加物
過剰に摂取すると、体内のホルモン代謝を乱す可能性がある。
5. 加齢(更年期)
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40代以降のエストロゲン低下
女性は30代後半から徐々にエストロゲンの分泌が減少し、40~50代で更年期に入るとホルモンバランスが大きく変動する。 -
更年期症状(ほてり・めまい・イライラ)
エストロゲンが急激に減少すると、自律神経が乱れ、ほてり・のぼせ・イライラ・うつ症状などの更年期症状が出やすくなる。
6. 病気やホルモン異常
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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
排卵がうまくいかず、生理不順や不妊の原因になる。男性ホルモンの増加が関係している。 -
甲状腺の異常(甲状腺機能低下症・亢進症)
甲状腺ホルモンは生理や代謝に関わるため、異常があるとホルモンバランスが乱れる。 -
副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)
慢性的なストレスによって、副腎が疲弊し、コルチゾールがうまく分泌されず、女性ホルモンの調整が乱れることがある。
ホルモンバランスを整えるための対策
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ストレス管理:リラックスする時間を作り、深呼吸や趣味の時間を大切にする
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睡眠をしっかり取る:毎日同じ時間に寝て、7~8時間の睡眠を確保
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適度な運動:ウォーキングやヨガなど、血流を促す運動を取り入れる
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環境ホルモンを避ける:プラスチック容器の使用を減らし、オーガニック食品を選ぶ
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生活習慣の見直し:規則正しい生活を心がけ、カフェインやアルコールの過剰摂取を控える
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病気の可能性がある場合は医師に相談
ホルモンバランスを整えるためには、栄養だけでなくストレスや睡眠、生活環境の改善も重要です。どれか一つでも崩れると影響が出やすいので、バランスよくケアしていくことが大切です。