タグ「メリット」が付けられているもの

長生きのためには肉食

  • 投稿日:
  • by

長生きのためには肉食 言ったら驚かれる人も多いと思います。健康や長寿といったキーワードに合致するのは、肉より野菜だとイメージしている人が多いはずです。

長生きのためには肉食 細胞の若返りにはコレステロールが必須

Designer(129).jpeg

長寿や健康が話題になるとき、「肉は体に悪い」と強く主張する方が増えました。しかし、これは間違いです。長生きしたければ、肉は食べなければいけません。

人間の体は60兆個もの細胞からつくられています。細胞が正常に働けるのは、それぞれの細胞が膜に包まれているからです。

ミトコンドリアもテロメアも、すべては細胞膜の内側にあります。細胞膜がなければ、秩序がなくなり、人間は人体の機能を保てなくなります。この大事な細胞膜の原料が、コレステロールです。

コレステロールとは?

コレステロールは「善玉」と「悪玉」があるといわれますが、そもそもこの愛称がコレステロールの誤解を生むもとです。コレステロールに善も悪もありません。

善玉コレステロールとは、正しくはHDLコレステロールといい、体内に蓄積したコレステロールを排出し、動脈硬化を予防する働きがあります。悪玉コレステロールは、LDL コレステロールが正式名称で、コレステロールを体内に供給する役割があります。

が、増え過ぎると血管に溜まります。これが動脈硬化の原因と一般にいわれます。動脈硬化とは、コレステロールや中性脂肪などの脂質が動脈に溜まり、動脈を硬くしたり血管を狭めたりする症状です。

この症状が進めば血管はもろくなり、詰まりやすくなって、心筋梗塞や脳卒中の直接的な原因となります。そのため、コレステロールは心筋梗塞や脳卒中を起こさせる悪玉とされ、その摂り過ぎが問題視されるのです。

しかし、ここには大事なことが見落とされています。LDLコレステロールが悪玉と化すのは、活性酸素と結びついたときです。活性酸素と結びつくと、LDL コレステロールや中性脂肪は過酸化脂質に変性します。この過酸化脂質こそが本当の悪玉なのであり、血管を傷つけ、ボロボロにするのです。

こうした成り立ちを無視して、「肉を食べると心筋梗塞や脳卒中になる」と述べるのが、「肉=健康悪」説を述べる人たちの言い分です。しかし、LDL コレステロールがなければ、丈夫な細胞膜を維持できず、体にかえって悪いのです。

近年、「コレステロール値が高いほど死亡率が低い」という大規模な研究や、「コレステロールを下げる薬を服用しても、心臓病予防効果は見られない」とする海外報告が相次いでいます。日本脂質栄養学会も「コレステロール値は高いはうが長生きする」との指針をまとめています。

世の中を見回しても、90歳を過ぎて元気な人は、肉をよく食べます。100歳を超えの現役の医師を続けている日野原重明先生も、週に2回はステーキを食べます。百寿者の方々は、そうやって丈夫な細胞を日々つくっているのです。

週に3 回はステーキを食べます。そのときには、たっぷりの野菜サラダもよく噛んでいただきます。活性酸素の害を消すため、お肉と一緒にフィトケミカルをたくさん摂るようにしているのです。

また、「肉を食べると腸内で腐敗し、有害物質を発生させるからよくない」という人もいます。たしかに、肉を食べ過ぎると腸内バランスが崩れて大腸菌が増えてしまいますし、結果、免疫力も低下します。

しかし、腸内バランスを崩すほど食べ過ぎなければ大丈夫です。週3回確度ならば問題ありませんし、そのときには色とりどりの野菜を一緒に食べれば、活性酸素を増やす心配もなくなります。

コレステロールは、男性ホルモンの原料にもなります。男性もコレステロール値が減ると更年期障害になります。50歳を過ぎた男性はとくに肉を適度に食べ、男性力を高めておくことが大事なのです。

お肉を食べるときは、青汁がおすすめです。

長生きするための食事において、肉食が重要であるかどうかは、一概には言えません。長生きと健康を保つための食事には様々な要素が関係しています。肉食が健康に与える影響と、長生きに必要な食事のバランスについて考えてみましょう。

肉食の利点

  1. 高品質なタンパク質

    • タンパク質の供給: 肉は高品質なタンパク質を豊富に含んでおり、体の組織や筋肉を維持するために重要です。
  2. ビタミンとミネラル

    • 栄養素の供給: 肉にはビタミンB12、鉄分、亜鉛など、体に必要な栄養素が含まれています。これらはエネルギーの生成や免疫機能の維持に役立ちます。
  3. 筋肉の健康

    • 筋肉維持: 筋肉量を維持するためには、適切な量のタンパク質が必要です。特に高齢者にとって、筋肉の健康は重要です。

肉食の注意点

  1. 飽和脂肪とコレステロール

    • 心血管リスク: 一部の肉、特に加工肉や脂肪の多い部位は、飽和脂肪やコレステロールを多く含み、心血管疾患のリスクを高める可能性があります。
  2. 癌リスク

    • リスクの関連: 赤身肉や加工肉の過剰摂取は、一部の研究で癌リスクの増加と関連しています。適度な摂取が推奨されます。
  3. バランスの重要性

    • 食事のバランス: 肉だけに偏る食事は、必要な栄養素が不足する可能性があります。果物、野菜、全粒穀物などをバランスよく摂取することが重要です。

長生きのための食事のバランス

  1. 多様な栄養素の摂取

    • バランスの良い食事: タンパク質だけでなく、ビタミン、ミネラル、食物繊維を含む食事が重要です。肉だけでなく、野菜、果物、全粒穀物、豆類も積極的に摂取しましょう。
  2. 植物性食品の導入

    • 健康的な食事: 植物性食品(野菜、果物、ナッツ、豆類など)には、抗酸化物質や食物繊維が豊富に含まれており、健康維持に役立ちます。
  3. 適度な摂取と運動

    • 生活習慣: 健康的な食事と並んで、適度な運動やストレス管理も長生きには重要です。規則正しい生活習慣を心がけましょう。

まとめ

肉食は、タンパク質や特定の栄養素を供給する上で重要ですが、長生きにはバランスの取れた食事が不可欠です。肉を適量に摂取し、野菜や果物、全粒穀物なども積極的に取り入れることが、健康を維持し長生きするために大切です。また、適度な運動や良好な生活習慣も合わせて心がけることが重要です。