特有の辛味成分に高い薬効があります。辛味成分の主体はショウガオールとジンゲロン。ともに強い殺菌力を持ち、代謝を活発にする働きがあります。また、血液中のコレステロールを減少させて動脈硬化や高血圧を予防するほか、DNA の損傷を抑えてがんを防ぐ作用もあります。たんばく質の消化吸収を助けるジンジペイン、健胃・解毒作用をもつジンギベレンなども含まれています。
繊維を細かくするほど香りと薬効が高まるので、日の細かいおろし金ですりおろすとよいでしょう。ショウガオールとジンゲロンは空気に触れると急激に減少するので、すりおろすのは食べる直前に。薬効は皮と実の境目に多いので、よく洗って皮ごと使いましょう。
肉や魚介類などと一緒にとると、たんばく質や脂肪の消化がスムーズになります。疲労回復や体力アップをはかるなら、豚肉や大豆などと組み合わせるのが正解。
エネルギーの代謝をアップさせるビタミンBlがショウガオール、ジンゲロンとともに働き、体にスタミナを与えてくれます。
ひねしょうが(赦しょうが)は表面がなめらかでかたいもの、新しょうがは肌が白く、茎の付け根が赤いものが新鮮です。湿らせた新聞紙で包み、日が当たらないところで保存。
冬の冷えには、「金時しょうが」がおすすめです。
体を中から温めてくれる上に便秘解消にも役立ちます。
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