「水分補給」と一致するもの

急性の下痢 水分補給 をしっかり行う

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急性の下痢 水分補給 をしっかり行う ことが大切です。大事なことは、脱水にならないようにしなければいけません。突然の下痢時には水分補給がとても重要です。

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急性の下痢 水分補給 ミネラルウォーターやすりおろしリンゴ

突然、下痢を起こした場合、欠かしてはいけないのが水分補給です。「飲めば飲んだだけ出てしまうから」となにも口にしない人もいますが、出てしまうからこそ補給しなければなりません。

ひどい下痢のときは 1 〜 2 日間絶食にして胃腸を休めます。そして、脱水症状を起こさないように、湯ざましやうすい番茶か麦茶、ぬるめのミネラルウォーターを少しずつ何回も飲みましょう。冷たい水を飲むとすぐに下してしまうので注意します。

下痢が少し落ち着いたら、流動食からスタート。最初はおも湯やくず湯、症状が改善したら 3 分がゆ 5 分がゆにして、下痢が止まれば 7 分がゆ、やわらかいごはんといった具合に徐々に普通の状態に戻していきます。

また、「下痢のときは、すりおろしたりんごがいい」と聞いたことはありませんか。りんごをはじめ、くだものやジャムに含まれる水溶性の食物繊維ペクチンは、水分を吸収して便を適度なやわらかさに固める働きがあるため、下痢におすすめです。

下痢 すりおろしりんご がおすすめ

すりおろしりんごは、下痢に対して非常におすすめの食品です。以下の理由から、下痢の際に役立ちます。下痢が長引いているときなどは、すりおろしりんごで腸の不調を改善することができます。脱水予防にもなるので、一石二鳥です。

すりおろしリンゴは、下痢の時におすすめされることがあります。リンゴにはペクチンという食物繊維が豊富に含まれており、これが腸内で水分を吸収して便を固める働きをします。また、すりおろしにすることでリンゴの繊維質が細かくなり、腸に優しく、消化しやすくなります。

下痢の際には、リンゴの果肉をすりおろして食べることが効果的です。温かいお湯や白湯と一緒に摂取することで、さらに胃腸への負担を減らし、リラックスさせることができます。ただし、あまりにも多く摂取すると逆に腸に刺激を与える可能性があるので、適量を守ることが大切です。

また、リンゴジュースや果物自体に含まれる糖分が、下痢を悪化させることがあるため、すりおろしリンゴを摂る際には、その点も注意が必要です。

1. ペクチンが豊富

りんごには「ペクチン」という食物繊維が含まれており、これが腸内で水分を吸収して、便を固める効果があります。特にすりおろしりんごのように柔らかくして摂取することで、腸に優しく働きかけ、下痢の改善を助けます。

2. 消化を助ける

すりおろしたりんごは、消化が良いため、腸に負担をかけることなく、栄養を摂取できます。胃腸が敏感な状態でも、すりおろすことで食物繊維が柔らかくなり、消化がスムーズに行われやすくなります。

3. 水分補給

りんごは水分が豊富で、下痢によって失われた水分を補うのに役立ちます。さらに、すりおろすと水分が出やすいため、腸の働きが改善される可能性もあります。

4. 胃腸を刺激しない

すりおろしりんごは非常に優しい食材で、胃腸に負担をかけずに摂取できるため、下痢の際に最適です。また、酸味が強くないため、胃に優しく、胃酸の分泌を刺激することなく、消化を助けます。

食べ方

  • そのまま食べる:すりおろしりんごはそのままで食べることができ、手軽に摂取できます。
  • おかゆに混ぜる:白ごはんをおかゆにして、すりおろしりんごを加えると、さらに食べやすくなります。
  • ヨーグルトに混ぜる:低脂肪のヨーグルトにすりおろしりんごを加えると、腸にも優しく、消化を助ける効果があります。

注意点

  • 冷たいりんご:冷やして食べる場合、冷たい食品が胃腸に刺激を与えることがあるので、体調に合わせて適切に摂取しましょう。

まとめると、すりおろしりんごは下痢を改善するための非常に優れた食品で、腸に優しく、消化を助け、便を固める作用があります。ぜひ取り入れてみてください。


腸内環境を整え免疫力向上、便秘、ガン、糖尿病、アトピーを防ぐリンゴは万能薬

ただ、同じくだものでも、みかんなどの柑橘類は酸味成分が腸を刺激するので、下痢のときは避けましょう。

食事の回数は 1 日 5 ~ 6 回に増やして 1 回の食事量を少なくし、胃腸への負担を軽くします。おかずにはやわらかく煮た野菜スープや脂肪分の少ない鶏のささみ、白身魚、卵を使った料理を取り入れましょう。

また、冷たい飲み物やアルコール、香辛料や脂肪の多い食べ物は腸管への刺激が強いので避けてください。冷たい牛乳は下痢を起こしやすいので、低脂肪の牛乳を温めて飲んだり、ゆっくり飲むといいでしょう。

下痢の予防には、日ごろから体調を整えておき、暴飲暴食を避けることも大切です。調理器具を清潔にし、生食可能で新鮮なもの以外は必ず火を通すなどの心がけも大事です。

慢性の下痢はバランスのよい食事で撃退する

信州の中央アルプスで育まれた、甘みと酸味のバランスが絶妙な蜜入りリンゴを使用。これらのリンゴを、なんと水を一滴も加えることなく、そのままジュースに仕上げました。

搾りたての新鮮なリンゴの味わいをそのまま楽しめるストレート100%のリンゴジュースです。さらに、搾った後のリンゴかすも贅沢に含まれており、果実本来の風味や栄養がギュッと凝縮されています。まるでリンゴをそのまま食べているような、濃厚でフレッシュな味わいをお楽しみいただけます。お腹を下してしまっているときに、すりおろしりんごとしても召し上がっていただくことができます。

急性下痢 原因 は、食べ過ぎ、冷え、感染症によるものが多いです。「出ないのも困るけど、出過ぎも困ってしまいます。 外出中や仕事中に何度もおなかがグルグルし てトイレに駆けこむことになるのも大変!」 そんな経験は、あなたにもあるでしょう。

急性下痢 原因

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急性下痢の主な原因には、以下のようなものがあります。

  1. 食べ過ぎ
    食べ過ぎや脂っこい食べ物を大量に摂取すると、消化が追いつかず、腸に負担がかかり、下痢を引き起こすことがあります。また、消化不良が起きやすくなるため、急性下痢の原因となることもあります。

  2. 冷え
    冷たい食べ物や飲み物を摂ること、または体が冷えることが腸の働きに悪影響を与え、急性下痢を引き起こすことがあります。特に体温が低下すると、血流が悪くなり腸の動きが鈍くなることがあります。

  3. 感染症
    食品や水を通じて細菌やウイルスに感染することが、急性下痢の一般的な原因です。代表的なものには、ノロウイルスやロタウイルス、サルモネラ菌や大腸菌などがあり、これらに感染すると、腹痛や発熱を伴う急性下痢が発生します。

急性下痢は通常、数日以内に回復しますが、症状が続く場合や重度の場合は、医師の診察を受けることが重要です。また、脱水症状を防ぐために、水分補給が大切です。

便秘と同じで下痢も心配ごとや食事の内容、体調によっ てだれにでも起こるものだからです。でも、 それが頻繁にあったらつらいですよね。

下痢とは、便の水分量が多いまま出てしま う便通異常です。なんらかの原因で、小腸の 水分吸収が不十分だったり、大腸のぜん動運 動が早すぎて水分吸収が追いつかない、腸粘膜から分泌物が増える場合に起こります。


下痢は一般的に、急性と慢性の下痢に分け
られます。急性の下痢は突然始まり、長くとも1〜2週間で治まるものです。

急性の下痢で怖いのは食中毒や赤痢、コレラなど、ウィルスや細菌の感染で起こる下痢です。これを感染性下痢といい、発熱や腹痛、吐き気、嘔吐などを伴うのが特徴です。命の危険もあるので、一刻も早く医師の診察を受けてください。

赤痢やコレラなど、ウイルスや細菌による感染が原因の下痢は非常に危険です。これらの感染症は、激しい下痢、腹痛、発熱、脱水症状を引き起こすことがあり、治療が遅れると生命に関わるリスクがあります。感染が疑われる場合は、早期に医師の診断を受け、適切な治療を受けることが重要です。

風邪による下痢も感染性下痢のひとつです。下痢が続いて脱水になるようでしたら医師の診断を受けましょう。

風邪が原因で下痢が起こることもあります。風邪は主にウイルス感染によるものですが、ウイルスが腸に影響を与えることがあります。風邪を引くと、免疫系が活発になり、体温が上がることから腸の動きが変化することがあります。風邪に伴う下痢は、ウイルスが胃腸にまで影響を与えている可能性があり、これを「風邪による消化不良」とも言います。

風邪による下痢の特徴としては、軽度のものから中程度のものまであり、風邪の症状が改善するにつれて、下痢も収まることが多いです。しかし、下痢が長引いたり、脱水症状が現れたりした場合は、速やかに医師に相談することが大切です。

発熱を伴わない下痢はたいてい非感染性下痢です。ほとんどは暴飲暴食によるものが多く、それ以外は冷たい牛乳を飲むと起こす下痢、特定の食品で起こすアレルギー性の下痢などがあります。

また、体調が悪いときや寝冷えでも下痢を起こします。「残業続きで疲れているときに飲み会をしたら、下痢になっちゃった」という人は多く、胃腸の消化機能が低下しているときに、お酒あぶらや脂っこい食事をとると下痢になってしまいます。

冷えによる下痢は、体温が低下することによって胃腸の働きが乱れることが原因で起こります。冷えが腸に影響を与えると、腸の運動が異常になり、消化不良や下痢が引き起こされることがあります。特に、寒い季節や冷たい食べ物や飲み物を摂取した際に見られやすいです。

たびたび下痢を起こす人は体調や食事の内容を見直すことが大切です。これらの下痢は、腸を刺激する原因が出ておさしまえば治まるので、脱水にならなければ無理に下痢を止めないようにしましょう。

食べ過ぎ 下痢 になった場合の対策

食べ過ぎによる下痢の対策

  1. 水分補給

    • 下痢により体内の水分が失われるため、脱水を防ぐために水分補給が大切です。特に、温かい白湯や電解質を含むスポーツドリンクが効果的です。ただし、冷たい飲み物は避けたほうが良いです。
  2. 消化に優しい食事を摂る

    • 下痢が続いている間は、消化に優しい食べ物を選ぶようにしましょう。おかゆやスープなど、消化しやすい食事を摂ると腸への負担が減ります。
    • 避けるべき食材:脂っこい食べ物、辛い食べ物、乳製品、生ものなどは消化に負担をかけるため避けましょう。
  3. 胃腸を休ませる

    • 食べ過ぎた後は、胃腸を休ませることが大切です。しばらくは食事の量を減らし、消化に負担をかけないようにしましょう。数時間は固形物を避けて、液体ベースのものを摂取すると良いです。
  4. 少量ずつ食べる

    • 下痢が改善し始めたら、少量ずつ食べて胃腸を徐々に回復させましょう。食べ過ぎを避けるために、少量を何回かに分けて食べることをおすすめします。
  5. 消化を助ける食品

    • すりおろしりんごバナナは消化を助ける働きがあり、腸の回復をサポートします。特に、すりおろしりんごにはペクチンが豊富で、腸の調子を整えやすくなります。
  6. 休息を取る

    • 食べ過ぎた後は、体が消化にエネルギーを使っているため、休息を取ることが重要です。無理に活動せず、体をリラックスさせることで回復が早まります。
  7. 消化酵素の摂取

    • 食後に消化をサポートする酵素を摂取するのも良い方法です。消化酵素を含むサプリメントや食品(例えば、パイナップルやパパイヤに含まれる酵素)を摂ることで、胃腸への負担を軽減できます。
  8. 温かいものを摂る

    • 温かい飲み物や食事は消化を促進します。特に温かいスープや白湯が効果的です。冷たいものは胃腸を刺激し、逆に消化を遅らせることがありますので避けましょう。

注意点

  • 食べ過ぎが頻繁に起こる場合や下痢が長引く場合は、消化不良や腸の健康に問題があるかもしれません。医師の診断を受けることをお勧めします。

適切な休息と食事管理で、食べ過ぎによる下痢は比較的早く回復しますが、再発しないように普段から食事の量を意識することも大切です。

冷え 下痢 になった場合の対策

  1. 温かい飲み物を摂る

    • 白湯や**温かいお茶(生姜湯やハーブティーなど)**を飲むことで体を温め、内臓の働きを活性化させます。特に生姜には温める効果があり、冷えによる消化不良を改善するのに役立ちます。
  2. 温かい食事を摂る

    • 冷たい食べ物や飲み物は腸を刺激するため、温かい食事を摂ることが大切です。おかゆ温かいスープ煮込み料理などが消化に優しく、体温を保ちやすくなります。
  3. 腹部を温める

    • 腹巻きカイロで腹部を温めることで、冷えによる腸の不調を改善できます。腹部を温めることで血行が促進され、腸の動きが落ち着きます。
  4. 軽い運動をする

    • 体が冷えていると、血行が悪くなり消化器官の働きも鈍くなります。軽い運動(ウォーキングストレッチ)を行って、全身を温め、血行を改善しましょう。運動後には温かい飲み物を摂ることが効果的です。
  5. 衣服に注意する

    • 寒い場所に長時間いることが原因で冷えが進行することがあります。室内でも暖かい服装を心がけ、寒さを防ぎましょう。特に足元を温かく保つことが重要です。
  6. 消化に優しい食事を選ぶ

    • 冷えによる下痢が起きているときは、腸に負担がかからないように消化に良い食事を選ぶことが大切です。おかゆバナナすりおろしリンゴなどは腸に優しく、下痢の症状を和らげる効果があります。
  7. 温かい入浴

    • ぬるめの温かいお湯にゆっくり浸かることで、全身が温まり血行が促進され、冷えを改善することができます。また、リラックス効果もあり、ストレスによる消化不良を和らげる助けになります。
  8. 休息を取る

    • 冷えによる下痢は体が疲れているときに悪化しやすいため、無理せず十分に休息を取ることが大切です。体を温めながら、リラックスして過ごすことが回復を早めます。

冷えによる下痢が続く場合の注意点

  • 冷えによる下痢が頻繁に起きる場合や長期間続く場合は、体調に問題がある可能性があります。消化器系に問題がある場合や慢性的な冷えが原因であることも考えられるため、専門家の相談を受けることをお勧めします。

冷えによる下痢は、体を温めることで改善が見込めますが、日頃から体を冷やさないように心がけることが大切です。

感染症 下痢 になったときの対策

感染症による下痢(ウイルスや細菌などによるもの)は、特に注意が必要です。適切な対策を講じることで、症状を和らげ、回復を早めることができます。以下に、感染症による下痢が起きたときの対策を紹介します。

1. 水分補給を十分に行う

  • 下痢によって体内の水分と電解質(ナトリウムやカリウムなど)が失われるため、脱水症状を防ぐことが最も重要です。経口補水液(ORS)やスポーツドリンクを摂取して、失われた電解質を補いながら水分を補充しましょう。
  • 白湯温かいお茶も有効ですが、カフェインの含まれる飲み物(コーヒーや紅茶など)は避けるようにします。

2. 食事は消化に優しいものを選ぶ

  • 感染症による下痢では、腸の働きが過剰になっているため、負担をかけない消化の良い食べ物を選ぶことが大切です。以下のような食事を心がけましょう。
    • おかゆうどん(白ご飯やうどんなどの炭水化物は消化が良い)
    • バナナ(下痢を抑える効果あり)
    • リンゴのすりおろし(ペクチンが腸の回復を助ける)
    • ヨーグルト(乳酸菌が腸内フローラを整える)
  • 脂っこい食べ物や刺激物(辛いものや揚げ物)は避け、腸に負担をかけないようにしましょう。

3. 安静にして休息を取る

  • 休息をしっかりとることが回復を早めます。体が感染症と戦っているため、無理をせず、十分な睡眠を取ることが大切です。

4. 感染源との接触を避ける

  • 感染症による下痢の場合、他の人にうつさないように手洗いをこまめに行い、特に食事前やトイレ後にはしっかりと手を洗うことが重要です。
  • 食べ物や飲み物を他の人と共有しないようにし、トイレの使用後は便座を消毒することも心がけましょう。

5. 必要に応じて薬を使用する

  • 下痢止め薬(ロペラミドなど)を使用することもできますが、ウイルスや細菌による感染症の場合、下痢を止めることが病原菌を体外に排出するプロセスを妨げる可能性もあります。特に細菌性の下痢(サルモネラ、赤痢、コレラなど)では、抗生物質が必要となる場合もあります。
  • 医師の診断を受け、必要に応じて適切な治療を行いましょう。

6. 体温を管理する

  • 感染症が原因で発熱を伴うことが多いため、体温をこまめに測り、高熱が続く場合や異常を感じた場合は、医師に相談してください。発熱がある場合は、体を冷やしすぎないようにし、安静にして水分補給をしっかり行います。

7. 医師の診断を受ける

  • 感染症による下痢は数日以内に回復することもありますが、症状が長引いたり、強い腹痛、血便、発熱などが見られる場合は、早めに医師に相談することが必要です。ウイルス感染や細菌感染が原因である場合、適切な治療が必要です。

感染症による下痢の注意点

  • 細菌性下痢(赤痢、サルモネラ、コレラなど)やウイルス性下痢(ノロウイルス、ロタウイルスなど)によるものは、特に脱水症状に注意が必要です。
  • 腸内細菌のバランスが崩れやすいため、回復後はプロバイオティクス(ヨーグルトやサプリメントなど)を摂取して腸内環境を整えると良いでしょう。

感染症による下痢は、自己判断で無理に治療せず、適切な処置を行うことが重要です。症状が長引いたり、重篤な症状を伴う場合は必ず医療機関を受診しましょう。

急性の下痢 水分補給 をしっかり行う

下痢 チェック 便の色や他の症状もよく見るようにするのが基本です。まず、下痢になってしまったときにどのように対処しているでしょうか?下痢止めを飲んだり、または、ビオフェルミンのような整腸剤で対処しているでしょうか?
下痢の予防改善のためには、自分のどのタイプにあてはまるのかをチェックしておきましょう。

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下痢が続いたり、他の症状が現れる場合、便の色や状態、その他の症状をよく観察することが重要です。これにより、原因や必要な対応が分かりやすくなり、早期の対処が可能となります。以下は、下痢のチェックポイントと、便の色やその他の症状に関連する情報です。

1. 便の色

便の色は、腸内の状態や消化過程に大きく関わっています。下痢の際にも、便の色に注目することで、感染症やその他の問題を見逃さないようにできます。

  • 黄色や茶色の便(通常の下痢)

    • 特に心配する必要はない場合が多いです。消化が速すぎて腸内で完全に消化されないことが原因です。
  • 黒い便(タールのような色)

    • 出血が消化管で起こっている可能性があります。消化されずに便に混じった血液が原因で黒くなることがあるため、すぐに医師に相談することが大切です。
  • 赤い便

    • 消化管の下部(直腸や肛門周辺)からの出血の兆候かもしれません。血便が見られた場合、特に大腸炎や痔疾などの問題を示唆することがあるので、早急に医師に相談しましょう。
  • 緑色の便

    • 腸内の移動が速すぎて、胆汁が完全に分解されないことが原因で緑色になることがあります。緑色の便が続く場合や、他の症状が伴う場合は、感染症などが原因かもしれないので、確認が必要です。

2. 便の状態

  • 水様便(液状の便)
    • 腸内での吸収が十分に行われず、過剰な水分が排出されている状態です。感染症や過敏性腸症候群(IBS)が原因となることがあります。
  • 粘液便
    • 痰のような透明または白い粘液が便に混じることがあります。腸内での炎症や感染症(例:腸炎)によって、腸が分泌する粘液の量が増えることがあります。

3. 腹痛や不快感

  • 腹痛やけいれんが伴う場合は、感染症や腸内の炎症が原因である可能性があります。特に、激しい腹痛や持続的な痛みが続く場合は、感染症や消化器疾患(例:大腸炎、過敏性腸症候群など)が考えられます。

4. 発熱

  • 発熱を伴う下痢は、感染症が原因の可能性が高いです。ウイルス性や細菌性の感染が関与している場合、発熱が見られることがあります。

5. 血便や黒色便の有無

  • 血便黒色便がある場合、消化管からの出血が疑われます。これが見られる場合は、すぐに医師に相談し、検査を受けることが必要です。

6. 脱水症状の兆候

下痢が続くと、体内の水分が失われ、脱水症状を引き起こすことがあります。以下の症状が見られた場合は注意が必要です。

  • 口が乾燥する
  • 尿量が減少する
  • 頭痛やめまい
  • 皮膚が乾燥し、弾力が失われる
  • 血圧低下や心拍数の上昇

7. その他の症状

  • 嘔吐食欲不振が伴う場合、特にウイルスや細菌による胃腸炎が疑われます。
  • 体調の急激な悪化や、下痢が1週間以上続く場合は、医師の診察を受けることをお勧めします。

まとめ

下痢は通常、食事や生活習慣の変化、軽度の感染症などによって引き起こされることが多いですが、便の色や状態、他の症状をチェックすることで、より適切な対応が可能です。特に、血便や黒色便、発熱、強い腹痛がある場合は、速やかに医師の診断を受けることが重要です。また、脱水症状に注意し、こまめな水分補給を心がけましょう。

慢性下痢

精神的な影響や不規則な生活などによる腸のトラブルで起こる下痢。

機能性下痢

過敏性腸症候群
不安や緊張、過労など心身のストレスから自律神経のバランスが崩れて起こります。腹痛や腹部の不快感を伴う下痢が続いたり、便秘と下痢が交互に続くこともあります。ストレスの解消、食事の改善がポイントになります。

病気による下痢

腸の病気や他の内臓疾患などが原因で起こる。原因疾患の治療が最優先となります。

大腸ガン、大腸ポリープ
症状で一番ツライのは血便。ついで便秘や下痢といった便通異常がある。早期のものは症状がないので大腸の検診を行う。最近は、自分で行える検査キットなどもあります。
潰瘍性大腸炎
大腸の粘膜に炎症が起きる病気。若い世代に多く、長い年月にわたって下痢と腹痛が続く。粘液や血液の混じった下痢便が特徴。
クローン病
消化管のどにでも粘膜のただれや潰瘍ができる難治性の病気。腹痛と下痢から始まり、やがて発熱、血便、貧血なども見られます。
その他の病気
吸収不良症候群や肝臓病、糖尿病、アレルギー性疾患、泌尿器の炎症、神経性疾患などがあっても下痢になる。

急性下痢

感染性下痢

細菌やウィルス、原虫に感染して起こる下痢。一刻も早く医師の手当てをしないと命の危険もあるので、下痢とともに発熱、腹痛があるときはすぐに病院へ。

食中毒
水様便に血液が混じったり、激しい腹痛、発熱、吐き気などを伴う。
赤痢
粘膜や血液が混じった下痢便、激しい腹痛を伴う。潜伏期間は1~4日
風邪
風邪のウィルスによって腸の粘膜が炎症を起こし、下痢を引き起こす。
コレラ
激しい下痢と嘔吐で数時間で強い脱水状態に。潜伏期間は2~3日。

非感染性下痢

暴飲暴食やん寝冷え、特定の食品に対するアレルギー反応などによって起こる。発熱はなく突然の腹痛と下痢が特徴。脱水がひどくなれば下痢止めは使わない。

乳糖不耐症下痢
牛乳に含まれている乳糖を分解・吸収するためのラクターゼ酵素が欠乏、または不十分だと下痢を起こす。
アレルギー性の下痢
サバや海老、カニなどの魚介類や卵など、ある特定の食品を食べることで下痢を起こす。アレルギーテストをしておくと安心。
食事性下痢
アルコールや脂っこい食事は便をゆるくするため大量にとると下痢を引き起こす。暴飲暴食も下痢の原因になる。

切り干し大根と豚肉の煮物 便秘解消レシピ 弛緩性便秘・直腸性便秘の人向けです。弛緩性便秘、直腸性便秘の症状に悩まされている人に効果大の便秘解消レシピ 切り干し大根と豚肉の煮物を紹介します。

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切り干し大根と豚肉の煮物 便秘解消レシピ

弛緩性便秘、直腸性便秘 体質の人におすすめの便秘解消レシピです。

材料

  • 切り干し大根 40g
  • 豚薄切り肉 80g
  • にんじん 50g
  • 絹さや 30g
  • だし汁 3カップ
  • A(砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ2、ごま油、サラダ油、酒)

作り方

  1. 切り干し大根は水につけて戻す 時間はお好みでOK
  2. 豚肉は3~4cmの短冊切りに。絹さやは斜め半分に切る。
  3. ごま油は大さじ半分、サラダ油大さじ1を熱して豚肉、切り干し大根、にんじんをよく炒め、だし汁、酒大さじ2を加えて10分くらい煮る。
  4. Aを加えて落としぶたをして弱めの中火でにじるが3分の1ぐらいまで煮る。仕上げに絹さやを加えてひと煮する。

切り干し大根と豚肉の煮物が弛緩性便秘や直腸性便秘の人に効果的な理由

切り干し大根の効果

  1. 豊富な食物繊維

    • 不溶性食物繊維:切り干し大根は不溶性食物繊維を豊富に含んでおり、腸内で水分を吸収して膨らみ、便のかさを増やして腸の蠕動運動を促進します。
    • 水溶性食物繊維:少量の水溶性食物繊維も含んでおり、便を柔らかくする効果があります。
  2. プレバイオティクス効果

    • 食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内フローラを整えるプレバイオティクスとして作用します。これにより、腸内環境が改善されます。

豚肉の効果

  1. 良質なタンパク質

    • 豚肉は良質なタンパク質を含んでおり、腸の筋肉を維持・強化するのに役立ちます。腸の筋肉が強化されることで、蠕動運動が活発になり、便の移動がスムーズになります。
  2. ビタミンB群

    • 豚肉にはビタミンB1などのビタミンB群が豊富に含まれており、これらはエネルギー代謝を助け、腸の働きを活性化させる効果があります。

その他の利点

  1. 調理法

    • 煮物として調理することで、切り干し大根が水分を吸収し、柔らかくなります。これにより、食物繊維が腸内でより効果的に作用しやすくなります。
    • 煮物には適度な水分が含まれており、便を柔らかく保つために必要な水分を補給することができます。
  2. 低カロリーで栄養価が高い

    • 切り干し大根と豚肉の煮物は低カロリーでありながら、食物繊維やタンパク質、ビタミン・ミネラルなどの栄養素をバランスよく摂取できます。便秘の解消だけでなく、全体的な健康維持にも寄与します。

弛緩性便秘・直腸性便秘に対する効果

  • 弛緩性便秘:豊富な食物繊維と水分が腸の蠕動運動を促進し、便を柔らかくすることで便通を改善します。
  • 直腸性便秘:便のかさが増えることで、直腸への刺激が強まり、排便反射を促進します。また、柔らかい便は直腸内での移動がスムーズになり、排便が容易になります。

まとめ

切り干し大根と豚肉の煮物は、食物繊維、タンパク質、ビタミンB群をバランスよく含むため、腸内環境の改善や腸の蠕動運動の促進に効果的です。弛緩性便秘や直腸性便秘の解消に役立ち、日常的な便秘対策としておすすめの食材と料理法です。

弛緩性便秘

特徴

  • 腸の動きが鈍い:大腸の蠕動運動が弱くなり、便がうまく進まず、便秘が生じます。
  • 便が硬い:水分が吸収されすぎて便が硬くなり、排便が困難になります。
  • 原因:運動不足、食物繊維不足、水分不足、ストレスなどが原因となることが多いです。

対策

  1. 食事の改善

    • 食物繊維の摂取:野菜、果物、全粒穀物、豆類など食物繊維を豊富に含む食品を積極的に摂取します。
    • 水分補給:1日2リットルを目安に十分な水分を摂ることが重要です。
    • 発酵食品:ヨーグルト、キムチ、納豆などの発酵食品を摂取し、腸内環境を整えます。
  2. 運動

    • 定期的な運動:ウォーキングや軽いジョギング、ヨガなどの適度な運動は腸の蠕動運動を促進します。
  3. 生活習慣の改善

    • 規則正しい生活:毎日同じ時間に食事や排便を心がけ、生活リズムを整えます。
    • リラックス:ストレスを軽減するためのリラクゼーション技法(瞑想、深呼吸、趣味の時間など)を取り入れます。

直腸性便秘

特徴

  • 便が直腸に溜まる:便が直腸に溜まりすぎて硬くなり、排便が困難になります。
  • 排便反射の低下:直腸の感覚が鈍くなり、排便のタイミングを逃すことが多いです。
  • 原因:排便を我慢する習慣や直腸の感覚低下が原因となることが多いです。

対策

  1. 排便習慣の見直し

    • 定期的な排便:毎日同じ時間にトイレに行く習慣をつけ、排便反射を促します。
    • 我慢しない:便意を感じたらすぐにトイレに行くよう心がけます。
  2. 食事と水分補給

    • 食物繊維と水分:弛緩性便秘と同様に、食物繊維を含む食品を摂取し、十分な水分を補給します。
  3. 運動

    • 腹筋運動:腹筋を鍛えることで、排便をサポートする筋肉を強化します。
  4. その他の対策

    • 便座に座る姿勢:便座に座る際に、足を少し高くすることで(例えば、踏み台を使用する)、直腸と肛門の角度が改善され、排便がしやすくなります。

弛緩性便秘・直腸性便秘の人に効果的なのはやっぱり イサゴール

便秘 治る  必ずひどい困難な便秘も治るので心配無用です。なかなか便秘が治らない体質の人は、ついつい、不安になって悪いほうに考えてしまいがちですが、便秘が治らない人はいないので大丈夫です。

便秘 治る 起床後、 1 杯の水で腸が目覚める

「便秘がなかなか治らない...」とお悩みの方、ご自身で「必ず治る」と強く信じることは、とても大切です。しかし、同時に、便秘の原因を理解し、適切な対策を講じることも重要です。

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「朝、目が覚めたとき、まっ先に冷たい水を飲むとおなかがグルルっと鳴る」という習慣のある人は、健康的な1 日のスタートを切っています。

きっと快便タイプの人でしょう。この、「朝コップ 1 杯の水を飲む」という行為は、腸を刺激するのによい方法なので、ぜひとも便秘の人は取り入れてほしい習慣です。

炭酸水は便秘の改善に効果的

とくに腸の働きが低下している弛緩性便秘の人におすすめです。起きぬけは胃腸もねぼけたままですが、冷たい水を一気に入れると、胃がしゃきっと動き始め、胃・結腸反射が起こります。そして、腸のぜん動運動も活発になります。

炭酸水が朝の合図になっている人もいます。通常の水(ミネラルウォーター)では、全く出る気配もなかった人でも炭酸水で蠕動運動が起きる人もいます。このときに糖分のはいった炭酸水は NG です。

胃・結腸反射は胃が空っぽなときにもっとも起こりやすいので、起きぬけに飲むのがいちばん効果的。水が入る刺激に、冷たい刺激も加わって二重の効果が期待できます。ついでに腸に刺激を与えるストレッチをすれば、効果がアップするでしょう。

ただしこれは、前日の食事の「量」をきちんととっておくことが前提条件となります。なお、冷たい水でなく牛乳でもOKです。牛乳には下剤効果もあるので試してみましょう。ただし、けいれん性便秘の人には刺激が強いので、お茶かホットミルクがいいでしょう。

牛乳で下痢をしてしまう乳糖不耐症の人はスキムミルクに変えてみてください。また、水分をとることは便をやわらかくするためにも大事です。便秘は水分不足も大きな原因になるので、朝起きぬけだけでなく、それ以外にも何度もこまめにとりましょう。

たとえば、朝食時や昼食、夕食時にはスーなべプやみそ汁、鍋ものなど水分のとれるメニューを必ずとり、10時と3時のティータイム、そして入浴後にも水分補給を。飲むのは水かお茶、紅茶、牛乳がいいでしょう。

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早起きをクリアーしたらまずは朝食を食べる習慣

早起きの習慣がついたら次は朝食を食べる習慣です。早起きをしてまずは、コップ1杯の水を飲んだら朝食を食べるようにします。

忙しい人は汁物メインの簡単朝食

朝食といっても朝は忙しい人が多いので、簡単にすませたいという人がほとんどでしょう。汁物をとるメリットは便秘解消に役立つからです。

便秘撃退は朝が肝心! というもうひとつのキーポイントは、いつもより余裕を持って早起きし、朝食をしっかりとることです。冷たい水で出ない人も食べものが胃に入ることで胃・結腸反射が強まり、しばらくすると便意が起こるはずです。

また、目からの刺激が胃腸を活発にさせる効果もあります。めんどう「でも、忙しい朝に食事をつくるのは面倒... 」という人は、前夜のうちに準備を。私の朝食はだいたい汁物がメインですが、前夜のうちに具だくさんのスープを用意しておき、朝は温めるだけにしておきます。

主食がごはんのときはみそ汁、パンのときはスープ。それにもう一品、ふかしておいたサツマイモやフルーツにヨーグルトをかけたものなどを加えています。汁物は食物繊維たっぷりの野菜と便をやわらかくしてくれる水分がとれるので朝食におすすめです。また、ミキサーを使ってフルーツと野菜ジュースにパンでもO K 。こんな簡単朝食なら忙しい朝もラクでしょう。

夜型人間は早寝から習慣づける

「そうはいっても朝は食欲がわかない」という人は、夜型の生活、あるいは不規則な生活を送っていませんか。遅い時間に夕食や夜食をとっていたり、自律神経のバランスが崩れていると朝食は当然入らないでしょう。

そんな人は生活のリズムを整えることが大切です。いつもより早めに夕食をとり、早めに寝ることからスタート。体のリズムが整えば、朝の目覚めもよくなり食欲も出るはず。もちろん、胃・結腸反射は朝食後に限らず、昼食や夕食時にも起こります。生活スタイルによっては昼や夜のほうが出やすい人もいるので、自分なりの便意のタイミングを知って、それを逃さない習慣をつけましょう。

便秘タイプ別で食事の仕方が異なる

便秘対策を考える上でもっとも重要なのが食事です。でも、「なにを、どう食べたらいい?」というお話をする前に、便秘のタイプによって注意してほしいことがあります。たとえば、弛緩性便秘と直腸性便秘は、腸を刺激して大腸のぜん動運動をより活発にする食事をとることが大切です。

一方、けいれん性便秘は腸への刺激が強いと逆効果なので、腸への刺激を抑えて、緊張をとる食事を考えることが大事です。熱すぎるものや酸っぱいもの、冷たいもの、辛いものなどは腸への刺激が強いので、弛緩性便秘と直腸性便秘の場合でもたくさんとりすぎないようにしましょう。

また、便秘解消には便の量を増やす食物繊維と水分をとることが大切ですが、けいれん性便秘の人はとり方にも注意が必要です。食物繊維には、水に溶けない「不溶性」と水に溶ける「水溶性」の2種類があります。「不溶性」は腸へ負担がかかるので、けいれん性便秘の人は「不溶性」は控えめにします。

便秘タイプ別 食事方法

弛緩性便秘

腸の動きを活性化させ、排泄を促すのがポイント。

腸に刺激を与える
  • 冷たい水か牛乳を起きぬけに飲む
  • 梅干しのクエン酸や酢の物、にんにく、カレーやわさび、こしょうなどの香辛料を適度に利用する
  • 食物繊維と水をたっぷりとる
適量のアルコールはOK
  • ビールは炭酸ガスが腸を刺激。適量なら効果的
リズムを取り戻す
  • 3度の食事をきちんととる

直腸性便秘

腸から大脳への信号が伝わるようにする。

朝の便意を呼び戻す
朝1杯の水と朝食をしっかりとる
便の量を増やして柔らかくする
食物繊維と水をたっぷりとる

けいれんせい便秘

腸が過敏になっているので、腸への負担をかけず、スムーズな排便をめざす食事にする。

腸のけいれんを抑える
腸を刺激しないものを食べる
便の量を増やして柔らかくする
水溶性の食物繊維と水分を多くとる
腸の蠕動運動を調整
3度の食事は規則正しくとる

便秘にはやっぱり食物繊維 パワー

タイプ別の食物繊維選び

「便秘には食物繊維をとろう! 」というのは、便秘がちの人ならすでにご存じかもしれません。食物繊維とは人間の消化酵素では消化されずにカスとなって排出される成分のことです。水分を吸収してスポンジのように膨れあがるので、便のカサを増やしてやわらかくし、出やすい状態にしてくれるものです。

食物繊維の種類には、植物性と動物性のものがありますが、便秘に役立つのは植物性の食物繊維です。その中には水に溶けない「不溶性」と、水に溶ける「水溶性」があります。植物性の不溶性食物繊維には、セルロースやヘミセルロース、不溶性ペクチンなどがあり、葉ものの野菜や根菜、いも類、豆類、穀また、切り干し大根やかんぴょうなどのう乾物、木の実にも含まれます。

水に溶けないまま水分を吸収してカサを増し、大腸を刺激して、ぜん動運動を活発にする働きがあります。弛緩性便秘や直腸性便秘の人はまさにたっぶりとってほしい繊維ですが、けいれん性便秘の人は強い刺激を避けるためとり過ぎに注意しましょう。

「便秘にいいって聞いて、ごぼうやれんこんサラダをたくさん食べたら、おなかが痛くなって困った」という経験をした方は、おそらくけいれん性便秘の人かもしれませんね。ただ、けいれん性便秘の人は不溶性をとってはいけないわけでなく、量を控えめにしたり、よくかんで食べるよう心がけたり、細かく切ってやわらかく煮込むなど工夫してとれば腸への刺激が弱まるので大丈夫です。

一方、水溶性の食物繊維は腸内の善玉菌を増やし、腸内細菌のバランスを整えます。水に溶けてゼリー状になり、不溶性以上にふくらんで便のカサを増やします。腸への刺激も少なく整腸効果が高いため、けいれん性便秘の人はとくに水溶性を中心にしたメニューを考えるといいでしょう。

水溶性はどのタイプの便秘にも向く万能選手、積極的にとりましょう。水溶性食物繊維には、アルギン酸やペクチン、グルカンなどがあり、海藻類やオクラ、納豆などのねばねばした食品、きのこ類に多く含まれます。

くだもの全般、にんにく、ドライフルーツにも多く含まれます。食物繊維は便秘解消に役立つばかりでなく、よくかんで食べれば満腹感が得られ、低カロリーで肥満解消・予防に役立ちます。また、余分な糖分やコレステロールの吸収を抑制し、生活習慣病の予防にもなったり、発がん性物質を吸着して排泄する働きがあります。次ページに、食物繊維の多い食品をあげているので参考にしてください。

不溶性食物繊維、水溶性食物繊維

水溶性食物繊維の多い食材

  • のり
  • こんにゃく
  • 寒天
  • 山芋
  • 納豆
  • 杏、プルーンなどのドライフルーツ
  • りんご
  • バナナ
  • キノコ類
  • オクラ
  • モロヘイヤ

不溶性食物繊維の多い食材

  • さつまいも
  • じゃがいも
  • ごぼう
  • かんぴょう
  • たけのこ
  • かぼちゃ
  • 大根
  • 切り干し大根
  • とうもろこし
  • ほうれん草
  • にら
  • ブロッコリー

便秘を解消しよう!