東洋医学では、体じゅうを巡きる生命エネルギーのことを気と呼びます。今回ご紹介する「指ひねり」は、この気の通り道でけいらくある経絡を刺激する健康法です。

指ひねりは、だれでも簡単に行うことができ、さまざまな症状に対して有効です。私たちの体の中には、十数本の経絡があります。そして、それぞれの手の指先には、肺経、大腸経、心包経、三焦経、心経、小腸経という6つの経絡が通っています。指をひねることによって、経絡に刺激を与えて、悪い気の流れをよくします。そして、症状の改善を目指します。不快な症状やツライ症状がなかなかよくならない場合、是非お試しください。

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五十肩、腰痛、首の痛みが「指握り」で改善

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2~3年前から、五十肩に悩まされており、肩の状態が悪くなると、脱が肩より上に上がらなくなってしまいます。今年の2月の終わりのことでしたが、その日も、肩の状態が思わしくなく、肩が重くてしかたがなかったのです。

その場でやって見せてくれたのが、指握りでした。指握りはとても簡単な健康法です。なにしろ、手の中指、薬指、小指のいずれかをただ握るだけなのです。そのとき実際に私の薬指を握り、たぶん3~4分の問、じっとそのままにしていました。やっていただいた指握りは、たったそれだけ。

指握りが終わった後、肩を回してみました。すると、いつの問にか一屑がスムーズに動くようにななってていました。
わずか3~4分指を握っただけだったのに、私の肩は、びつくりするくらい楽になつていたのです!感心している私に、「指握りの講習会があるから、参加してみませんか? 」と声をかけてくれました。

それで、早速参加してみることにしたのです。講習会で、指握りについていろいろと勉強しながら、自分自身でも指握りをするようになりました。

私の場合、自宅では、入浴時に指握りをするようにしています。ぬるめのふろにつかりながら、薬指をメインに、甲側からも、手のひら側からもよく握るようにします。また、車を運転中、渋滞の信号待ちの間などにも、指握りをすることがあります。
こうして指握りを続けているうちに、肩の状態も落ち着き、痛みもなく、楽に肩を動かせる状態が続くようになりました。

また、私は仕事の関係で、長年、ひどい腰痛に悩まされてきました。私の腰痛は、いわば職業病のようなもので、完全に慢性化していました。疲れがたまったり、なにかのきっかけで状態が悪くなったり、すると、腰がどんどん重くなってきます。病院にかかっても痛み止めをくれるだけですから、全く当てになりません。そんなときは、コルセットをして、状態の悪い一時期を耐え忍び、やり過ごすしかなかったのです。それが、指握りを始めてからは、腰の状態はすっかり安定し、痛みも出にくくなり、大変楽になりました。

なにしろここしばらく、コルセットを全く使っていないのです。これこそ腰の状態がよい証拠といえるでしょ、う。さらに、私は、高校時代に柔道で大ケガをした後遺症で、首の痛みにも悩まされ続けてきました。

この首痛にも、指握りは効果を発揮しており、ずいぶんと首の状態もよくなっています。それに指握りのおかげで、体調全般もアップしました。

私は、以前から、血圧がやや高めで、最大血圧が140~150mmHG程度ありましたが、指握りを始めてからは、正常値の120mmHGFまで下がっています。指握りを始めたことがきっかけとなって、私は、食生活にも、ある程度気を遣うようになりました。

こうした食生活の変化も、血圧によい影響を及ぼしたのは確かでしょうが、指握りをしていなければ、ここまでよくなることは決してなかったように思うのです。

き私の体験からいえば、気(東洋医学で考える一種の生命エネルギー) というものは、健康に配慮せず漫然と過ごしていると、どんどんよどんできてしまうものなのではないでしょうか。

指握りは、まさに、こうしたよどんだ気を動かす健康法です。それによって、さまざまな効果をもたらしてくれるようです。
私の場合、五十肩や腰痛などが楽になったただけではなく、心身ともに活力が出てきました。体が元気になっただけではなく、何事にも前向きに、ポジティブに臨めるよ、つになつたのです。

腰痛が「指握り」で改善

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ほんの数年前まで、私の体調は、まさに最悪といってもいいものでした。腰痛、肩こり、便秘、倦怠感… 。ほかにも、悩まされていた症状はいろいろありました。

なかでも腰痛はつらく、コルセットを常時手放すことができませんでした。「コルセットはこれから一生外すことができないかもしれないな」とあきらめかけていました。また、肩のこりがあまりにひどいため、肩の筋肉がいつも盛り上がったよ、つになつていたほどでした。

便通は一週間に1度程度しかなく、お通じがないのがあたりまえという感覚でした。そのうえ、体はいつもだるくてしかたなかったのです。そんな私の体の状態を大きく変えてくれたのが、「指握り」と出会ったことでした。

で鍼治療を受けるようになったのは、今から3年ほど前のことになります。以来、私の体調は、薄紙をはぐように、よくなっていきました。

自分でできる健康法として勧めてくれたのが、指握りでした。指握りは、手の中指、薬指、小指を、それぞれもう一方の手で握るというものです。

指を握っていると、そのうちトクントクンと脈打つような感覚が得られます。こうした感覚が得られるまで握るのが1つの時間的な目安になります。このように指を振ることで、き気(東洋医学で考える一種の生命エネルギー) の滞りを取り、気の流れをスムーズにすることができます。そして、それが、さまざまな健康効果をもたらすのだそ、うです。

先生の見立てでは、私はそもそも、持っている気の力が強いタイプなのだとか。「指握りもきっと効果があるから、ぜひ試しみたらいいですよ」と、アドバイスされました。
私自身、気や気功法(中国の伝統的な健康法) などについては、以前から関心がありましたから、早速試してみることにしました。それが去年の12月のことです。

やってみると、すぐ効果が上がり始めました。まず肩こりが楽になったのです。

腰痛も軽快しました。痛みはもうほとんどありませんし、コルセットも、現在は使いません。ちょっと腰が重いな、だるいなと感じたときには、ただちに指握りをしています。すると、本格的に腰が悪くなる前に、回復させることができるのです。便秘も解消しました。ほとんど毎日定期的にお通じがあります。こうなってみると、便秘のひどかった時期が、うそみたいですです。

また、3~4年前から、私は、生理不順やのぼせ、体のだるさなどの更年期障害の不定愁訴に悩まされてきましたが、これも、指握りによってすっかり解消しました。

さらに冷え症にも、指握りは効果大でした。以前は、いくら重ね着をしても、寒くて寒くてどうしようもありませんでした。つらくてたまらないので、朝から足にカイロをはりつけていたものです。指握りをするようになってからは、体が温まるというのがどういうことなのか、やっと自分の体で実感することができました。

冷え症もすっかり解消したといっていいでしょう。指握りの効果を実感してからは、家族や友人、知人、お店のお客さんなど、たくさんのかたに試し、教えてきました。

やってみると、指握りは想像以上に応用範囲が広く、ほんとうに重宝しています。例えば、家族が熟を出したときや、転んで打撲したときなどでも、指を握ってあげれば、熟や打撲ですら、軽快させることができるのです。

「指握り」は、ただ指を握るだけ、という非常にシンプルな健康法です。では、なぜ、指を握るだけで、いろいろな症状や病気がよくなるのでしょうか。

私は、高麗手指鍼という療法を専門として、この20年、治療を行ってきました。この高麗手指鍼では、人間の体全体が、手に投影されていると考えます。

まず、大きく分けて、手のひら側が体の前面、手の甲側が背面に対応しています。中指の指先から第一関節の腹が顔、第二関節までが首、第二関節から指のつけ収までが胸、手のひらが腹に対応することになります。

右手の場合、親指が左足、人差し指が左手、薬指が右手、小指が右足に当たります。左手では、中指が頭から胸というのは同じですが、親指が右足、人差し指が右手、薬指が左手、小揖が左足になります。き東洋医学では、気( 一種の生命エネルギー) の流れが滞ることによって、さまざまな病気が起こつてくると考えます。そこけいらくで、気の通り道である経絡を刺激して、気の流れをスムーズにしてやれば、体の不調を改善することができるとされているのです。高麗手指鍼では、背骨に相当くする中指の甲側に督脈、手のにんみやくひら側に任脈という経絡が通っていると考えます。

高麗手指鍼では、手に鍼を打ち、経絡を通じて気の流れを整え、治療を行います。しかし、鍼は専門家にしか打てませんし、痛みも伴います。そこで、一般のかたにも簡単にできる健康法がないかと、長年工夫を重ねて、考案したのが、この指握りなのです。

指握りでは、握られる指は、両手の中指、薬指、小指の三本だけです。というのも、前述のとおり、左手の薬指と小指は、人間の体の左手と左足に対応していますので、これと、右手右足に対応する右手の薬指、小指を合わせれば、親指と人差し指を使わずとも、人間の体全体に対応させられるからです。

指握りは、両手の指にそれぞれ行うのが基本ですが、症状が出ているのが右半身なら右手、左半身なら左手の指を重点的に握るとよいでしょう。続いて、指握りのやり方を説明します。

まず、治療地図で、自分が治したい症状に対応した経絡を探します。そして、気の滞りを取りたい経絡のある指の面を、反対の手のひらの指のつけ根の膨らみの下、手相でいう感情線の辺りに当て、くるむように振ります。このとき、振られる指のつけ根にくるのが、握る手の小指側でも人差し指側でもかまいません。

握りやすい形でけっこうです。また、指を強く握りしめる必要はありません。それより、手のひらと指をよく密着させることを意識してください。
指を握っているうちに、振られている指に、トクトクと脈打つ感覚が得られるでしょう。これが、気がスムーズに流れ出したしるしです。
この感覚が得られるまで握るのが、1つの目安となります。早ければ1、2分で脈打つ感じがあるでしょう。この感覚がなかなかわかりにくい場合は、少なくとも3~4分は握るようにしてみてください。

次に、詳しいやり方を、腰痛を例にしてみます。腰痛の改善には、大腸経、腎経、勝朕経を用います。大腸経は、薬指の甲の小指側に位置します。薬指の甲をやや小指側に傾けて手のひらに当て、くるむように振ります。トクトクと脈打つのが感じられたら、次の指に移りましょう。

腎経は、小指の甲の外側にあります。小指の甲をやや外側に傾け、腎経のラインが手のひらに当たるようにして握りましょゝつ。

膀胱軽は、小指の甲の中央を走っているので、小指の甲を手のひらに密着させて振ります。反対の手の指も同様に握りましょう。

効果を感じにくい場合は、少し時間をおいてから、何度かくり返し行ってください。ともあれ、あまり難しく考えず、まずは実際に指握りを試してみてください。

指握りは、いつ、どんなところでも行うことができます。ちょっとした合間を見つけて、できるだけこまめに行うことをお勧めします。こまめに継続して行っていると、気もどんどん流れやすくなり、効果の持続時間も長くなてていきます。

指を握るだけで肩こりが解消してしまう「指握り」

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手の、中指、薬指、小指の3本を握るだけで、肩こりや腰痛をすぐ解消できる健康法があります。というのは驚きですがこの新しい健康法について知らせてくださったのは、宮城県石巻市で、マンガ喫はを営むHさん。Hさん自身、この「指握り健康法」によって、それまで悩まされてきた多くの症状がよくなつたのだといいます。

さらに、Hさんは、家族や友人をはじめとして、多くのかたがたに指握りを次々試しました。その結果、びっくりするような健康効果の上がった例が、続出しているとのこと。
指握りとは、いったいどんな健康法でしょう?

ほんとうに指を握るだけでいいのでしょうか?

早速、指握りについて聞いてみると、「実際に体験してもらったほうが早いでしょう。
そこで、肩こりがひどいという人に指握りをしてもらうことに。彼女の右手を取り、Hさんは、まず薬指を振りました。
そのままじっと握っているだけ。それ以外には何もしていません。このまま2分ほどが経過。「指にトクトクと脈打つ感じがありますか」と確認する芳賀さん。編集部Ⅰがうなずくと、芳賀さんは指を放し、「どうでしょう? 」「あらけ‥ なんだか首がよく曲がるよ、うになっていますね。と、

キツネにつままれたような表情です。続いて、Hさんが、右手の小指を振りました。これも時間にして2分程度。次にHさんが小指を離したときには、確かに右肩のこりは、すっかりほぐれていたのです。

なぜ、こんなことが可能なのでしょう?指を握ることによって、経絡(東洋医学で考える一種の生命エきネルギーである気の通り道) の気の流れをよくすることができるのだそうです。

東洋医学では、気の流れが滞ることによって、さまざまな病気が生じると考えますが、この指握りをすることで、滞っていた気の流れをスムーズにすることができます。それが、さまざまな症状や病気の改善につながるのです。
今回は、Hさんが指を握ってくれたわけですが、もちろん自分で自分の指を握っても同様の効果があるとのこと。

指握りは、肩こりのほか腰痛、ひざ痛にも有効ですし、白内障(目のレンズに当たる水晶体が濁る眼病)や老眼、耳鳴り、便秘、さらには高血圧や糖尿病といった生活習慣病にまで、広く効果を発揮するといいます。この健康法に大きな感銘を受けました。

ちょっとした時間で、どこででもできるので、信号待ちをしているときなどが、絶好の指握りタイムだそうです。

確かに、ただ指を握るだけなのですから、難しいコツも、難解な手順もありません。いたって簡単で、いつでもどこでもだれにでも実行できます。

血圧が指ひねりで下がる

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「指ひねり」を行うようになったのは、血圧が高いと判明してからです。それまでの私は、健康体そのものでした。
健康診断で高血圧と指摘されたことは一度もなく、血糖値やコレステロール値も問題ありませんでした。
身長170cm、体重62~63kgで、体型も標準でした。
加えて、私は習慣的にジョギングを行っていました。フルマラソンも走るくらいですから、かなり本格的といっていいでしょう。合民事にもそれなりに気を遣っていたので、自分の健康状態については、ある程度自信を持っていたのです。なので、健康診断で血圧が高めであると指摘されたときは、少なからず驚きました。近くの医院で改めて血圧を測ってもらうと、最大血圧は160~170mmHG程度、最小血圧は100mmHG程度ありました。
私は、美術品の修復や貴金属の加工といった仕事をしています。緊張状態が続く仕事なので、目は疲れますし、肩も張ります。いわば、いつも交感神経(自分の意志とは無関係に内臓などをコントロールしている自律神経の一つ) が優位な状態で、仕事をしていたのです。そうした仕事を長年続けてきたことが、血圧を上げる一因になったのかもしれません。
医師からは、当然のように降圧剤を飲むように勧められました。しかし私としては、降圧剤を飲むことはどうも気が進みませんでした。というのも、降圧剤は対症療法にすぎません。症状を根本から治すような方法とはとても思えないからです。そして、降圧剤以外で治す方法を、いろいろと探し始めました。そんな折、たまたま知人の紹介で教えていただきました。

それからは、紹介していただいた治療院へ週1回くらいのペースで通いました。その際に教わったのが、高血圧を下げるのに役立つ「指ひねり」です。場所は、左手の小指のつけ根辺りです。ここを右手の親指と人差し指でひねるように刺激します。

いつ指ひねりをするか、特に時間は決めていません。時間が空いたときや、気が向いたときなどにやるようにしていました。
1回の指ひねりにかける時間は、1~2分くらいです。それを1日に5~6回行います。実際、先生に施術してもらうと、その場でぐんと血圧が下がります。
それを何度も経験しているので、先生が指導してくれた指ひねりにも期待が持てました。指ひねりを自分で続けていくうちに、明確に効果が現れてきました。もちろん先生の施術のおかげもあるでしょう。
指ひねりと施術の相乗効果で、血圧が下がったのでジョギングも再開!

相乗効果を確認できるようになったのは、指ひねりを始めてから、2ヶ月ぽどたったころです。その後も徐々に血圧が下がり、低い値で安定するようになりました。最近の数億でいえば、朝の血圧で、最大血圧が130~135mmH、最小血圧が80mmHG台半ばくらいです。
朝はたいてい血圧がやや高めになるので、以前に比べれば1かなり改善したと思います。

高血圧は生活習慣・食習慣の見直しがとても重要です。
「食習慣を正す」は是非目を通しておいてほしい内容です。

EDも指ひねりで解消

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近年、中高年のかただけでは、若年層の間でも、ED(勃起不全) に悩む人がふえています。これは、現代の日本社会を反映した現象と考えられます。
私たちが生活を営む現代社会は、まさにストレス社会です。職場や家庭での多様なストレスが、私たちの体に悪い影響を及ぼしているのでしょう。
若年層でEDがふえていることも、そうした影響の一つだと考えられます。精力が落ちてきて、夜の営みがどうもうまくいかないとお悩みのかたは、ぜひ一度指ひねりをお試しください。刺激する場所は、左手の中指と薬指の各関節です。
なぜこの場所なのか、その理由を詳しくご説明しましょう。東洋医学では、私たちの体内きには、気と呼ばれる生命エネルギーが巡っていると考えられてます。そして、この気の通り道けいらくとして、経絡と呼ばれる通路が、全部で14本体内にあるとされています。そして、この経絡のいずれかで流れが悪くなると、体にさまざまな病気や不具合が生じます。

このとき、その症状に応じた経絡を刺激して気の流れがよくなれば、症状の改善が望めるのです。精力減退のときに刺激する中指には、ホルモン系にかかわる心包経という経絡が通っています。ストレスによるED は、ストレスで体のホルモンバランスがくずれ、ホルモンの分泌量が低下するために起こると考えられます。

中指を刺激すると、心包経の気の流れがよくなり、ホルモンバランスが整えられます。そして、ホルモンの分泌量の増加が.期待できるので、EDの解消や精力増進に役立つと考えられます。

次に、薬指についてご説明しましょう。薬指への刺激は、血液循環を促進させる働きがあります。勃起という現象は、血液の循環ときわめて密接な関係があります。
ペニスには細かい血管がかいめんたいびっしり通っている海綿体という組織があり、性的な興奮によってそこに血液が送られ、ペ:スは固く大きくなります。そうしてセックスができる状態になるのです。薬指を刺激することで、海綿体への血液循環が促進され、ペニスの膨張率を高めてくれるのです。

次に指ひねりのやり方をご説明します。中指も薬指も、方法は同じです。第一関節、第二関節、第三関節(指のつけ棍) を、ひねってください。
右手の親指と人差し指で関節を側面からはさみ、気持ちいい程度の力で左右にひねります。1回3分程度、1日に1~2回行うように心がけましょう。指をひねって痛みを感じたり、こわばりを感じたりするところがあれば、そこを重点的にひねってほぐしましょう。

第一関節をひねり忘れる人がよくいますが、刺激場所を怠ると、それだけ効果が落ちるので、どの関節も入念に行ってください。それでは、実際に指ひねりで効果があがった例を、いくつか紹介しましょう。

まず、七十歳の男性のケースです。高齢なので、年齢的には精力が衰えてきて当然ですが、なんとかしたいという強い思いがあったのでしょう。
私はそのかたに指ひねりのやり方を指導しました。すると後日、おかげで性生括が可能になったとの報告がありました。
この年齢でもまだまだ現役でがんばれるのかと、指導した私自身も驚いたことを覚えています。次に、四十代の男性のケースです。このかたは、ED となったことで、離婚の危機にさらされていました。それが、指ひねりによってみるみる回復し、無事その危機を回避することができたのです。下半身の元気がなくなってきたかたも、あきらめないで指ひねりを実行してください。若いときのように戻れば、きっと自分に自信が持てるはずです。

驚くべき「指ひねり」の効果

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ひねりほぐして気の流れを改善
東洋医学では、体じゅうを巡きる生命エネルギーのことを気と呼びます。今回ご紹介する「指ひねり」は、この気の通り道でけいらくある経絡を刺激する健康法です。

指ひねりは、だれでも簡単に行うことができ、さまざまな症状に対して有効です。私たちの体の中には、十数本の経絡があります。そして、それぞれの手の指先には、肺経、大腸経、心包経、三焦経、心経、小腸経という6つの経絡が通っています。

指をひねることによって、経絡に刺激を与えて、悪い気の流れをよくします。そして、症状の改善を目指すのです

不快な症状がある方は、ご自身で指ひねりを行ってもらうことで、症状改善の効果を上げるのです。それでは、指ひねりのやり方をご説明しましょう。

指定された指の関節を、反対の手の親指と人差し指ではさみ、関節を回すようにコリコリとひねってもみほぐしてください。症状によって、刺激する関節の場所は異なります。

症状によっては、関節がかなりかたくなっていたり、もむと痛みを感じたりするかもしれません。しかし、指ひねりを行ううちに、こりはしだいにほぐれて、やわらかくなっていきます。指ひねりは、刺激する場所の数にかかわらず、片手につき3分ずつ行ってください。両手の場合は計6分です。これを1回として、1日1~2回行いましょう。行う時間はいつでもかまいません。自宅でテレビを見ているときや、会社の休憩時間、通勤時など、空いている時間を利用するといいでしょう。また、刺激する箇所に指定されていない場所や、指全体を刺激してもかまいません。
第二関節が指定されている場合でも、第一関節がかたくなっていたり、指全体がこわばっていたりすることが少なくないからです。症状の改善には、こっている部位を重点的にほぐしていく、という意識が重要です。
痛いところは特に丁寧に
指ひねりは、多くの痛気に対して有効ですが、ここでは代表的な症状についてふれてみましよう。まず、腰痛です。座り仕事が多いかたの腰痛は、小指の第一関節を中心に指をひねってください。腰の痛みが発生している場所によって、刺激する指は違います。

腰の右側が痛む場合は右の小指を、左側が痛む場合は左の小指をひねります。真ん中が痛むなら、両手の小指をひねhソましょう。慢性的な腰痛に悩んでいるかたには、第一関節だけでなく、両手の小指全体をひねることをお勧めします。そして、ひねっているうちに、痛いところが見つかったら、そこを特に念入りにひねるといいでしょう。次にひざ痛やリウマチです。これらの症状には、両手の小指の各関節をひねってください。

特に、各関節の外側を重点的に刺激するといいでしょう。どちょらかのひざが勝れていたり、水がたまっていたりする場合は、主に左手をしっかりひねってください。頭痛は、親指の爪の両わきをひねります。頭全体に痛みが拡散していたり、場所が特定できなかったりする場合は、両手の親指を刺激してください。偏頭痛で局所的に痛む場合は、痛む場所によってひねる場所が異なります。頭の右側が痛むなら右の親指を、左側が痛むなら左の親指を、真ん中が痛むときは両手の親指をひねります。

肩こりは、薬指のつけ根の第三関節をひねります。右肩がこつていれば右の薬指、左肩がこつていれば左の薬指をひねってください。肩こりが重症の場合は、さらに人差し指と小指の第三関節もひねるといいでしょう。この場合も、こりが左右の肩で違えば、ひどくこっている側の指を中心に刺激します。首のこりは、親指の第二関節です。
こちらも同様に、首の片側にこりをより強く感じるようなら、こりを感じているほうの指を中心にひねります。真ん中あたりがこつている場合は、両手をひねってください。

疲れ目や老眼、精神的疲労には、左右の中指をひねります。第一関節を中心に、第二関節、第三関節もひねってください。特にかたかったり、腫れぼったかったり、違和感のある関節があれば、そこを重点的にひねりましょう。不眠には、右手の薬指の第三関節をひねります。
もしも左手の薬指をひねってみて、強い痛みや、こわばりを感じたら、併せて左もひねるといいでしょう。耳鳴りや難聴には、両手の薬指をひねります。
第一関節、第二関節、つけ根の第三関節をひねりましょう。高血圧には、左手の小指の第三関節をひねるといいでしょう。
糖尿病は、左手の親指を丹念にひねります。気持ちいいくらいの力で、第一関節と第一一関節をほぐすように行いましょう。