イソフラボンは、体内に入ると女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た働きをすることがわかっています。エストロゲンの役割のひとつが、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐことです。
骨がスカスカになる骨租しょう症は閉経後の女性に多く見られる病気。これは、更年期以降、エストロゲンの分泌量が急激に減るためです。イソフラボンには、エストロゲンの不足を補い、骨を丈夫に保つ効果があります。骨租しょう症を防ぐため、女性は若いうちからイソフラボンを積極的にとるようにしましょう。
イライラやのぼせなど、エストロゲンの不足から起こる更年期の不快な症状も、イソフラボンをとることで改善できることがあります。また、前立腺がんや乳がんを予防し、がん細胞の増殖を防ぐ作用もあります。健康な人の必要量は1日に50mg程度。納豆なら1 パック、豆腐なら半丁ほど食べれば十分です。どちらも低カロリーの高タンパク食品ですからおすすめです。
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